【純白のウエディングドレスで復讐を】32話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【純白のウエディングドレスで復讐を】32話をネタバレありで解説する
前回、愛実に唆された陸が「紗季を守るヒーロー」を気取って暴走し、紗季が絶体絶命のピンチに陥ったところで透が駆けつけた第31話。第32話は、紗季を挟んで陸と透が対峙し、透が紗季への想いを伝える重要な場面が描かれます。
ヒーロー気取りの男と、守る男の対峙
「紗季!!!!」と叫びながら紗季を追いかける陸の前に、透が立ちはだかります。「お前なんでいるんだよ DV野郎!」「紗季は僕が守るんだ!紗季から離れろっ」と、陸は完全に自分を正義のヒーローだと信じ込んでいる様子 。しかし、怯える紗季を見た透は「こんなに怯えている庄野さんをあなたに引き渡すワケにはいかない」と、冷静かつ毅然とした態度で陸と向き合います。
責任転嫁と、透の正論
陸は「お前が愛実と結婚してりゃ紗季が苦しむことなかったんだよ!」と、全ての責任を透に転嫁しようとします。さらに、「今紗季の個人情報がネットにバラまかれて炎上してんの知らねぇのかよ」「それもこれも全部お前が紗季に手ぇ出して愛実がブチ切れたせいってワケ」と、とんでもない言い掛かりをつけます。
しかし、透は「愛実を止められなかったのは俺の責任ですが あなたも庄野さんを苦しめた一人であることをお忘れですか?」「庄野さんは俺が守ります」と反論。さらに、「元婚約者を待ち伏せして追い回すなんて完全にストーカー行為です」「今ここで警察を呼んだっていいんですよ?」と、陸の行動が犯罪であることを突きつけます 。
明かされる紗季の苦しみと、透の真摯な想い
透は、陸が大声を出したおかげで目撃者もいること、そして陸が休職中である現状を指摘し、「このままだと復職どころか再就職も危うくなると思いますけど まだこの話続けますか?」と、冷静に陸を追い詰めます。観念した陸は、捨て台詞を残してその場を去っていきました。
陸がいなくなり、二人きりになった紗季と透。透は、紗季が愛実からの嫌がらせを自分に隠していたことについて、「どうして言ってくれなかったんですか?」「竹之内さんが傷つくと思って…だから自分で対処するつもりだったのに」と涙ながらに話す紗季に対し、優しく語りかけます。
「結局俺の知らないところで庄野さんが苦しんでることのほうが何倍も傷つきます」 「だって庄野さんのことが………………俺は好きだから」
ついに、透は紗季に対して真っ直ぐな好意を伝えるのでした 。
果たして、紗季はこの透の告白にどう応えるのでしょうか。そして、二人の関係は?物語は、大きな転換点を迎えます。
まとめ【純白のウエディングドレスで復讐を】32話を読んだ感想
第32話は、まさに息をのむような展開の連続でした。陸の常軌を逸したヒーロー気取りと責任転嫁っぷりには、もはや怒りを通り越して一種の滑稽さすら感じましたが、それに対する透の冷静かつ的確な反論は、本当に見事でした。「ストーカーとして今ここで警察を呼んだっていいんですよ?」というセリフは、まさに正論で、読んでいてスカッとしましたね。
そして何よりも、最後の透の紗季への告白シーンには、胸が熱くなりました。「俺の知らないところで庄野さんが苦しんでることのほうが何倍も傷つきます」「だって庄野さんのことが好きだから」という言葉は、彼の紗季への真摯な想いが痛いほど伝わってきて、思わず涙腺が緩みました。これまで様々な困難を共に乗り越えてきた二人だからこそ、この告白には特別な重みがあります。
この第32話で、陸という大きな障害(?)がひとまず退場し、紗季と透の関係が新たなステージへと進むことが明確に示されました。愛実という最大の脅威はまだ残っていますが、透のこの力強い告白があれば、紗季もきっと前を向いて進んでいけるはずです。
物語のテーマとしても、単なる復讐劇から、傷ついた者同士が支え合い、真実の愛を見つけていくという、より深い人間ドラマへと昇華していくのを感じました。次回、紗季が透の告白にどう応えるのか、そして二人がどんな未来を築いていくのか、目が離せません。
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