【純白のウエディングドレスで復讐を】37話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【純白のウエディングドレスで復讐を】37話をネタバレありで解説する
前回、愛実の代理人を名乗る弁護士・森村が紗季の会社に現れ、事態が新たな局面を迎えた第36話。第37話は、その弁護士を交えた話し合いの顛末と、紗季と透の未来への決意、そして愛実の終わらない悪意が描かれます。
会社を挙げてのサポートと、愛実側の主張
紗季が出社すると、上司から「今例の女の代理人を名乗る弁護士が法務部と話している最中だ」「庄野くんさえよければ君の件も法務部が交渉にあたるが」と、会社として全面的に紗季をサポートする旨が伝えられます 。紗季は「お言葉に甘えさせてください」と、その申し出を受け入れます。
代理人同士の話し合いの結果、紗季は愛実から謝罪の手紙を受け取り、二度と関わらないことを約束させました 。会社は愛実に対し損害賠償を求めていましたが、愛実側は「婚約破棄によって心神耗弱状態に陥り、正常な判断ができなかった」として医師の診断書を提出 。さらに、「婚約者に家を追い出され一文無しの状態です」「衣食住にも事欠く女性に秀星商事と庄野紗季さんが損害賠償請求をするのはご勝手ですが企業イメージの悪化は免れないことをご承知の上ご判断ください」と、開き直りとも取れる主張をします 。
示談という名の終結と、紗季の思い
結局、愛実に支払い能力がないことや、刑事告訴しても心神耗弱状態で無罪になる可能性が高いことなどから、会社と愛実さんは和解という形で一連の騒動は終結します 。紗季も「あんまり長引いても疲れるだけだし」「あれは虚偽の投稿だったって認めさせただけでもよかったと思うようにしようかなって」と、この結果を受け入れることにします 。世間も新しい炎上に夢中で、この騒動は次第に忘れ去られていきました 。
未来への誓い:二人で幸せになろう
全てが終わり、紗季と透は二人で穏やかな時間を過ごします。透は「俺たち出会った時からトラブル続きで」「これからは一緒にいるとつらかった記憶を思い出す日もあると思うけど 2人で幸せになろう」「全部忘れちゃうくらいいいこときっとこれからしかないよね」と、紗季の手を握り、未来への想いを伝えます 。紗季も「うん そうしよ」と、笑顔で応えるのでした 。
愛実の不気味な勝利宣言と、弁護士の真の目的
一方、愛実は弁護士の森村と共にいました。「先生のおかげで刑務所に入らなくて済んだし お金も払わなくてよくて超ラッキー」「これってぇ愛実の勝ちってことだよね?」と無邪気に喜ぶ愛実に対し、森村は「ええ 完全勝利です」と答えます。しかし、彼の表情には不気味な笑みが浮かんでいました。そして、「本当の目的はこれからですよ」と、さらなる企みが存在することを示唆するのでした。
紗季と透の未来に、再び暗い影が忍び寄ろうとしています。森村弁護士の真の目的とは一体何なのでしょうか。
まとめ【純白のウエディングドレスで復讐を】37話を読んだ感想
第37話は、長かった愛実との戦いが一応の決着を見せ、紗季と透が未来に向けて新たな一歩を踏み出す、感動的な回になるかと思いきや、最後の最後でとんでもない不気味さを残していく展開に、思わず鳥肌が立ちました。
まず、紗季の会社が全面的に彼女をサポートし、法務部が交渉にあたってくれるという展開は、非常に心強く、そして現実的な対応だと感じました。愛実側が「心神耗弱状態」を主張し、損害賠償を逃れようとするのは、なんとも狡猾で腹立たしい限りですが、紗季が「虚偽の投稿だったと認めさせただけでもよかった」と、ある意味で大人な対応を見せたことには、彼女の精神的な成長を感じました。
そして、透の「2人で幸せになろう」という言葉と、それに対する紗季の笑顔は、本当に美しく、読んでいるこちらも幸せな気持ちになりました。これまでの苦労が報われ、ようやく二人に平穏が訪れるのかと。
しかし、最後の愛実と森村弁護士のシーンで、その幸せな気分は一気に吹き飛びました。「本当の目的はこれからですよ」という森村弁護士のセリフと、その不気味な笑みは、一体何を意味するのでしょうか。愛実の「完全勝利」という言葉も、何か裏があるようにしか思えません。この弁護士、ただ者ではないですね。
この第37話で、物語は新たな謎と脅威を提示し、読者の不安を煽る形で幕を閉じました。紗季と透の幸せを心から願いつつも、この先に待ち受けるであろう更なる困難に、どう立ち向かっていくのか、目が離せません。
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