【純白のウエディングドレスで復讐を】29話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【純白のウエディングドレスで復讐を】29話をネタバレありで解説する

前回、愛実によるSNSでの陰湿な誹謗中傷が始まり、紗季が新たな窮地に立たされた第28話。第29話は、その被害がさらに拡大し、追い詰められた紗季が意外な人物に助けを求めるまでが描かれます。

拡散するデマと、会社への実害

上司からSNSでの誹謗中傷について事情を聞かれた紗季は、「ここに書かれていることは事実無根です」と説明します 。上司は「事情はわかった」「会社としてもなんらかの対応を取る必要がある」と理解を示しつつも、デマが拡散し、会社にまで迷惑が及んでいる状況に懸念を示します 。紗季は「プライベートの一件で会社に御迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し、悔しさを噛みしめるのでした 。

エスカレートする嫌がらせ：非通知電話と卑猥な書き込み

会社での対応を終えた紗季を、さらなる悪夢が襲います。非通知の電話がかかってきて、「庄野紗季さん？」と名指しされたかと思うと、すぐに切れるという不気味な出来事が。そして、SNSの投稿はさらにエスカレートし、「庄野紗季はマジ誰にでも開くからタダでヤりたい人は090-123XXXX」と、紗季の電話番号らしきものが無断で公開されてしまったのです 。その結果、紗季の元には「俺の×××も触ってよ」といった、卑猥で下劣な非通知電話が次々とかかってくるようになります 。

葛藤と決断：頼るべき相手は…

「どうしてここまでひどいことができるの…？」と、紗季は愛実の底知れぬ悪意に戦慄します。この状況を透に相談すべきか悩みますが、「今のこの状況を知ったら竹之内さんがまた自分を責めてしまう…」「でも大事にするとまた会社に迷惑をかけかねないし」と、一人で抱え込もうとします。しかし、これ以上何かをばら撒かれる前に愛実と連絡を取りたいと考えた紗季は、愛実の連絡先を知っているであろう人物に電話をかける決意をします。

その相手は、なんと元婚約者の陸でした。「もしもし 陸？久しぶり」と、紗季は複雑な思いを抱えながらも、彼に助けを求めるのでした。

果たして、陸は紗季の助けとなるのでしょうか。そして、愛実の暴走を止める手立てはあるのか。物語は、息もつかせぬ展開で次へと続きます。

まとめ【純白のウエディングドレスで復讐を】29話を読んだ感想

第29話は、愛実の嫌がらせがさらにエスカレートし、もはや犯罪の領域に達していることに、強い憤りと恐怖を感じました。SNSでの誹謗中傷に加え、個人情報である電話番号まで晒すとは、常軌を逸しています。紗季にかかってくる卑猥な電話の内容も、あまりに下劣で気分が悪くなりました。

会社の上司が紗季の事情を理解し、会社として対応を考えてくれる姿勢を見せたことは、唯一の救いでしたね。しかし、それでも紗季が負わなければならない精神的なダメージは計り知れません。

そんな中で、紗季が透に心配をかけまいと一人で解決しようとし、最終的に元婚約者の陸に連絡を取るという展開は、非常に意外であり、彼女の切羽詰まった状況が伝わってきました。あれだけの裏切りをされた相手に頼らざるを得ないというのは、どれほど屈辱的で辛いことでしょう。

この第29話で、愛実の異常な執念と、それによって紗季がどれほど追い詰められているかが鮮明に描かれました。陸が果たして紗季の助けとなるのか、それとも新たな火種を生むことになるのか、全く予想ができません。そして、この状況を知った時、透がどんな行動に出るのかも気になります。物語はますます複雑な様相を呈してきており、次回の展開から目が離せません。

◁前の記事はこちらから

あわせて読みたい

【純白のウエディングドレスで復讐を】28話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

▷次の記事はこちらから

あわせて読みたい

【純白のウエディングドレスで復讐を】30話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

コマさん（koma）

野生のライトノベル作家

X

社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》