【純白のウエディングドレスで復讐を】31話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【純白のウエディングドレスで復讐を】31話をネタバレありで解説する
前回、愛実の画策により、紗季の個人情報がネットに晒され、卑劣な嫌がらせに苦しむ紗季。透に心配をかけまいと一人で抱え込んでいた彼女でしたが、ついに元婚約者の陸に助けを求めるという意外な行動に出ました。第31話は、その陸の常軌を逸した行動と、紗季のさらなる恐怖が描かれます。
忍び寄る恐怖:自宅前に現れた人影
透に家まで送ってもらった紗季は、「上手くごまかせてたらいいんだけど・・・・・・」と、愛実からの嫌がらせの件を隠していることに罪悪感を覚えつつも、一人で悩みを抱え込みます。拡散された情報は完全に消すことができず、会社にも迷惑をかけてしまっている状況に、「もう今まで通り働けなくなるのかな・・・・・・」と、悪いことばかり考えてしまう紗季。そんな時、自宅マンションの部屋の前に誰かがいることに気づきます 。
狂気のヒーロー?:陸の異常な言動
恐る恐るドアスコープを覗くと、そこに立っていたのはなんと陸でした。「紗季っ・・・・・・助けに来たよ」「僕は紗季を守るヒーローなんだから」と、焦点の定まらない目で、異常なまでに興奮した様子で語りかける陸 。愛実から「紗季さんをピンチに追い込んであげたからぁ 陸が駆けつけて助けてあげれば惚れ直してくれるかもよ?」と吹き込まれたことを真に受けてしまったようです。
「遠慮しないで」「強がらなくていいよ」と、紗季の気持ちを無視して一方的に「ヒーローごっこ」を続ける陸に、紗季は恐怖を感じ、「逃げなきゃ」とその場を離れようとします 。しかし、陸は「待って 紗季 愛してるよ」と追いかけてくるのでした 。
絶体絶命:助けを求める声
「あんなのもう陸じゃない!」「怖いっ 助けてっ 助けてっ」とパニックになりながら逃げる紗季。陸は「待てよ 紗季~」と、まるで獲物を追いかけるかのように紗季を追い詰めます。絶体絶命のピンチに、紗季は必死に助けを求めます。その声を聞きつけたのは、紗季を心配して近くにいたのでしょうか、透でした。
「竹之内さんっ!!」と叫ぶ紗季の声に、「庄野さん!?!?」と、透が駆けつけます。
果たして、透は紗季を陸の魔の手から救い出すことができるのでしょうか。そして、愛実の策略と陸の暴走はどこまでエスカレートするのか。物語は、息もつかせぬサスペンスフルな展開で次へと進みます。
まとめ【純白のウエディングドレスで復讐を】31話を読んだ感想
第31話は、陸の常軌を逸した行動に、もはや恐怖しか感じませんでした。愛実の無責任な言葉を真に受けて「僕が紗季を守るヒーローなんだ」と完全に思い込んでいる彼の姿は、滑稽を通り越して不気味です。焦点の合わない目や異常な興奮ぶりは、彼が精神的にかなり追い詰められているか、あるいは元々そういう危険な側面を持っていたのか…いずれにしても、紗季にとっては新たな脅威でしかありません。
紗季が一人で悩み、恐怖に怯える姿は、読んでいて本当に胸が痛みました。会社にも迷惑がかかり、個人情報も晒され、挙句の果てには元婚約者にストーカーまがいの行為をされるなんて、どれほど心細く、恐ろしいことでしょう。
そんな絶望的な状況で、最後に透が駆けつけてくれたシーンには、思わず「よくやった!」と声を上げたくなりました。彼が紗季にとって唯一の希望の光のように見えました。
この第31話で、愛実の策略が陸という駒を動かし、紗季を直接的な危険に晒すという、新たな段階に入ったことを感じさせます。陸の暴走を透がどう止めるのか、そしてこの一連の出来事が、紗季と透の関係にどのような影響を与えるのか、目が離せません。愛実の悪意がどこまで紗季を追い詰めるのか、そして紗季はいつになったら平穏を取り戻せるのか、読者としてハラハラしながら見守るしかない状況です。
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