【さよならお兄ちゃん】31話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 次兄の勛は星の部屋で、彼女の署名が入った「角膜提供同意書」を発見してしまいました。
- その動かぬ証拠を目の当たりにし、勛は自分の角膜のドナーが星であったという残酷な事実を受け入れざるを得ませんでした。
- 駆けつけた家族に勛はその衝撃的な真実を告げ、家族全員が絶望の淵に突き落とされます。
- 物語の最後、三男の哲が「この目…ビョルに返す!」と絶望の叫びを上げました。
【さよならお兄ちゃん】第31話をネタバレありでわかりやすく解説する
星が兄・勛の角膜提供者であったという、あまりにも残酷な真実。その事実は家族に計り知れないほどの衝撃と、底なしの絶望をもたらしました。特に星の犠牲によって光を取り戻した勛の心は、完全に壊れてしまうのでした。
深まる絶望と、最後の希望
角膜の提供者が愛する妹、星であったと知り、次兄の勛は完全に自暴自棄になってしまいます。
「しっかりしろ!兄さんまで失うというのか!?」
三男の哲は必死に兄に呼びかけますが、その声は虚しく響くだけでした。母親は愛する娘と息子のあまりにも悲劇的な運命を前に、ただ泣き崩れるしかありません。
「うちの娘はなぜ、こんなにもバカなのよ…!」
長兄の珉はかろうじて冷静さを保ちながらも、星の身を案じずにはいられませんでした。
「星が自分の角膜をフンに贈ったのだとしたら、手術の日からもう何日も経っている…。一体外で何があったというんだ…?」
家政婦が託した、最後の鍵
何か手がかりはないかと、家族は家政婦の元へと向かいます。
「星は一体どこに行ったんだ?」
次兄の問いに、家政婦は静かにそして重々しく答えます。
「お嬢様は若旦那様たちに知られることを望まれてはおりませんでした」
「お願いだから教えてくれ!星は今一人なんだ。しかも目も見えない。もし外で何か大変なことが起きていたら…!」
長兄の悲痛な懇願に、三男も続きます。
「俺たちはあいつにあまりにも大きな傷を与えすぎてしまった。だがもう二度と、あいつを傷つけるようなことはしないと誓う」
母親はついにその場に膝をつき、家政婦にすがりつくように懇願しました。
「お願い…。どうか私たちの娘を見つける手助けをしてちょうだい…。」
その必死の姿に、家政婦はついに重い、重い口を開きます。
「お嬢様はご自身の、大切なものをすべてあの屋根裏部屋に置いて行かれました。その中に革でできた小さなポーチがあるはずです。それを開けてみてください」
「星眠計画」の書類
家政婦のその助言通り、兄たちは屋根裏部屋へと急ぎ、革のポーチを見つけ出します。そしてその中に入っていたものを目にした瞬間、彼らは再び言葉を完全に失ってしまいました。
そこにはあの忌まわしい「星眠計画」と記された一通の書類が、静かに収められていたのです。
【さよならお兄ちゃん】第31話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の第31話は前回の衝撃的な事実の発覚に続き、家族がさらなる絶望の淵へと突き落とされる、非常に重苦しい回でした。
特にショックのあまり意識を失ってしまう勛の姿は、見ていて本当に胸が痛みました。彼が背負ってしまった罪悪感と絶望感は計り知れません。彼が再び心からの笑顔を取り戻す日は来るのでしょうか。
そして家政婦がついに口にした最後の手がかり。屋根裏部屋の革のポーチ。その中に入っていた「星眠計画」の書類。これは一体何を意味するのでしょうか。星は自らの意思でこの計画に参加したというのでしょうか。それともまた別の誰かの悪意が介在しているのでしょうか。
物語はいよいよ最終的な謎の核心へと迫っていきます。この「星眠計画」こそが全ての悲劇の始まりであり、そして終わりを告げる鍵となるのでしょう。残された家族は、この最後の真実に耐えることができるのでしょうか。そして彼らに救いの道は残されているのでしょうか。固唾を飲んで最終回を待ちたいと思います。
【さよならお兄ちゃん】31話のネタバレまとめ
- 角膜の提供者が星であったと知り、次兄の勛はショックのあまり自暴自棄になる。
- 家族は星の安否を気遣い、家政婦にその行方を尋ねますが、家政婦は多くを語りません。
- 母親の必死の懇願に家政婦はついに重い口を開き、星が屋根裏部屋に残した革のポーチの存在を明かします。
- 兄たちがそのポーチを開けると、中には「星眠計画」と記された一通の書類が入っていました。
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