【その天才様は偽装彼女に執着する】16話あらすじから結末までわかりやすくネタバレ解説!

【その天才様は偽装彼女に執着する】第16話をネタバレありで簡単に解説する
緊張のあまりフリーズしてしまい、せっかくの良い雰囲気を台無しにしてしまった凛(りん)。第15話のラストで自己嫌悪に陥った彼女でしたが、第16話では、その失敗を取り返すべく、さらに大胆で、そしてちょっぴり空回り気味なアプローチを仕掛けます。二人の初々しい恋の駆け引き(?)から目が離せません。
ふりだしに戻った関係と凛の焦り
あの夜以来、凛と若月郁(わかつき いく)の関係は、まるで恋人になる前の「ふりだし」に戻ってしまったかのように、ぎこちないものになっていました。郁の態度はいつも通りで、特に不機嫌なわけではありません。しかし、だからこそ凛は「自分から誘っておいて固まるのはさすがにダメでは…!」と、一人で焦りと羞恥心に苛まれます。
このままでは、いつ彼に愛想を尽かされてもおかしくない。そう考えた凛は、なんとかしてこの状況を挽回しようと決意します。
凛のスキンシップ大作戦!(不発)
「自分からスキンシップを提案すれば、警戒してないことが伝わるはず!」。そう考えた凛は、ソファでくつろぐ郁に、渾身のアプローチを試みます。「私の膝が!空いてますよ!」と、膝枕を提案したのです。
しかし、天才・郁の反応は、彼女の想像の斜め上を行くものでした。「うーん…いいや」「てか重いし気使う」。あまりにも合理的で、ロマンチックのかけらもない理由で、彼女の提案はあっさりと却下されてしまいます。作戦は、見事なまでの不発に終わりました。
空回りするアプローチと最後の手段
一度の失敗で諦める凛ではありません。「まだ1回目だし!」と気を取り直し、その後も果敢にアプローチを続けます。仕事中の郁に「口寂しくないですか?」とお菓子を勧めたり、寒くないかとエアコンをつけようとしたり。しかし、彼女の健気な努力はことごとく空振りに終わり、次第に「もしかして避けられてる?」とさえ感じ始めます。
追い詰められた凛が考え出した最後の手段、それは**「寝室にもぐりこむ」**という、あまりにも大胆な作戦でした。「ここまですればさすがに伝わるよね!?」。彼女は、眠っている郁のベッドにそっと忍び込みます。
「起きてる!!!!」最大の誤算
無防備に眠る郁の隣にもぐりこみ、「第一段階、突破…」と、作戦の成功を確信する凛。本当はこうやって、ただくっついていたいだけ。そんな愛おしい気持ちに浸っていた、まさにその時でした。
彼女のすぐ隣で、閉じられていたはずの郁の瞳が、ゆっくりと開きます。 そう、彼は起きていたのです。
ベッドの中で、現行犯で捕まってしまった凛。絶体絶命の状況で、彼女の頭は真っ白に。「どうしよう…!?」という心の叫びと共に、物語は次号へと続きます。
まとめ【その天才様は偽装彼女に執着する】16話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、凛の可愛らしさと暴走っぷりが炸裂した、最高のラブコメ回でした。好きな相手にどうアプローチしていいかわからず、一人で空回ってしまう姿は、恋をしたことがある人なら誰しもが共感できるのではないでしょうか。
特に、勇気を振り絞って提案した「膝枕」を、重いという理由で一蹴されるシーンは、声を出して笑ってしまいました。彼女の一生懸命さが、ことごとく郁の合理主義に阻まれていく様子が、本当におかしく、そして愛おしいです。
そして、なんと言っても衝撃のラストシーン。まさか郁が起きているとは、凛と一緒に読者も騙されました。彼女の最大で最後の作戦が、最も恥ずかしい形で失敗に終わるという展開は、まさに神がかっています。
絶体絶命のピンチに陥った凛と、全てお見通しだった郁。この状況から、二人の関係はどう進展していくのでしょうか。もはや、言い逃れはできません。次回の、気まずくも甘いであろう二人のやり取りが、今から楽しみで仕方ありません。
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