【じゃああんたが作ってみろよ】20話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 第19話は3ヶ月前に遡り、鮎美(あゆみ)がミナトと同棲を始めた経緯が描かれました 。
- 掃除の価値観の違いや、ミナトに結婚願望がないことを知り、鮎美は不安を感じ始めます 。
- ミナトが友達付き合いを優先し「ご飯は毎日作らなくてもいい」と言ったことで、鮎美は寂しさを感じ、無意識に勝男(かつお)と比較してしまいます 。
- 友人の渚(なぎさ)に相談し、「言葉にしないと伝わらない」「自分たちのルールを作るべき」とアドバイスを受け、ミナトと話し合うことを決意します 。
- しかしその夜、渚の友人たちが訪れ、彼女たちがミナトの元カノたちであることが判明するという衝撃的な展開で終わりました 。
【じゃああんたが作ってみろよ】第20話をネタバレありでわかりやすく解説する
ミナトの元カノたちの登場という衝撃的な場面から始まる第20話。鮎美の心は大きく揺さぶられます。
夢の中の「別れ」と現実
物語は、鮎美が見ている奇妙な夢のシーンから始まります 。 アリスのような服装の鮎美の前に、渚のペットの蛇・ミミコが現れます 。ミミコは「いやなんか 言われたことない言葉 言われた気がして…」と、鮎美がミナトから言われたであろう言葉を示唆します 。 夢の中で、鮎美は過去に何度も男性から求婚され、それを断ってきた経験を思い出します 。しかし、ミミコは「鮎ちゃん 別れよう」と、今度は鮎美自身が別れを告げられる側であることを突きつけます 。 「え?」と戸惑う鮎美。夢はそこで覚めます。
ミナトからの別れ話 – 価値観の決定的な違い
現実に戻ると、目の前にはミナトがいます。 彼は「ごめんね」と切り出し、「やっぱ俺たち 合わないと思うんだ」と別れを告げます 。 理由として、鮎美が几帳面に掃除をすることへの罪悪感、外食や宅配を好む自分のスタイルと鮎美の手料理とのギャップ、そして何より「俺は絶対に 結婚できない」という決定的な価値観の違いを挙げます 。
ミナトは以前、「結婚とかしたら 変わることもあるかもよ?」と言っていましたが、それは鮎美に期待を持たせる無責任な発言だったと反省していました 。 「もし鮎ちゃんが 結婚したい人だったら ずっと ガマンさせる ことになる」 。 「俺は絶対に 変わることは できないから」。ミナトは、自分のライフスタイルを変える気がないことをはっきりと伝えます 。
結婚への固執? – 鮎美の本心
ミナトの言葉に、鮎美は反論しようとします。「でも 話し合えば…」「結婚だって 今に気が変わるかも」。 しかし、ミナトの意思は固いようでした 。 彼は、なぜ鮎美がそこまで結婚にこだわるのか理解できない様子です。「自分に必要に感じない」「子供とか…親戚 付き合いとか…どちらかの苗字の 変化とか」「とにかく 今の生活を 変えたくない」 。
ミナトの言葉を聞きながら、鮎美は自問自答します。 「それは それほど私の中で 結婚が重要だからか」「もう誰かとガマンする 関係を築きたく なかったからか」 。 ミナトの「このテコでも 動かんという 雰囲気…」。鮎美は、彼が変わる可能性がないことを悟ります 。
涙の別れと、渚の家へ
ミナトは「相手がミナトさん だからなのか 泣いてる…?」と、涙を流す鮎美を見て戸惑います 。 鮎美は「本当ごめんね…」と謝るミナトを振り切り、荷物をまとめて家を出ます 。 「大丈夫!」と強がる鮎美ですが、一人夜道を歩きながら、こらえきれずに涙が溢れ出します。「この超モテモテモテモテ 人生の私が!」「まるで 演歌に出てくる かわいそうな女 みたいじゃない!!!」 。
鮎美は、親戚のおじさんが歌っていた「自分勝手な男とそれに 泣く女の歌」を思い出し、「こんな屈辱を 感じながら 生活する くらいなら 野宿してやる!!!」と意地になりますが、すぐに渚に助けを求めるLINEを送ります 。 渚の家に戻った鮎美は、「まあでもこれでまた メロ飯が食べれる〜」と喜ぶ渚に抱きしめられます 。
「惨め」な自分と、「幸せそう」な他人
渚の家で、鮎美は深い自己嫌悪に陥ります。 「私って めちゃくちゃ バカで」「惨めな気がしてきた…!」 。 変わった服装や髪形をしている渚が、すごく幸せそうに見える。周りのみんなも、自分らしい幸せを知っているように見える 。 「私は結婚して 普通の家庭を築いて」「失敗しない人生にする ことばっかり考えてて」 。 「けど今は世界で一番 惨めな気分じゃない!!!!」 。 「もしかして 全然間違った がんばり方したのかも」「気づいたら人生 めちゃくちゃだよ」 。
渚の言葉 – 失恋の痛みと肯定
落ち込む鮎美に、渚は力強く語りかけます。 「だってさ 好きな人とお別れしたんだから めっっっっっちゃキツくて ヘコんで当然!!!」 。 失恋した時は、誰よりもかわいそうな気分になり、周りが幸せそうに見えるのは当たり前だと 。 「フッた相手に すがっちゃう人も いるのに 鮎メロは 自分の反省会してて 偉すぎ!」と、鮎美の真面目さを肯定します 。 「だってこっちはまだ 一緒に居たくて 思い出だって作りたいのに!」と、鮎美の気持ちを代弁し、「こういう時は! バカ野郎! って泣くんだよ」と、感情を爆発させるよう促します 。
渚に抱きしめられ、鮎美はついに堰を切ったように泣き出します。 「ミナトの バカ野郎〜〜〜〜〜〜」 「好きだった のにぃ〜〜〜〜〜〜!!!」 。
涙の後の気づきと、元カノズ襲来?
泣きじゃくる鮎美を、渚と太平は優しく見守ります。太平は「これ俺からの奢り」と、そっと飲み物を差し出します 。 少し落ち着いた鮎美でしたが、ミナトに送ったメッセージが半日経っても既読にならないことに気づき、再び不安になります 。「やっぱ無理めかな〜」。
その時、家のチャイムが鳴ります。 モニターに映っていたのは、あのミナトの元カノたちでした 。 「やばい」「そうしなよ!」と心配する渚と太平をよそに、元カノたちは「鮎メロ〜べつの店で 飲み直さない〜??」と誘ってきます。 さらに、「あっ渚ちゃーん! この前ぶり〜」と馴れ馴れしく声をかけ、家に入ろうとしてきます 。 「やばいぞ この状況」 。混乱の中、物語は幕を閉じます。
【じゃああんたが作ってみろよ】第20話を読んだ感想(ネタバレあり)
第20話、鮎美ちゃんにとって本当に辛い回でしたね…。ミナトくんとの別れ、そしてその理由が、あまりにもあっけなく、そして残酷でした。「結婚願望がない」「今の生活を変えたくない」という彼の言葉は、安定した結婚を夢見てきた鮎美ちゃんにとって、受け入れがたい現実だったと思います 。
「一生一緒にいたいけど結婚はしない」という考え方自体は否定しませんが、それを付き合ってから、しかも同棲までしてから言うのは、少しずるいのでは…と感じてしまいました。ミナトくん自身も、鮎美ちゃんに期待させてしまったことを謝ってはいましたが…。
ただ、この失恋を通して、鮎美ちゃんが自分の本当の気持ち(結婚が重要、ガマンしたくない)に気づけたのは、大きな収穫だったのかもしれません 。そして、そんな彼女を全力で受け止め、励ます渚ちゃんの存在! 「ヘコんで当然!」「バカ野郎!って泣くんだよ」という言葉には、本当に救われました 。失恋した時に、こんな風に感情を肯定してくれる友達がいるって、最高ですよね。
しかし、最後の元カノズ襲来! 一体何が目的なのでしょうか? 鮎美ちゃんがようやく泣いて少しスッキリしたところに、また新たな波乱の予感。ミナトくんを取り巻く人間関係は、まだまだ複雑そうです。鮎美ちゃん、負けないで…!
【じゃああんたが作ってみろよ】第20話のネタバレまとめ
- 鮎美は夢の中で、ミナトから「別れよう」と言われる予兆を見ます 。
- 現実でも、ミナトから「合わないと思う」「俺は絶対に結婚できない」と別れを告げられます 。ミナトは自分の生活スタイルを変える気がないことを明確にします 。
- 鮎美はショックを受けつつも、彼が変わらないことを悟り、家を出ます 。
- 渚の家に戻った鮎美は、「自分だけが惨めだ」「間違った頑張り方をしたのかも」と自己嫌悪に陥ります 。
- 渚は「ヘコんで当然!」「バカ野郎!って泣くんだよ」と鮎美の感情を肯定し、励まします 。
- 鮎美は渚に抱きしめられ、ようやく感情を爆発させて泣き出します 。
- しかし、ミナトに送ったメッセージが既読にならないことに不安を感じていると、ミナトの元カノたちが渚の家に押しかけてきます 。
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