【純白のウエディングドレスで復讐を】25話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【純白のウエディングドレスで復讐を】25話をネタバレありで解説する
前回、紗季からの誘いで、週末に二人で出かけることになった紗季と透。第25話は、紗季が透と共に向かった大切な場所と、そこで語られる彼女の想い、そしてそれを受け止める透の優しさが描かれます。
週末の約束:母の元へ
「おはようございます」と待ち合わせ場所に現れた透に、紗季は「今日はよろしくお願いします」と改めて感謝を伝えます。二人が向かった先は、紗季の母親が入院している「まりがんセンター」でした。そう、紗季が週末に透について来てほしかった場所とは、母親のお見舞いだったのです。その道中、愛実が「なんで休日まで!?」「他人の男連れてどこ行く気だよ!」と、車で二人を尾行しているとも知らずに…。
母への報告と、気丈な振る舞い
母親の病室を訪れた紗季は、「ごめんねなかなか来られなくって」「でも前来た時より顔色がよさそうで安心したよ」と、久しぶりの再会を喜びます。そして、意を決したように「お母さん 今日は話があるんだけどさ」と切り出し、陸との婚約が破談になったこと、そしてお母さんから借りたドレスが手違いでボロボロになってしまったことを、涙をこらえながら報告するのでした。「泣いちゃダメっ お母さんに心配かけちゃう……泣くな私」と、必死に気丈に振る舞おうとする紗季。
そんな紗季に対し、母親は優しく「きっとつらいことがたくさんあったのよね」「つらいことなんて全然なかったよ」「私 強いから」と、娘の強がりを全てお見通しかのように言います。そして、「結婚式は必ずやるから その時までに病気治しておいてよね 約束だよ?」という紗季の言葉に、「ううん お母さんには謝らなくていいのよ」と、深い愛情で紗季を包み込むのでした。
透の前で見せる涙:本当の気持ち
母親の前では涙を見せまいと必死だった紗季ですが、病室を出て透の前に来た途端、堪えていた感情が溢れ出し、「なんでこんなことにっ・・・・・・」と涙を流してしまいます。「お母さんのドレスを着た私を見て・・・・・・安心してほしかった・・・」と、本当は母親に晴れ姿を見せたかったという本心を吐露する紗季。
「すみませんこんなところ見せちゃって」「一人で来る勇気がなかったんですけど だからって竹之内さんにご迷惑かけちゃいけませんよね」と謝る紗季に対し、透は「いや俺は」と、何かを伝えようとします。
優しさの意味:俺は…
果たして、透が紗季に伝えようとした言葉とは何だったのでしょうか。そして、母親への報告を終えた紗季の心境は。二人の関係は、この出来事を経て、また少しずつ変化していくのかもしれません。愛実の影が迫る中、二人の未来はどうなるのでしょうか。
まとめ【純白のウエディングドレスで復讐を】25話を読んだ感想
第25話は、紗季の母親への想いと、それを見守る透の優しさが胸に響く、とても切なくて温かい回でした。母親の前では気丈に振る舞い、決して涙を見せまいとする紗季の姿には、彼女の芯の強さと、母親を深く愛する気持ちが痛いほど伝わってきました。「結婚式は必ずやるから、病気治してね」という言葉は、母親を励ますと同時に、自分自身にも言い聞かせているかのようでした。
そして、そんな紗季の母親の言葉「お母さんには謝らなくていいのよ」というセリフには、娘を思う母の無償の愛を感じ、涙腺が緩みました。この親子関係の温かさが、紗季の心の支えになっているのだと感じます。
透の前でようやく感情を抑えきれずに涙を流す紗季の姿も、非常に印象的でした。これまで気丈に振る舞ってきた彼女が、初めて弱さを見せられた相手が透だったということ。それは、二人の間に確かな信頼関係が築かれている証拠でしょう。「一人で来る勇気がなかった」という紗季の言葉は、透の存在が彼女にとってどれほど大きなものになっているかを物語っています。
最後のコマで、透が紗季に何かを伝えようとするシーンで終わりましたが、彼がどんな言葉をかけるのか、非常に気になります。そして、そんな二人を尾行する愛実の存在が、この穏やかな時間に不穏な影を落としていて、今後の展開から目が離せません。この25話は、登場人物たちの繊細な感情の揺れ動きが丁寧に描かれており、物語に深みを与えていると感じました。
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