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【のんのんの日常チャンネル】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する

ずっちー
前話のおさらい
  • 後輩・花ちゃんの策略で、ななみは三里さんたちとの懇親会に参加しました 。
  • そこで三里さんの仕事での「伝説」や、後輩からの信頼の厚さを知り、二人の距離はさらに縮まりました 。
  • 懇親会の帰り道、タクシーで二人きりになったななみは、三里さんから「頼ってくれて嬉しかった」と本音を打ち明けられます 。
  • 一方、ななみを心配するジローは、同僚への相談を通して、自分が彼女に特別な感情を抱いていることを自覚し始めていました 。

【のんのんの日常チャンネル】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する

ななみへの恋心を自覚し始めた、幼馴染のジロー。第6話では、彼の知られざる過去と、ななみへの一途で不器用な想いが明らかになります。ななみが下した大きな決断に、ジローの心は激しく揺れ動きました。そして、物語のラストには、恋のライバル・三里さんが衝撃的な行動に…!切なさと驚きが交錯する第6話の展開を、ネタバレありで徹底解説します。

ジローの決意と、ななみの自立宣言

物語は、ジローがななみへの想いを新たにする場面から始まります。しかし、彼の決意とは裏腹に、ななみは彼との間に大きな一線を引こうとしていました。

守ってやらなきゃと思った「あの時」

ジローの脳裏に、過去の記憶がよみがえります。いつも当たり前に隣にいたななみを、自分が「守ってやらなきゃ」と強く思うようになったきっかけ。それは、高校時代、彼女が上級生に絡まれていたのを助けた「あの時」でした 。それ以来、危なっかしい彼女を放っておけないという気持ちが、彼のすべての行動の根源にあったのです。

彼は、ななみのことを「こいつがどれだけ抜けてるか 俺より知らないだろ?」と、三里さんへの対抗心を燃やし、彼女の部屋へ向かいます 。

「私彼氏出来たしさぁ…」突然の自立宣言

しかし、ななみはジローを部屋に入れようともせず、「私彼氏出来たしさぁ……」と衝撃の事実を告げます 。そして、三里さんが「妬くって言ってたから」という理由を挙げ、「ジローもうウチ片付けこなくていいよ」と、長年にわたる彼の世話をきっぱりと断ったのです 。

揺れるジローの心と、断ち切れない想い

ななみからの突然の自立宣言は、ジローの心を大きく揺さぶります。彼女の成長を喜びたい気持ちと、心配でたまらない気持ちが、彼の中で激しく衝突しました。

爆発する本音

ななみの言葉に、ジローはショックを受けつつも、「ようやくやる気になったか……」と、一度は彼女の成長を認めようとします 。しかし、散らかり放題の部屋を前に、彼の本音は爆発してしまいました。「お前に出来るわけねーだろ!」「今のこのゴミの山はなんだ…!!」と、つい大声で叫んでしまいます 。

「俺がついてないとダメだとおもうんだよ」

ジローは、高校時代に彼女が上級生に囲まれて脅されていた一件を思い出し、「ほら!高校の時!階段で囲まれて脅されてただろ?」と、過去の出来事を持ち出します 。そして、「お前には俺がついてないとダメだとおもうんだよ」と、彼女を一人にできない理由を切実に訴えるのでした 。

決別の言葉と、ジローの決断

ジローの必死の説得も、今のななみには届きません。彼女は、彼の優しさに感謝しつつも、はっきりと別れの言葉を告げます。

「今までありがとう…ジロー」

ななみは「昔のことだし気にしてなくていいよ」「今まで頼り切りだったから心配してるのかもしれないけど 大丈夫だよ」と、彼の心配を優しく、しかし明確に拒絶します 。そして、ドアの隙間から「今までありがとう……ジロー」と感謝の言葉を伝え、「これからは勝手に入ってこないでね」と釘を刺し、ドアを閉めてしまいました 。

引っ越しを決意するジロー

長年続いてきた関係が断ち切られた瞬間、ジローは呆然とします。守っているつもりだったのは自分だけで、「俺じゃなくてもよかったんだ…最初から……」と、深い喪失感に襲われるのでした 。

失恋の痛みに打ちひしがれた彼は、ついにこの部屋から「引っ越すことにした」と決意を固めます 。

衝撃のラスト!隣に越してきたのは…?

ななみとの関係を一度は諦め、引っ越しを決めたジロー。しかし、彼の決意を根底から覆す、最悪の訪問者が現れます。

「引っ越すのやめます!!!!!!」

荷造りを進めるものの、ななみへの未練は断ちがたく、「こんなに諦めがつかないものなのか…」と苦悩するジロー 。そして、ついに彼は「俺はこの感情を手放さない……!!」と決意を固め、スマホで「幼馴染を意識させる方法10選」を検索し始めます 。

その時、部屋のチャイムが鳴りました。ドアを開けると、そこに立っていたのは、満面の笑みを浮かべた三里さんだったのです

最悪の隣人、爆誕

三里さんは「ジローさんが引っ越ししだい ずっとここ空かないか狙ってたんですよ」と、衝撃の事実を告げます 。彼は、ななみの隣の部屋に引っ越すために内見に来たのでした 。恋のライバルが隣人になるという最悪の事態を前に、ジローは「引っ越すのやめます!!!!!!」と、決意を新たに絶叫するのでした 。

【のんのんの日常チャンネル】6話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、切なさ全開のジロー回でした。彼の不器用な優しさと、ななみへの長年にわたる一途な想いが痛いほど伝わってきて、胸が苦しくなりました。「守ってやらなきゃ」という彼の強い使命感が、高校時代の出来事に起因していたとわかり、彼の過保護なまでの行動に深く納得しました。

そんな彼の想いを知ってか知らずか、ななみが告げた「今までありがとう」という言葉。彼女にとっては自立のための大きな一歩なのでしょうが、ジローにとってはあまりにも残酷な別れの言葉でした。二人の関係が大きく変わってしまった瞬間は、読んでいて本当に切なかったです。 しかし、失恋の痛みから「この感情を手放さない」と立ち上がるジローの姿には、思わず「頑張れ!」と声を上げたくなりました。「幼馴染を意識させる方法10選」を検索するあたり、不器用ながらも必死なのが伝わってきて、心から応援したくなります。

ですが、そんな彼の決意を嘲笑うかのような、三里さんの登場。悪魔的、いや、神がかったタイミングの悪さです。隣の部屋をずっと狙っていたという彼の執着心には、もはや恐怖すら感じますが、それ以上に物語の面白さが爆発しています。 「引っ越すのやめます!」というジローの魂の叫びで終わるラストは最高でした。ここから始まるであろう、ななみを巡る仁義なき隣人バトル。次回の展開が楽しみで仕方ありません。

【のんのんの日常チャンネル】6話のネタバレまとめ

  • ジローがななみを「守りたい」と思うようになったのは、高校時代のある出来事がきっかけでした 。
  • ななみは彼氏ができたことを理由に、ジローに「もう家に来なくていい」と自立を宣言します 。
  • 長年の関係を断ち切られたジローは、失意のあまり隣の部屋から引っ越すことを決意します 。
  • しかし、ななみへの想いを諦めきれず、引っ越しを撤回することを決意します 。
  • その矢先、ななみの隣の部屋を狙っていた三里さんが内見に訪れ、ジローは再び引っ越さないことを絶叫するのでした 。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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