【すべての恋が終わるとしても】3話ネタバレ!衝撃のキスと病気の真相

ずっちー

ドラマ『すべての恋が終わるとしても』第3話は、衝撃的な急展開の連続でしたね。「友達」になったはずの真央からの突然のキス、そしてラストで判明した彼の病気という事実に、多くの方が驚いたのではないでしょうか。さらに、野北による由宇への告白もあり、物語は一気に動き出しました。

この記事では、第3話の詳しいネタバレあらすじと共に、登場人物たちの複雑な心情を深く掘り下げて解説します。真央がなぜキスをしたのか、野北の告白の真意、そして郁子が抱える理由や、衝撃的だった大腸がんの判明まで、第3話の重要なポイントを徹底的に考察します。

この記事を読むと以下のことが理解できます
  • 第3話の詳しいあらすじと登場人物の会話
  • 野北と郁子の関係が終わった理由
  • 真央が由宇にキスした真意の考察
  • ラストで判明した真央の病気(大腸がん)の詳細

「すべての恋が終わるとしても」3話ネタバレあらすじ

  • 第3話のあらすじと流れ
  • 野北と郁子の複雑な関係
  • 郁子が野北を振り回す理由
  • 酔った真央の行動と記憶
  • 真央が由宇にキスした真意

第3話のあらすじと流れ

第3話は、由宇(葵わかな)と真央(神尾楓珠)の再会がもたらす波紋だけでなく、彼らを取り巻く大人たちの複雑な恋模様にも深く焦点が当てられました。物語は、由宇の上司である野北(白洲迅)と、彼が3年前から想いを寄せる郁子(市川由衣)のいびつな関係性の描写から始まります。

一方で、由宇と真央はプロジェクトの決起集会に参加します。その帰り道、二人は3年前の思い出を語り合いますが、真央は体調不良を隠しながら、突然由宇にキスをしてしまいます。由宇は真央の真意がわからず、彼を拒絶します。

時を同じくして、野北もまた郁子との関係に悩み、「もう会わない」と一方的に別れを告げます。そして翌日、失恋の痛手を抱えた野北は、偶然ラーメン屋で由宇と再会し、「俺のこと恋愛対象として見てよ」と、自身の再生を賭けるかのように由宇に告白します。

物語はラストシーンで急転します。颯(藤原丈一郎)が病院で莉津(本田望結)の姿を見かけ、彼女を問い詰めたことから、真央が3年前に「大腸がん」を発症していたという衝撃の事実が判明します。

野北と郁子の複雑な関係

第3話では、野北と郁子の不安定でいびつな関係性が深く掘り下げられます。野北は郁子に本気で惹かれていますが、彼女の行動はあまりにも気まぐれです。ふらりと野北のマンションに現れ、彼を求めたかと思えば、約束もなく去っていく。そんな彼女に振り回され続けた野北は、「郁といると自分に自信がなくなる」「自分が自分に嫌われていく気がする」と、関係が既に限界に達していることを自覚していました。

郁子もまた、「野北くんいなきゃつまんない」と甘えた言葉を口にしながらも、決して彼に深く向き合おうとはしません。野北が勇気を振り絞って「俺のこと好き?」と核心を突いても、郁子は「誰でもいいわけじゃないよ」と、肯定も否定もしない曖昧な答えで彼をはぐらかします。

この二人の関係は、お互いに好意や寂しさを埋め合う感情がありながらも、恋愛に対する価値観や求めるものが決定的に異なっています。そのため、一緒にいる時間が長くなるほど、お互いを深く消耗させてしまう、苦しい恋であったことが鮮明に描かれました。

郁子が野北を振り回す理由

郁子が野北に対し、これほどまでに気まぐれで残酷とも言える態度を取り続けるのには、彼女自身の過去が深く関係しているようです。野北は、郁子が「水瓶座の人」、つまり過去に付き合った特定の恋愛を今も引きずっているのではないかと指摘します。

郁子は、「その人と戻ることはない」と強く否定しつつも、「どれだけお互い好きでも一緒に生きていけない人もいる」と、過去の恋愛が深刻な理由で破局したことを認めます。この言葉から、郁子は過去の恋愛で深く傷つき、誰かと真剣に向き合うこと、あるいは「一緒に生きていく」という重い選択をすることを極端に恐れている様子がうかがえます。

彼女にとって野北は、好意を抱ける相手ではあるものの、その「忘れられない人」の影を消し去るほどの存在ではなかったのでしょう。「誰でもいいわけじゃない」けれど、「野北じゃなくてもいい」。郁子はその残酷な矛盾を自覚しながらも、孤独を埋めるために野北を無意識のうちに利用し、結果として彼を深く傷つけていたと考えられます。

酔った真央の行動と記憶

由宇たち広報部と真央が参加するプロジェクトの決起集会。その帰り道、由宇と真央は二人で帰路につきます。しかし、その途中、真央は「ちょっとお酒回ったかも」とふらつき、駅のホームでしゃがみ込んでしまいます。由宇は心配して水を買いに走りますが、この明らかな体調不良は、アルコールのせいだけではなく、ラストで判明する彼の病気の伏線であったことがうかがえます。

少し体調が戻った真央は、由宇と夜景を見ながら、懐かしそうに「あの時のほうが綺麗。由宇の二十歳の誕生日」と、神戸港で過ごした思い出を語り出します。さらに、デートの記憶を辿るうちに、由宇が「とっくに捨てたよ」と言う、かつてお揃いで買った手帳を、今もカバンから取り出してみせます。

「わざわざ捨てる理由がないから」とぶっきらぼうに言う真央ですが、この行動から、彼が3年間、由宇との思い出の品を捨てられずにずっと持ち歩いていたことが強く伝わってきます。彼の中で、由宇との恋が全く過去のものになっていないことが示される、切ないシーンです。

真央が由宇にキスした真意

思い出の手帳の話題で、由宇は動揺や本音を隠すかのように、昔からの癖である「唇を噛みしめる」仕草を見せます。それを見た真央は、「それ、まだやってるの」と、懐かしさと愛おしさが入り混じったような表情を見せ、次の瞬間、由宇にキスをします。

この突然の行動に、由宇は驚きと混乱で涙を流し、「真央ってそういう感じなの? 元カノを雑に扱うタイプ?」と、彼を強く非難します。真央は「本当にそう思うの?」と問い返しますが、由宇は「じゃどう思うの?」と背を向けてその場を去ってしまいます。

真央のこのキスは、単なる酔った勢いや気まぐれではありません。第4話で判明しますが、彼は「あと2年」という病気のタイムリミットを抱えています。由宇との幸せだった記憶が蘇り、変わらない彼女の癖を見たことで、3年間抑え込んできた未練や愛おしさが衝動的にあふれ出た行動だと考えられます。しかし、病気のことを言えない真央には、その行動の真意を説明する言葉がありません。結果として、彼の行動は由宇を深く傷つけ、二人の関係をさらにこじらせることになりました。

「すべての恋が終わるとしても」ネタバレ考察3話

  • 野北の「恋愛対象として見て」
  • 真央の病気が大腸がんと判明
  • 莉津が隠していた兄の秘密
  • 登場人物たちのすれ違う想い
  • 「すべての恋が終わるとしても」3話ネタバレまとめ

野北の「恋愛対象として見て」

郁子との不毛な関係に、自ら終止符を打った野北。その翌朝、彼は偶然にも町中華のラーメン屋で由宇と出会います。二人はお互いに、昨夜何かあったこと(野北は失恋、由宇は真央とのキス)を察しつつも、深くは追及しません。

同じ誕生日であることから「やっぱり気が合うのかな」と話す野北は、由宇に対して「運命になるかどうかはこれからの俺等次第」「俺、羽沢さんといる自分なら好きになれる気がする」と、驚くほどストレートな言葉を伝えます。そして、「これから俺のこと恋愛対象として見てよ」と、はっきりと告白します。

この告白は、郁子との関係で失いかけていた自己肯定感を、由宇という新しい存在との関係で取り戻したいという、彼の切実な「再生」への願いの表れでしょう。郁子に振り回されて「自分が嫌い」になっていた野北にとって、裏表がなく真っ直ぐな由宇は、彼が「好きになれる自分」でいられると感じさせる、魅力的な存在に映ったのです。しかし、タイミングとしては由宇が真央のキスで最も混乱している最中であり、この告白が新たな波乱を呼ぶことになります。

真央の病気が大腸がんと判明

第3話のラスト、物語はそれまでの恋愛模様を吹き飛ばすような、衝撃的な事実を提示します。莉津が病院の消化器内科に入っていく姿を、理学療法士として同じ病院で働く颯が偶然目撃します。莉津は「ただの食べ過ぎ」と必死にごまかしますが、颯は「嘘をつかないで。すぐわかるよ」と、彼女の嘘を見抜きます。

そして、場面は真央が検査を受けているシーンに切り替わり、彼が3年前に「大腸がん」を発症していたことが判明します。データベースの情報やその後の展開によれば、診断時はステージ2であった可能性も示唆されています。

この重い事実により、これまで謎に包まれていた真央の行動の全てが繋がります。第1話で由宇に冷たく別れを告げた理由、夢だったアートカフェの内定を辞退したこと、第2話の「あと2年」という謎の言葉(完治の目安である5年まで、残り2年という意味)、そして今回の決起集会での体調不良。彼は、由宇を自分の病気という重い運命に巻き込まないために、あえて嫌われるような形で突き放していたのです。

莉津が隠していた兄の秘密

前述の通り、莉津が一人で病院を訪れていたのは、兄・真央の定期的な検査の付き添いのためでした。第2話で、颯が真央の家を訪ねた際に「由宇の話はするな」と、幼馴染である颯に対してさえ頑なに心を閉ざした理由も、これで明らかになりました。

莉津は、兄が病気であることを知る唯一の人物(家族以外で)として、3年間、真央の「完治するまで誰にも言わない」という決意を、たった一人で支え、秘密を守り続けてきたのです。

事情を知らない颯が兄の周りを嗅ぎまわることや、ましてや兄が別れを選んだ張本人である由宇が再び現れたことは、莉津にとって兄の平穏を脅かす脅威に他なりません。兄を守りたい、その一心だけが、彼女を頑なで冷たい態度にさせていたと考えられます。

登場人物たちのすれ違う想い

第3話は、登場人物全員の想いが、あまりにも皮肉なまでにすれ違う回となりました。それぞれの立場と感情が複雑に絡み合い、誰もが望まない方向へと物語が進んでいきます。

  • 真央:病気のことを隠し、由宇への未練を断ち切れず、衝動的にキスをしてしまい、結果として彼女を遠ざけてしまいます。
  • 由宇:真央の真意が全くわからず深く傷つきます。その真実を知らないまま、野北からの誠実な告白を受けることになります。
  • 野北:郁子との不毛な恋を清算し、新たな希望として由宇に告白しますが、彼女の心が別の場所で激しく揺れていることは知りません。
  • 郁子:過去の恋に縛られ、野北の真剣な想いに応えられないまま、彼を失うことになります。
  • 莉津:兄の秘密を守るために心を閉ざし、心配してくれる幼馴染の颯さえも遠ざけてしまいます。
  • :親友と幼馴染の明らかな異変に気づきながらも、その深刻な真実にたどり着くことができません。

全員がそれぞれの事情や痛みを抱えながら、その想いがすれ違っていく展開は、非常に切なく、今後の物語の行方を強く予感させるものでした。

「すべての恋が終わるとしても」3話ネタバレまとめ

  • 第3話は野北と郁子の複雑な関係性に焦点が当てられた
  • 野北は郁子との関係で自信を失い、「もう会わない」と別れを決意する
  • 郁子は過去の恋愛を引きずり、野北と真剣に向き合えなかった
  • 決起集会の帰り、真央は体調不良をごまかしつつ由宇と二人きりになる
  • 真央は由宇との思い出の手帳を今も大切に持っていた
  • 由宇が唇を噛む癖を見た真央は、衝動的にキスをする
  • 由宇は真央の行動を「元カノを雑に扱う」と非難し拒絶する
  • 翌朝、野北はラーメン屋で由宇に「恋愛対象として見てよ」と告白する
  • 莉津が消化器内科を訪れるのを颯が目撃する
  • ラストシーンで真央が3年前に大腸がんを発症していたことが判明した
  • 莉津が秘密を守っていた理由が明らかになった
  • 登場人物全員の想いが、痛々しいほどすれ違う展開となった
  • 真央の病気が、今後の由宇、野北の関係にどう影響するかが注目される
  • 真央のキスの真意と、由宇の選択が今後の焦点となる
  • 大人の複雑な恋愛模様と、シリアスなテーマが交錯する回だった

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コマさん(koma)
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野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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