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【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】22話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】22話をネタバレありで解説する

第21話で、佐久間邸から無事に救出された岩子(いわこ)は、白蘭(びゃくらん)への想いを自覚し、彼に触れられたいという抑えきれない衝動に駆られました。しかし、その感情を表に出すことができず、二人の間には微妙な空気が流れます。第22話では、そんな岩子の葛藤と、白蘭に下された非情な命令、そして束の間の別れが描かれます。

岩子の葛藤と白蘭の誤解

白蘭に「顔が赤いが」と心配された岩子は、「薬は自分で塗れますので…どうかお部屋にお戻りください」と、彼を遠ざけようとします。「この顔を見られたらバレてしまう 私が淫らな女だと…!」と、自身の感情に戸惑い、白蘭に嫌われることを恐れる岩子。そんな彼女の様子を、白蘭は「すまない!怖がらせたようだな」「俺に触れられたくないのならば安心しろ それだけが俺の望みだ たとえ触れられぬとも俺の側にいてくれればいい」と誤解してしまうのでした。

すれ違う二人の想い。岩子は「なんてことをしてしまったの?このままじゃダメ!誤解を解かないと!」と焦りますが、その機会はすぐに訪れませんでした。

非情な遠征命令と、早坂の気遣い

白蘭の元へ、早坂大佐が訪れます。「君に1ヶ月の遠征命令が出ています 帝国軍が管理する離島での戦闘になるでしょう」「呪いを解くことがこの戦争を終わらせる鍵になると上層部はお考えです」と、非情な命令を伝える早坂。白蘭が20歳を迎えるまで残り2ヶ月しかない中での、1ヶ月もの遠征命令は、岩子にとってあまりにも過酷なものでした。

しかし、早坂は「一つ条件がございます 黒峰くんが留守の間 ここで彼女たちを護衛しなさい」「ご自分の命よりも精一杯務めを果たします!」と、部下たちに岩子とキネの護衛を命じ、白蘭を安心させようとします。その気遣いに、岩子は「私たちの心配をされるなんて…」と、彼の優しさに触れるのでした。

岩子のお守りと、束の間の別れ

翌日、白蘭は遠征へと旅立ちます。部下たちが「命をかけてお二人をお守りします!」と力強く宣言する中、岩子は白蘭に手作りの犬のお守りを差し出します。「一夜でほったので上手くはございませんが…私に付与されたイワナガヒメ様の力が白蘭様を守ってくれるよう祈りを込めていました」「どうか戦場で私の代わりに…お側に置いてもらえませんでしょうか」と、はにかみながら手渡す岩子。白蘭は「ああ そうさせてもらおう」と、そのお守りを優しく受け取るのでした。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】第22話を読んだ感想まとめ

第22話は、岩子ちゃんと白蘭様のすれ違いがもどかしくも、お互いを想い合う気持ちが伝わってきて、胸がキュンとなる回でした。白蘭様に嫌われたくない一心で、つい彼を遠ざけてしまう岩子ちゃんの気持ち、すごくよく分かります。でも、それを「怖がらせた」「触れられたくないのか」と誤解してしまう白蘭様も、切ないですよね…。早く誤解が解けてほしいと、やきもきしてしまいました。

そんな中での、まさかの1ヶ月間の遠征命令!白蘭様の命の期限が迫っているのに、そんな長期間離ればなれになるなんて、あまりにも酷です。上層部の考えも分からなくはないですが、もう少し何とかならなかったのでしょうか…。

でも、早坂大佐の気遣いには救われましたね。部下たちに岩子ちゃんたちの護衛を命じるなんて、本当に優しい上官です。彼の存在が、この物語の数少ない良心の一つだと感じます。

そして、岩子ちゃん手作りのお守り!不器用ながらも一生懸命作ったであろうお守りに、白蘭様への愛情と無事を祈る気持ちが込められていて、本当に感動しました。「私の代わりに…お側に置いてもらえませんでしょうか」なんて、健気すぎます!白蘭様がそれを優しく受け取るシーンは、言葉は少なくとも、二人の心の繋がりを感じさせてくれる素敵な場面でした。

1ヶ月後、二人が無事に再会できるのか、そして白蘭様の呪いはどうなるのか、ますます目が離せない展開です。どうか二人とも無事でいてほしいと、心から願っています。

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ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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