【純白のウエディングドレスで復讐を】11話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【純白のウエディングドレスで復讐を】11話をネタバレありで解説する
前回、陸と愛実の許しがたい裏切り行為の証拠を掴み、復讐への決意を新たにした紗季と透。第11話では、いよいよ二人が練り上げた復讐計画の序章が幕を開け、愛実が徐々に追い詰められていく様子が描かれます。
復讐計画、始動:透の失踪と愛実の焦り
「十分な証拠も集まったし 次の作戦を考えましょう」。紗季と透は数日にわたり何度も相談を重ね、周到な計画を練り上げました。その計画の第一歩は、透が愛実の前から突然姿を消すこと。「竹之内さんが姿をくらませば愛実さんは必ず陸を頼ります あとは私に任せてください」と紗季は自信を見せます。
そして2週間後、計画は実行に移されます。いつものように「透 朝ご飯できたー?」と甘えた声を出す愛実が目にしたのは、テーブルの上に置かれた一枚のメモでした。
「朝ご飯の買い出し もうその部屋には帰らない 婚約は解消しよう 月末までに出て行ってくれ」
突然の出来事に「はあッ!? 何それ意味わかんないっ・・・」と愛実は激しく動揺します。透に電話をかけようとしても「おかけになった電話番号へのお繋ぎはできません」という無情なアナウンスが流れるだけ。さらに、記念日に出す予定だった婚姻届までもが部屋から消えていたことに気づき、愛実の焦りは頂点に達します。
行き場のない焦燥:透の実家、そして陸へ
パニックに陥った愛実は、藁にもすがる思いで透の実家を訪ねます。「あのぉ…透さん来てたりしませんか?」と尋ねる愛実に、透の母親は「あら愛実さん」「昨日ちょっとケンカしちゃったんですけど 朝から連絡がつかなくて~」という愛実の取り繕った言葉にも、「家にはいないわ もし来たらそちらへ帰るよう言っておきます」と冷たくあしらいます。愛実が去った後、「相変わらず感じ悪~」と呟く透の母親の言葉からは、元々愛実に対する印象が良くなかったことがうかがえます。
実家にも透の姿はなく、完全に手詰まりとなった愛実が次に頼ったのは、やはり陸でした。
狙い通りの展開:紗季の家に誘い込まれる愛実
「陸っ 今すぐ来てぇ~~~!!」と半狂乱で電話をかけてくる愛実に対し、陸は「今日はマズいんだよ」と煮え切らない態度。愛実が「急に透が出て行っちゃったのぉ」「婚約も解消するとか言い出してもうワケわかんないよ~~~」と泣きつくと、陸は「DV野郎と別れられていいじゃんっ」と、どこかずれた慰めを口にします。愛実が「紗季さんに気ぃ遣ってんの? 愛実よりあの野郎…ッ紗季さんが大事!?」とヒステリックに叫ぶと、陸は何かを察したのか、電話の相手が紗季だと気づきます。
その時、紗季は陸の隣にいました。陸が「あっうん…なんかちょっと大変みたいで」と紗季に説明すると、紗季は計画通り、「もしよかったら愛実さんに来ていただいたら?」と提案します。そして陸は、「愛実さえよければ家に来ないかって紗季が」と愛実に伝え、まんまと愛実を紗季の自宅へとおびき出すことに成功するのでした。「透とは週明けに会社で会えるし とりあえずあの女いたぶってストレス発散する」と、愛実は紗季への憎しみを燃やしながら、その誘いに乗るのでした。
紗季と透の仕掛けた罠に、愛実は気づかぬうちにはまっていく…。復讐の舞台は整いました。次回、紗季の家で一体何が繰り広げられるのでしょうか。
まとめ【純白のウエディングドレスで復讐を】11話を読んだ感想
第11話は、いよいよ紗季と透の復讐計画が具体的に動き出し、読んでいるこちらも手に汗握る展開でした。透が愛実の前から姿を消すという作戦は見事で、パニックに陥り、徐々に追い詰められていく愛実の姿には、正直「いい気味だ」と思ってしまいました。特に、透の実家での母親の冷静かつ冷たい対応は、愛実のこれまでの行いを考えると当然の報いだと感じます。
そして、紗季が陸をうまく誘導し、愛実を自宅におびき寄せるシーンは、彼女の計画性と覚悟が感じられて非常に痛快でした。陸の相変わらずの優柔不断っぷりと、愛実の「あの女いたぶってストレス発散する」という性悪な本性も健在で、彼らがこれからどんな目に遭うのかと思うと、期待が高まります。
この第11話で印象的だったのは、紗季と透の連携プレーの見事さです。直接顔を合わせずとも、お互いの役割を理解し、計画を着実に進めていく様子は、二人の信頼関係の深さを物語っています。
いよいよ次の話で、紗季の家という舞台で、愛実と陸に対する直接的な復讐が始まるのかと思うと、今から待ちきれません。どんな証拠を突きつけ、二人をどれだけ追い詰めていくのか。そして、愛実はどんな反応を見せるのか。物語の大きな山場が近づいていることを感じさせる、非常に引きの強い回でした。
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