【軍神と偽りの花嫁】17話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【軍神と偽りの花嫁】第17話をネタバレありで解説する
決戦を前に、お互いの想いを確かめ合った汪煌明(おう こうめい)と明凛(めいりん)。第17話で描かれるのは、夫婦として初めて迎える、あまりにも甘く情熱的な一夜です。そして、その果てに訪れる誰も予想しなかった奇跡。二人の愛が、ついに運命を動かす決定的瞬間を、詳しくご紹介いたします。
「はやく、ひとつになりたい」―決戦前夜、溢れ出す本音
お風呂での誓いの後、明凛の艶やかな姿を前に、煌明は「男として見られていないのかと不安になる」と、珍しく弱気な一面を見せます 。その言葉が、明凛の心に固く閉ざしていた最後の扉を開きました。
彼女は、頬を染めながらも、真っ直ぐな瞳で夫を見つめ、こう告白します。
「本当は…はやくひとつになりたいと…思っています」
しかし、それでも彼女は「勝負の後、すべてをお話してから…」と、最後の理性を保とうとしました 。偽りのない自分で、彼と結ばれたい。その一途な想いが、彼女を踏みとどまらせていたのです。
「あと少しだけ…」―理性を溶かす、甘い時間
煌明は、妻の覚悟を「わかった」と受け入れます 。ですが、想いが通じ合った二人の熱を、もはや止めることはできません。明凛は「今夜あと少しだけ触れていただきたいです」と、小さな声で求めます 。
その願いに、煌明も「少しだけで済むように努力する」と応え、二人はついに一つの寝台へ 。煌明の優しい愛撫に、明凛の身体は熱く火照り、自分でも「変な声が…」と戸惑うほどに感じてしまいます 。それは、二人の心が完全に結ばれた証でした。
獣ではない、愛する「男の人」―情熱の果てに
情熱的な時間の中で、明凛はふと、夫の顔が見たいと願います 。そして、間近で見た彼の表情に、彼女は改めて気づくのでした。
今、自分を抱いているのは、人々が恐れる「軍神」でも、荒々しい「獣」でもない 。ただ、自分を愛おしそうに見つめてくれる、一人の「男の人だ」と 。その事実は、彼女の心を絶対的な安心感と幸福で満たします。愛する人と、今まさに一つになっている。その喜びが、彼女のすべてを解き放ちました。
奇跡の光―仙女ではない彼女に、何が起きたのか
そして、二人の想いが完全に一つになった、まさにその瞬間でした。明凛の手から、まばゆいばかりの金色の光が、ふわりと放たれたのです 。
仙女ではないはずの彼女の身に起きた、あまりにも不可解で、神秘的な現象。それは、二人の真実の愛が呼び起こした、奇跡の光だったのかもしれません。絶望的だと思われた「仙女対決」を前にして、二人の運命は、誰も予想しなかった形で、大きく動き出そうとしていました。
まとめ【軍神と偽りの花嫁】17話を読んだ感想
第17話は、これまでで最も甘く、そして最も衝撃的な回でした。決戦前夜の、二人の息もできないほど情熱的なやり取りには、ページをめくる手が止まりませんでした。「はやくひとつになりたい」という明凛の健気な告白と、それに応える煌明の優しさ。お互いを尊重しながらも、高まる想いを抑えきれない二人の姿は、本当に美しかったです。
特に、明凛が煌明のことを「獣じゃない…男の人だ」と再認識するシーンは、彼女の心が完全に救われ、愛に満たされた瞬間なのだと感じ、涙が出そうになりました 。
そして、ラストの奇跡の光です。まさかの展開に、読んでいるこちらも「えっ!?」と声が出てしまいました。仙女ではないはずの明凛から、なぜ力が…?これは、二人の愛が生んだ奇跡なのか、それとも彼女自身も知らない秘密が隠されているのか。絶望しかなかったはずの「仙女対決」に、一筋の、しかしとてつもなく大きな希望の光が差し込んだ瞬間でした。物語が根底から覆るような予感に、次回の展開が楽しみで仕方ありません。
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