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【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】23話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】23話をネタバレありで解説する

第22話で、白蘭(びゃくらん)は1ヶ月もの遠征へと旅立ち、岩子(いわこ)は彼が無事に戻り、そして彼の呪いを解く手がかりを見つけるため、神の乙女の力についてもっと知ろうと決意しました。第23話では、白蘭の留守中に神々の文献を調べる岩子と、そんな彼女の元へまたしても災厄をもたらそうとする咲子(さきこ)の姿が描かれます。

白蘭のために、神々の知識を求めて

白蘭が遠征に旅立った後、岩子は「白蘭様がお戻りになるまでに自分を成長させよう」「白蘭様の呪いを解くために神の乙女のことをもっと知らなければならない」と決意を固めます。そして、白蘭が戻った時に彼に恥じない自分で出迎えられるようにと、屋敷の書庫で神々に関する古い文献を調べることにしました。

キネや護衛の犬目(いぬめ)の協力を得て、岩子は少しずつでも自分にできる精一杯のことをしようと努力を始めます。その真摯な姿は、これまでの彼女からは想像もつかないほど前向きなものでした。

咲子の再来、新たな策略の影

そんな穏やかな日々は長く続きませんでした。白蘭の屋敷に、またしても咲子が訪ねてきたのです。犬目が応対に出ますが、咲子は「白蘭様にお話がある」と言い、強引に二人きりになろうとします。岩子は「私が応対します!」と毅然と対応しようとしますが、咲子は白蘭の部屋へ勝手に入り込んでしまうのでした。

部屋の中で自分のリボンを見つけたと嘯く咲子。「佐久間様の使用人から聞いたのだけど…お姉様ってまだ体が岩だらけなのでしょう?」「きっと白蘭様は抱けない姉の代わりに私を求めてこられたの」と、またしても岩子を貶める言葉を口にします。

咲子の衝撃告白、岩子の絶望

そして咲子は、岩子の心を打ち砕く衝撃的な嘘を告げるのです。「ごめんなさいお姉様…私白蘭様とは何度も肌を重ねている仲なの」「月のものが遅れているのは…そのせいね…」と。あたかも白蘭の子を身ごもったかのように振る舞い、「私が白蘭様の子を孕んでいたら離縁してくれますわよね?岩子お姉様」と、岩子に離婚を迫るのでした。

その言葉に、岩子は「咲子さんが白蘭様の子を…!?」と、激しい衝撃と絶望に襲われるのでした。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】第23話を読んだ感想まとめ

第23話は、白蘭様のために健気に努力する岩子ちゃんの姿に心温まったのも束の間、またしても咲子ちゃんの悪意によって絶望の淵に突き落とされるという、ジェットコースターのような展開でした。

白蘭様がいない間も、彼の呪いを解くために一生懸命文献を調べる岩子ちゃん、本当に偉いですよね。「白蘭様がお戻りになるまでに自分を成長させよう」という決意からは、彼女の強い愛情と芯の強さが感じられて、心から応援したくなりました。キネさんや犬目さんが協力してくれるのも、岩子ちゃんの人柄故でしょう。

しかし、そんな穏やかな日々をぶち壊しに来た咲子ちゃん!本当にどこまで性悪なのでしょうか。「抱けない姉の代わりに私を求めてこられたの」なんて、よくもまあそんな嘘八百を並べられるものです。そして、極めつけは「月のものが遅れているのは…そのせいね…」という衝撃的な嘘!白蘭様の子を身ごもったかのように見せかけて岩子ちゃんを騙し、離婚させようとするなんて、その策略はあまりにも卑劣で、読んでいて怒りがこみ上げてきました。

白蘭様が1ヶ月もいない間に、こんな嘘を信じ込まされてしまったら、岩子ちゃんはどれほど傷つき、絶望してしまうことでしょう。ただでさえ誤解やすれ違いが多い二人なのに、これ以上試練を与えないでほしいと、心から願ってしまいます。

咲子ちゃんの嘘がいつか必ず暴かれることを信じていますが、それまでの間、岩子ちゃんがどうなってしまうのか、そして帰ってきた白蘭様がこの状況をどう打開するのか、ハラハラしながら次回の展開を待ちたいと思います。

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ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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