【その天才様は偽装彼女に執着する】7話あらすじから結末までわかりやすくネタバレ解説!

【その天才様は偽装彼女に執着する】第7話をネタバレありで簡単に解説する
紗矢(さや)の策略を天才的な頭脳で見事に見破り、凛(りん)を救い出した若月郁(わかつき いく)。第6話のラストで二人の絆は確かなものになったかと思いきया、第7話では再び郁の不可解な行動に凛が振り回されることになります。しかし、その裏には彼の弱さが隠されており、二人の距離が急接近する、甘く切ない看病エピソードが描かれます。
突然の帰宅命令と深まる謎
紗矢との一件が解決した後、感動的なムードに包まれた二人。しかし、郁はまたしても「また連絡する」と言い残し、凛を帰宅させてしまいます。 それから二週間、郁からの連絡は一切ありません。
凛は彼の行動に困惑します。 自分への好意が嘘ではないことはわかるものの、秘密主義で自分のことを多く語らないため、彼が一体どんな人物なのか、凛にはまだ掴みきれていませんでした。 連絡がないことに痺れを切らした凛は、彼の散らかった部屋を心配し、「あの部屋を救うために」と、彼のマンションへ向かうことを決意します。
予期せぬ再会と郁の秘密
凛がマンションに到着すると、意外にも部屋は綺麗に片付いていました。 郁は留守なのかと思った矢先、バスルームから現れたのは、上半身裸の郁本人でした。 彼の様子は明らかにおかしく、ふらついたかと思うと、そのまま凛の上に倒れ込んでしまいます。 彼の体に触れた凛は、その熱さに驚愕。彼は高熱を出していたのです。
「帰っていい」強がりと本音
凛が心配すると、郁は「大丈夫」「俺のことは気にしないで」と、いつものように強がって彼女を帰そうとします。 体調を崩すのは自己責任で、これまでも一人で何とかしてきたから、と凛を突き放そうとする郁。
しかし、今の凛は引き下がりません。彼女は毅然とした態度で言いました。
「帰るわけないでしょ この状況で!」
「今は私がお世話係なんだから、頼ってください」と、凛は彼の弱さを受け入れ、支えようとします。 その力強い言葉に、ついに郁の心の壁が崩れ、彼は「…帰らないでほしい」と、か細い声で本音を漏らすのでした。
看病で知る、彼の素顔
凛は郁のために食事を作り、甲斐甲斐しく看病します。彼が素直に「ありがとう」と口にする姿を見て、凛は改めて彼のことを何も知らないと実感します。 彼の部屋には仕事の資料ばかりで私物がほとんどなく、これまでどんな人生を送ってきたのだろうかと、凛は思いを馳せるのでした。
もっと彼のことを知りたい。そう思った凛は、少し元気になった郁に、彼の誕生日や好きな食べ物、そして年齢などを質問します。 そこで凛は、彼が自分より4歳も年下の25歳であることを初めて知るのでした。
甘いお願いと危険な告白
郁は、以前凛を突然帰した理由が、体調不良だったことを明かします。 普段からエナジードリンクばかり飲んで無茶な生活をしていたため、ついに限界が来て倒れそうになっていたのです。
そんな弱った姿を見せたからか、郁は甘えるように、凛に一つのお願いをします。
「…一緒に寝て?」
もちろん凛はパニックになって拒否しますが、郁は「俺が寝るまで一緒にいてよ」と引き下がりません。 彼の寂しげな様子に、凛は結局そのお願いを聞き入れてしまうのでした。
眠り際の独り言と新たな謎
凛がそばで見守る中、郁は安心したように眠りにつきます。彼が眠ったと思ったその時、凛の耳に、彼の小さな寝言が届きました。
「こんなに好きになったの 凛が初めてなんだよね」
それは、彼の心の奥底からの、偽りのない本音でした。そして彼は、無防備な凛に向かって、「次は襲われても知らないよ」と、冗談とも本気ともつかない言葉を呟きます。 眠っていると思っていた郁からの、あまりにも甘く、そして危険な告白。凛は、顔を真っ赤にしながら、その夜を過ごすのでした。
まとめ【その天才様は偽装彼女に執着する】7話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、普段のクールで自信家な姿からは想像もつかない、弱った郁の「ギャップ萌え」が満載の神回でした。熱に浮かされ、素直に甘える彼の姿は非常に魅力的で、二人の関係がまた一歩前進したことを感じさせます。
特に素晴らしかったのは、凛の成長です。これまでは郁に振り回されてばかりだった彼女が、今回は「帰るわけない」と、彼を支える側として毅然とした態度を見せました。彼女の優しさと芯の強さが、郁の固く閉ざされた心の扉を、また一つ開いたのではないでしょうか。
そして、眠り際の「好きになったのは凛が初めて」という告白。これ以上ないほどロマンチックな展開に、胸が高鳴らずにはいられません。偽装から始まった恋は、お互いの弱さに触れることで、より深く、本物の愛情へと育っています。
体調が回復した後、二人の間にはどんな変化が訪れるのでしょうか。そして、郁の「次は襲われても知らない」という不穏な一言は、今後の甘く危険な展開を予感させます。二人の恋の行方から、ますます目が離せません。
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