復讐モノ

【壊職代行】6話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
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【壊職代行】第6話をネタバレありで解説する

新入社員として会社に潜入した静香が、社長の間々田に「無能」と言い放った衝撃のラストから続く第6話。ここから、諸悪の根源である彼を社会的に、そして精神的に抹殺するための、壮絶な「壊職」計画が本格的に始動します。

暴かれる学歴コンプレックス

「無能な経営者」という、最も言われたくない言葉を突きつけられた間々田 。彼は怒りに震えますが、相手が出資者の孫であるため、手出しができません 。静香は、そんな彼の動揺を見逃さず、さらに追い打ちをかけます。

彼女は全社員の前で、「間々田社長のお父さんもお兄さんも弟さんもみんな東大卒の官僚なんです!」と間々田一族を持ち上げるそぶりを見せます 。そして、一呼吸おいてから、満面の笑みでこう続けました。「でも社長だけFラン大学出身なんですよ!!」

エリート一家の中で、自分だけが落ちこぼれであるという事実は、間々田にとって最大のコンプレックスでした。静香は、その古傷をえぐるように「すごい決意ですよね!!!」と称賛し、さらに「ちなみに私はハーバード大卒なんですけど」と付け加えることで、彼のプライドを完膚なきまでに破壊します

セクハラ捏造と屈辱の公開謝罪

精神的に追い詰められた間々田が、無意識に静香の肩に手を置いたその瞬間、静香は待っていましたとばかりに「完全にセクハラですよ!!」と大声で叫びます 。動揺する間々田に対し、「謝罪の基本ですよ!?」と詰め寄り、出資者である祖父に報告することをちらつかせ、全社員の前での公開謝罪を強要しました

屈辱に耐えながら「申し訳…ございませんでした…」と頭を下げる間々田 。静香はそれを受け入れるふりをしながらも、「ただ社長…オジサン臭がキツイです」「スメハラで訴えないといけなくなるので気をつけてくださいね」と、彼の人間性をも否定する言葉を浴びせ、精神的に徹底的に追い詰めていくのです

下剤入りコーヒーと地獄の電車移動

静香の非情な計画は、まだ序の口でした。取引先へ向かう途中、彼女は「経費削減のため」と称して電車での移動を提案します 。実は、彼女は間々田が出発前にいつも飲む缶コーヒーに、あらかじめ強力な下剤を仕掛けていたのです 。

電車が走り出すと、下剤の効果はてきめんでした。間々田は、脂汗を流しながら猛烈な腹痛に耐えますが、無情にも電車は次の駅まで20分も停まらない快速急行 。まさに地獄のような状況の中、壊職代行のメンバーがチンピラを装って車両に乗り込んできます。

公衆の面前での大失態とSNS炎上

チンピラたちは、計画通りに静香に絡み始めます。しかし、腹痛が限界に達していた間々田は、彼女を助けるどころか、その場から逃げようとしてしまいました 。見捨てられた静香(を演じるチンピラたち)は、今度は間々田に矛先を向け、彼を激しく揺さぶるなどの挑発行為を繰り返します。

そして、ついに我慢の限界を超えた間々田は、乗客が見守る公衆の面前で脱糞するという、社会人として、いや人間として最大級の屈辱を味わうことになったのです 。

この醜態の一部始終は、もちろん壊職代行のメンバーによって撮影されていました 。瞬く間に「○○駅でクソ漏らしオジサン現るwwwwwww」というタイトルでSNSに拡散され、「#フマホーム社長脱糞」というハッシュタグがトレンド入りするほどの大炎上となりました 。

反撃の罠「偽りのスキャンダル」

会社に戻った間々田は、屈辱と怒りで我を忘れます。「出資者の孫とか関係ねえ!」「あのクソアマぶっ潰してやる!!」と、静香への復讐を固く誓いました

すると、まるでそのタイミングを計ったかのように、彼のもとに「火室静香のスキャンダル」と題された一本の情報が届きます 。それは、彼女の輝かしい経歴を覆すような、衝撃的な内容でした

「待ってろよクソアマ…お前にも死ぬほどの屈辱を与えてやる!!!」

復讐のチャンスを得たと信じ、不気味な笑みを浮かべる間々田。しかし、それは彼をさらなる地獄の底へと誘う、壊職代行が仕掛けた巧妙な罠に他なりませんでした。

まとめ【壊職代行】第6話を読んだ感想

第6話は、これまでの復讐劇とは一線を画す、人間の尊厳を根底から破壊するような、えげつなくも巧妙な「壊職」が描かれ、読んでいて何度も息をのみました。ラスボスである間々田社長を破滅させるための手口は、まさに悪魔の所業そのものです。

彼の最大の弱点である「学歴コンプレックス」を全社員の前で暴き、プライドを粉々にする精神攻撃。そして、「下剤入りコーヒー」からの「電車内での脱糞」というコンボは、もはやギャグのようにすら見えますが、やっていることは人間の尊厳を社会的に抹殺する、この上なく陰湿な行為です。この常軌を逸した発想に、作者の狂気と才能を感じずにはいられません。

これまでのターゲットとは違い、屈辱をバネに反撃の炎を燃やす間々田社長。しかし、その怒りや行動すらも、すべて壊職代行の計算通りであるという展開には、ただただ戦慄しました。彼が掴んだ「静香のスキャンダル」という反撃の糸口が、実はさらなる地獄への一本道であるという皮肉。一体この先、どんな屈辱が彼を待ち受けているのか、結末が全く読めず、次回の配信が待ちきれません。

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ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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