2025.05.28

【純白のウエディングドレスで復讐を】2話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

Contents

【純白のウエディングドレスで復讐を】２話をネタバレありで解説する
- 既読スルーの絶望：繋がらない想いと焦り
- まとめ【純白のウエディングドレスで復讐を】２話を読んだ感想

【純白のウエディングドレスで復讐を】２話をネタバレありで解説する

前回、愛する婚約者・陸からの衝撃的なメッセージで、自身のウエディングドレスが彼の元カノ・愛実に貸し出されたことを知った紗季。その絶望的な状況から、第2話は紗季の混乱と焦燥が渦巻く場面で幕を開けます。

既読スルーの絶望：繋がらない想いと焦り

「…………は？」「貸した!!」スマートフォンに表示された陸からの無慈悲な言葉を、紗季は何度も見返します。信じられない、信じたくない。しかし、そのメッセージは冷酷な現実を突きつけてきます。どういうことなのか、なぜそんなことをしたのか、問い詰めたくても、紗季が送るメッセージは無情にも既読にすらなりません 。電話をかけても、呼び出し音の後にプツリと切られてしまう始末。紗季の心は、不安と怒りで張り裂けんばかりです。

もし本当に愛実が自分のドレスを着て結婚式を挙げるつもりなら、一刻も早く取り返しに行かなければ。しかし、紗季は肝心なこと、つまり愛実がどこの式場で式を挙げるのかを聞いていませんでした 。どうすればいいのか、途方に暮れる紗季。その時、彼女はスマートフォンのあるアプリの存在を思い出します。

一縷の望み：GPSが示す裏切りの場所

「こうなったら……奥の手だ!!!!」。紗季が最後の望みを託したのは、「LOVE GPS」という名のアプリ。おそらくは恋人同士で位置情報を共有するためのものでしょう。それを使って陸の現在地を検索すると、「セント・フラワーチャペル」という場所がヒットします。これだ！紗季はすぐさまタクシーを拾い、運転手にチャペルの名前を告げ、現場へと急行するのでした。

対峙の瞬間：悪夢か現実か

息を切らして式場の控え室にたどり着いた紗季。ガチャリと扉を開けると、そこには目を疑う光景が広がっていました。自分の純白のウエディングドレスを身にまとった愛実と、その傍らには婚約者であるはずの陸の姿が。紗季は震える声で問いかけます。

「どうしてこんなことになっちゃったの……？」「どうしてこの人が私の大事なドレスを着てるのかって聞いてるの！」

紗季の悲痛な叫びに対し、愛実は悪びれる様子もなく、むしろ挑発するかのように言い放ちます。「え～？ だって自慢になるじゃんオーダーメイドのリメイクドレス♡」

その言葉は、紗季の心をさらに深く切り裂きました。この人たちには、自分の気持ちなど微塵も通じないのだと。

#### 開き直る心ない言葉と、新たな人物の登場

愛実の暴言は止まりません。「ってか 年下のクセにオーダーメイドとか生意気～」「どうせ中古品なんだから私が先に着たって別によくない？」と、紗季の大切なドレスと、そのドレスに込められた想いを徹底的に踏みにじります。紗季は「ふざけるのもいい加減にしてッそれはっ闘病中の母が昔着たものだからっ」と声を荒げますが、愛実には全く響きません。陸はただ「さっ紗季！とりあえず落ち着いて……」と、うろたえるばかりで、紗季の怒りも悲しみも受け止めようとはしません。

まさにその時、控え室の扉が開き、一人の男性が入ってきました。「愛実どうかした？」。その声の主こそ、愛実の結婚相手である竹之内透でした。紗季は、この新たな登場人物の出現に、一瞬息をのみます。修羅場と化した控え室で、事態はさらに複雑な様相を呈していくのでしょうか。そして紗季は、この絶望的な状況から、いかにして反撃の糸口を見つけ出すのか。物語は、新たな局面へと動き出します。

まとめ【純白のウエディングドレスで復讐を】２話を読んだ感想

第2話も、息つく暇もないほどの衝撃的な展開の連続でした。まず、紗季がGPSで陸の居場所を突き止めて式場に乗り込むまでの焦燥感と怒りがひしひしと伝わってきて、読んでいるこちらも手に汗握る思いでした。そして、ついに控え室で対峙するシーン…愛実の開き直った態度は、1話のラスト以上に腹立たしかったです。

特に「年下のクセに生意気～」「どうせ中古品なんだから」というセリフは、彼女の人間性を疑うと同時に、紗季の大切なものをここまで平気で踏みにじれるものかと、一種の恐怖すら感じました。陸の優柔不断で無責任な態度も、紗季の怒りをさらに増幅させているように見え、読んでいて本当にイライラさせられます。

そんな絶望的な状況の中で、最後に登場した愛実の婚約者・透。彼の出現が、この膠着した状況にどんな変化をもたらすのか、一筋の光となるのか、それともさらなる混乱を招くのか…。彼の第一印象はまだ掴めませんが、少なくとも紗季にとっては、現状を打破するためのキーパーソンになる可能性を秘めているように感じました。

物語のテーマとして、裏切りや人間の醜さといったものが色濃く描かれていますが、同時に、絶望的な状況でも諦めずに真実を突き止めようとする紗季の行動力には、かすかながらも強さを感じます。この先、彼女がどうやってこの悪夢のような状況から立ち上がり、復讐を遂げていくのか、そして透という存在がどう関わってくるのか、ますます目が離せなくなりました。

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