【身代わり皇后なのに初夜を迎えてしまった】4話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【身代わり皇后なのに初夜を迎えてしまった】第4話をネタバレありで解説する
皇帝リネルは呪いで冷たい自身の体が、ゼルダに触れることで温まることに気づきます 。一方、ゼルダも自身の体の熱がリネルに触れると和らぐことを知り、二人は互いが特別な存在だと感じ始めました 。手を取り合って眠りにつき、穏やかな夜を過ごしたゼルダでしたが、翌朝、貴族令嬢たちが無断で寝室に押しかけてくるのでした 。
皇后の威厳と朝の波乱
穏やかな眠りから覚めたゼルダを待っていたのは、無遠慮な訪問者たちでした。リネルの側室でもある貴族の令嬢たちが、許可もなく寝室に押しかけてきたのです 。彼女たちは、シャトオニール出身のゼルダを「田舎娘にすぎないわ」と見下し、侮辱的な態度を取ります 。
しかし、ゼルダはもはやただの浴槽係ではありません。彼女は「皇后としてどれだけいられるかわからないけれど バカみたいに彼女たちにされるがまま ただ黙っているわけにはいかないもの」と心に誓い、毅然としていました 。
令嬢の一人が「リネル陛下は冷たくて無愛想な お方だと」と探りを入れてきますが 、ゼルダは昨夜の温もりを思い出し、少し頬を染めながらもこう切り返すのです。
「私は、陛下が冷たい方だとはまったく感じなかったもの」
この一言は、令嬢たちを黙らせるのに十分な威力を持っていました。さらに、初夜の翌日で体調が優れないかのような演技を交え 、巧みに彼女たちを退室させることに成功します 。たとえ偽りの立場であっても、皇后としての誇りと愛する人を守ろうとする意志が、ゼルダを強くさせていることがわかる場面です。
唯一の味方?侍女シャロンの登場
貴族令嬢たちとの戦いで気力を消耗したゼルダ。そんな彼女の元へ、一人の侍女が訪れます 。彼女の名前はシャロン。結婚式の準備中、緊張していたゼルダを優しくサポートしてくれた、心優しいメイドでした 。
他の者たちがゼルダを値踏みするような視線を向ける中で、シャロンだけは純粋な敬意と好意を示してくれます。このことに心を許したゼルダは、通常は貴族出身のメイドが担当するドレス選びを、「あなたの目を信じるわ」と言ってシャロンに任せるのでした 。孤独な皇宮の中で、ゼルダにとってシャロンの存在は、まるで一筋の光のように感じられたことでしょう。ようやく見つけた信頼できる味方に、ゼルダの心も少しずつ解きほぐされていきます。
迫りくる故国の影、外務大臣ロハインの試練
リネル皇帝から昼食に招かれ、少しだけ前向きな気持ちになったゼルダは、宮殿内の散策に出かけようとします 。しかし、その矢先に新たな訪問者が現れました 。それは、故郷シャトオニール王国の外務大臣、ロハイン大公だったのです 。
表向きは穏やかな挨拶を交わしますが、彼の目は笑っていません。ロハインは、ゼルダを身代わりに仕立て上げたテスラー王子の腹心であり、計画が順調に進んでいるかを探るためにやって来たのでした。
ロハインは、本来の姫であるレシリアの近況を尋ねるふりをしながら、ゼルダの反応を鋭く観察します。即答できないゼルダの様子を見て、彼は冷ややかにこう指摘するのです。
「すでに皇后の地位に執着しているのでは」
この言葉は、ゼルダの胸に突き刺さります。偽りの役目と、リネルに対して抱き始めた本物の感情との間で揺れ動くゼルダの心を、ロハインは見透かしているかのようでした。信じられる味方を得たと思った矢先に現れた、故国からの監視者。ゼルダは、この新たな試練をどう乗り越えるのでしょうか。そして、彼女の心は本当に皇后の地位に執着し始めているのでしょうか。物語は、再び緊迫した空気に包まれていきます。
まとめ【身代わり皇后なのに初夜を迎えてしまった】4話を読んだ感想
いやもう、今回のゼルダ、最高にカッコよくてスカッとしました!朝っぱらから乗り込んできた嫌味な貴族令嬢たち、本当に腹が立ちましたけど、それに対するゼルダの切り返しが見事すぎて、思わず「よく言った!」と拳を握りしめてしまいました。特に「私は冷たくなかったけど?」って、ちょっと照れながら言うシーン、強さと可愛さが同居していて最強すぎます!
そして、待ちに待った味方、シャロンの登場に心からホッとしました。孤独だったゼルダの世界に、やっと信頼できる光が差し込んだ感じがして、読んでいて本当に嬉しくなりました。ゼルダがシャロンに心を開いていく様子も、すごく自然で応援したくなります。
でも、その安堵も束の間、最後のロハインの登場で一気に空気が凍りつきましたね…。あの人、絶対食わせ者ですよ。にこやかな顔の下で、何を企んでいるのか。ゼルダの痛いところを的確に突いてくる感じが、本当に怖かったです。リネルとの関係が少しずつ温まってきたところに、故国からの冷たい現実を突きつけられる展開は、まさにジェットコースター!幸せと不安が交互に押し寄せてきて、ページをめくる手が止まりません!
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