【その天才様は偽装彼女に執着する】24話あらすじから結末までわかりやすくネタバレ解説!

ずっちー

【その天才様は偽装彼女に執着する】第24話をネタバレありで簡単に解説する

若月郁(わかつき いく)との幸せな日々が始まったのも束の間、凛(りん)の前に、突如として元恋人である幼馴染・悠陽(はるひ)が現れました。第24話では、この再会をきっかけに、凛が母親と兄という、最も身近な存在から、二人の関係を揺るがす強烈なプレッシャーをかけられます。

幼馴染との気まずい再会

目の前に現れた悠陽に、凛は激しく動揺します。彼女の脳裏に蘇るのは、過去の記憶。かつて、凛から告白し付き合い始めた二人でしたが、彼が就職で遠方へ行くことになった際、凛の方から「幼馴染に戻らない?」と、関係を終わらせていたのです。

気まずい空気が流れる中、悠陽は「凛好きだったよね?」と、ご当地バージョンのマスコットキャラクター「マイケルくん」のキーホルダーをプレゼントします。彼の変わらない優しさに、凛の心は複雑に揺れ動きました。悠陽は、仕事の都合でこちらへ戻ってきたことを告げます。

母親からの強烈なプレッシャー

悠陽が帰った後、嵐がやってきます。凛の母は、娘が連絡もなしに家を空けていたことに腹を立てていましたが、それ以上に、悠陽との復縁を強く望んでいました。「帰ってきたのよ!悠陽くんが!」と、その再会を自分のことのように喜びます。

そして、凛に恋人がいないと決めつけ、「結婚だってどうするつもりなの」と、矢継ぎ早に彼女を追い詰めます。そして、とどめの一言を放ちました。 「悠陽くんならもらってくれるわよ」 娘の気持ちを無視した、あまりにも一方的な言葉に、凛はショックを受け、言葉を失ってしまいます。

嵐のような母、そして兄との対話

言いたいことだけ言って嵐のように去っていった母。一人になった凛は、郁との関係を家族に話すタイミングを完全に見失っていました。恋人になったばかりで、まだ結婚など具体的に考えていなかった彼女。そんな彼女のもとに、今度は兄が訪れます。

兄、まさかの反対!?

妹のただならぬ様子を察したのか、兄は単刀直入に切り出します。 「お前今 郁と付き合ってるのか?」

なぜ知っているのかと驚く凛。しかし、兄の表情は、以前のように二人を応援するものではありませんでした。彼は、苦々しい、そして険しい顔で、信じがたい言葉を口にします。

「今すぐ郁と別れるんだ」

凛にとって、一番の理解者であったはずの兄。その彼が、二人の関係の最大の障害として立ちはだかったところで、物語は次号へと続きます。


まとめ【その天才様は偽装彼女に執着する】24話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、幸せな時間から一転、息もつかせぬ展開で、読者の心を鷲掴みにする回でした。ようやく結ばれた二人の前に、今度は「家族」と「過去の恋人」という、あまりにも手強い壁が立ちはだかります。

悠陽くんの人の好さそうなキャラクターが、またこの問題を複雑にしています。彼が悪人であれば、凛も読者も心置きなく拒絶できるのですが、彼の優しさが、かえって凛の罪悪感を刺激する。非常によくできた設定だと感じました。

しかし、今回の最大の衝撃は、やはり兄の豹変です。二人を出会わせた張本人であり、これまでずっと二人の関係を応援してくれていた彼が、なぜ突然、別れを強要するのか。前話で示唆された、郁の謎めいた過去が、深く関係していることは間違いないでしょう。

一番の味方であったはずの兄からの、突然の「NO」。その理由とは一体何なのか。そして、凛はこの理不尽な要求にどう立ち向かうのか。新たな謎と試練が提示され、今後の展開から、ますます目が離せません。

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コマさん(koma)
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野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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