【のんのんの日常チャンネル】第12話をネタバレありでわかりやすく解説する

【のんのんの日常チャンネル】第12話をネタバレありでわかりやすく解説する

前回、三里さんの元カノであり、人気Vloggerでもあるまなみからコラボの誘いを受けたななみ。第12話では、ついに二人の女性が直接対面し、それぞれの恋愛観と三里さんとの過去を語り合います。そして、まなみとの対話を通じて、ななみは自身の本当の気持ちに気づき始めます。物語が新たなフェーズへと突入する、重要な第12話を徹底解説します。

人気Vloggerとの対面と、コラボの真意

ななみは、まなみとの約束の場所である、きらびやかなオフィスを訪れます。その規模の違いに圧倒されるななみでしたが、まなみは温かく彼女を迎え入れました。

Vlogを始めた「きっかけ」

まなみは、自身のチャンネル登録者数が5万人であることを明かしつつ、動画配信を始めた意外なきっかけを語ります 。それは、以前ななみたちが旅行で訪れた花鳥園で、動画制作活動をする彼女の姿を見かけたことでした 。その楽しそうな様子にインスピレーションを受け、「あれ見てやってみようと思って」と、Vlogの世界に足を踏み入れたのです 。

ななみは、自分が誰かの「きっかけ」になっていたという事実に、大きな衝撃を受けます 。

ライブ配信への突然の誘い

会話が弾む中、まなみは突然「今からライブ配信しましょ」と提案します 。顔出しをしていないななみはパニックになりますが、まなみは「これ使って！」と可愛らしいクマの被り物を手渡し、有無を言わさずコラボ配信の準備を進めていくのでした 。

ライブ配信で語られる、それぞれの恋愛観

クマの被り物をつけたななみは、「くま」として、まなみのライブ配信に参加することになります。配信のテーマは「恋愛質問コーナー」 。視聴者からの質問に答える中で、ななみは自身の恋愛における問題点と向き合うことになります。

浮き彫りになる「主体性のなさ」

「付き合った人数は？」という質問に、まなみは「26人」と答え、ななみを驚かせます 。続く「告白したい派？されたい派？」という質問に対し、ななみは「されたい」、「デートのプランは？」という質問には「考えてもらう」と回答 。その受け身な姿勢に、まなみは「流されやすいのね……」「主体性がないというか……」と、ななみの核心を突くのでした 。

「手放さないで」まなみの本音

配信中、ななみは過去の恋愛について「ダメなところを知っても なぜかまだ一緒にいてくれて」と、自分を丸ごと受け入れてくれる人がいたことを語ります 。それを聞いたまなみは、目の色を変えて「手放さないで」と訴えます 。

ななみが「手放し後です」と答えると 、まなみは「あなたの気持ちわーい！！」と激昂 。そして、「相手が相手がって 自分の気持ちはどうでもいいワケーッ？！」と、相手のことばかり気にするななみの姿勢を叱咤するのでした 。

気づいてしまった、本当の気持ち

ライブ配信を終え、まなみと別れたななみ。彼女との対話は、ななみの中に眠っていたある重要な感情を呼び覚まします。

「好きって言ってなかった」

帰り道、ななみは自分の心の中を整理していました。自分がいかに主体性がなく、物事の焦点をぼやかして生きてきたか。そして、もう一つ、重大な事実に気づいてしまいます。 「三里さんに好きって言ってなかった」。 不安や心配は口にしても、一番大切な「好き」という気持ちを、一度も彼に伝えていなかったのです。その事実に気づいた瞬間、「…言いたいな」という強い想いが、彼女の中に芽生えます。

決意の先にあるもの

ななみは決意します。「三里さんはそんなつもりなかったとしても」「私はすごく嬉しかったし すごく楽しかったって」、たとえ彼の気持ちがどうであれ、自分の本当の気持ちを伝えに「今から会いに行こうかな」と。

しかしその頃、三里さんはオフィスで、ななみのライブ配信の通知を目にしていました。彼は静かにスマホを操作し、これまで登録していたななみのチャンネルの「登録済み」ボタンを、迷いなくタップします。それは、彼女との関係を断ち切る、無言の決別宣言でした。そして、彼もまた、何かを決意したかのように席を立ちます。 物語のラストでは、彼の上司であるワタナベが、三里さんに「価値のないものに投資しても無駄だ」「駄目ならすぐ次行った方がいい」と、離婚した自身の経験から冷酷なアドバイスを送るのでした。

【のんのんの日常チャンネル】12話のネタバレまとめ

• ななみは、三里さんの元カノで人気Vloggerのまなみからコラボの誘いを受け、彼女のオフィスを訪れます。
• まなみは、ななみのVlogがきっかけで動画配信を始めたことを明かし、二人はコラボでライブ配信を行うことになります。
• ライブ配信中の恋愛相談コーナーで、ななみは自身の恋愛における「主体性のなさ」をまなみから指摘されます。
• 配信後、ななみは自分が三里さんに一度も「好き」と伝えていなかったことに気づき、彼に本当の気持ちを伝えに行こうと決意します。
• その頃、三里さんは上司のワタナベから冷酷なアドバイスを受け、ななみの決意を知らないまま、彼女のチャンネル登録を解除するのでした。

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コマさん（koma）

野生のライトノベル作家

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社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》