【純白のウエディングドレスで復讐を】8話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【純白のウエディングドレスで復讐を】8話をネタバレありで解説する
前回、陸と愛実が二人きりで売店へ向かった後を、紗季と透が追跡を開始するという緊迫した場面で終わった第7話。第8話は、その追跡の先で二人が目の当たりにする衝撃の光景と、透の心境の大きな変化、そして紗季の復讐への決意がさらに固まる様子が描かれます。
決定的瞬間:茂みの中の裏切り
「まだ遠くには行ってないはず」「2人が浮気するとしたら・・・・」。紗季と透が息を潜めて陸と愛実の後を追うと、案の定、二人は売店へ向かう道すがら、人目を避けるように茂みへと入っていきます。そして、紗季と透が目にしたのは、陸と愛実が茂みの中で情事に及んでいるという、決定的な裏切りの瞬間でした 。ショックで今にも飛び出そうとする紗季を、透は冷静に「今行ったらダメです」と制止します 。
冷静と激情:交錯する二人の想い
「あれを見てなんでそんな冷静に・・・」と、怒りと戸惑いを隠せない紗季に対し、透は静かにその場を見つめていました。茂みの中での行為を終え、陸と愛実がBBQの場所へ戻ろうとした時、紗季は改めて透に問いかけます。「どうして止めたんですか」「竹之内さんはあれを見てどう思いましたか」。紗季は、「私は許せないと思いました」「私たちをバカにしているとしか思えません」「しかも私の大事なドレスもプレイを盛り上げる道具にしたんですよ」と、怒りと悲しみをぶつけます。
透は多くを語りませんが、紗季は彼に「とにかくまだ浮気に気づいたことは伏せておいてください」と釘を刺します。そこへ、何も知らない愛実が「お待たせー♪ 2人で何話してたのぉ?」と能天気に声をかけてきます。さらに、「まさか透のこと誘惑してないよね?」「紗季さんは誘惑できるようなタイプじゃないかー」と、紗季を小馬鹿にするような言葉を続けるのでした。
透の葛藤と決別:偽りの癒しと本心
BBQが終わり、帰宅した透。愛実は「楽しかったけど疲れちゃったよねー」「だから愛実が癒してあげる と・お・るー?」と甘え、シャワーを浴びている透に「ねえ透 付き合った記念日に早く婚姻届出したいね」と語りかけます 。しかし、今日の出来事を目の当たりにした透の心は、すでに決まっていました。
「もし愛実が反省して俺のことを選んでくれたらこのまま愛実と・・・」という一瞬の迷いも、愛実の無邪気な(そして無神経な)言葉によって打ち消されます。愛実がシャワーから出てくると、透は静かに、しかしきっぱりと告げます。
「そうだね 俺もそう思うよ」 「こんな女との結婚なんて――死んでも嫌だ」
この言葉は、愛実への完全な決別宣言であり、紗季への協力、そして自らの手で愛実に制裁を下すことへの決意表明でもありました。
復讐の誓い:ドレスに込めた想いと共に
一方、紗季もまた、ボロボロになって返ってきたウエディングドレスを手に、改めて陸と愛実への怒りを燃やしていました。「あのドレスはもう二度と着られない・・・」「私はただ別れるなんて嫌です」。彼女の決意は、単なる別れではなく、二人に対する明確な「制裁」へと変わっていました。
透の心変わりと、紗季の固い決意。二人の復讐への意志が交錯し、物語は新たなステージへと進んでいくことを予感させます。果たして、二人はどのような方法で陸と愛実を追い詰めていくのでしょうか。
まとめ【純白のウエディングドレスで復讐を】8話を読んだ感想
第8話は、ついに透が愛実の本性を確信し、決別を決意するという、読者にとっては待望の展開でした。茂みでの陸と愛実の裏切りシーンは、やはり何度見ても胸糞悪いものですが、それを冷静に見つめ、紗季を制止する透の姿には、彼の知性と今後の計画性を感じさせました。
そして、帰宅後の透と愛実のやり取りは、非常に印象的でした。愛実が無邪気に「早く婚姻届出したいね」と語りかけるのに対し、透が静かに「こんな女との結婚なんて――死んでも嫌だ」と心の中で(そして最後には口に出して)言い放つシーンは、まさにカタルシス! 愛実の甘えた声と、透の冷え切った心の対比が鮮やかで、彼の怒りと決意の深さが伝わってきました。この瞬間に、多くの読者が透を応援したくなったのではないでしょうか。
紗季が、透に対して「まだ浮気に気づいたことは伏せておいてください」と伝える場面も、彼女が感情的になるだけでなく、冷静に復讐の準備を進めようとしていることが伺え、その強さに少し安堵しました。
この第8話で、紗季と透の協力関係がより強固なものになり、本格的な復讐計画が始動する予感がします。愛実の「紗季さんは誘惑できるようなタイプじゃないかー」というセリフも、彼女自身の破滅へのフラグにしか見えません。二人がこれからどんな鮮やかな手口で、あのどうしようもない二人を追い詰めていくのか、期待が高まるばかりです。
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