【ばけばけ】7話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 八重垣神社での恋占いの結果に、トキは深く落ち込みました。
- 娘を元気づけるため、父・司之介と母・フミが見合い相手探しに奔走するものの、良い縁談は見つかりません。
- フミは親戚のタエに縁談探しを頼みますが、タエがすでに動いていたことを知り、二人の間に「母親」としての複雑な感情が垣間見えました。
- 一緒に占った同僚のせんの縁談が占い通りに決まり、トキはますます焦りを募らせます。
- トキの占いの結果は、遠い国にいる未来の夫・ヘブンとの運命を正確に予言するものでした。
【ばけばけ】第7話をネタバレありでわかりやすく解説する
同僚たちが次々と結婚を決める中、一人取り残され焦りを募らせるトキ。そんな彼女を励まそうとする周囲の優しさが、物語に新たな謎と波乱を呼び込みます。いよいよ始まるトキの「お見合い大作戦」は、一体どうなるのでしょうか。
友の幸せと、叔父の優しい「ランデブー」
機織り工場では、先に縁談が決まったせんに続き、チヨ(倉沢杏菜)の結婚も決まりました。恋占いの通り、友人たちが幸せになっていく現実を前に、トキ(高石あかり)の心は絶望に沈みます。お祝いの言葉を口にしながらも、「呪うけど」と冗談めかして本音を漏らす彼女の姿は、痛々しくも見えました。
そんなトキの様子を見かねたのが、叔父の傳(堤真一)でした。彼は「わしとランデブーしないか」と、めずらしくおどけた様子でトキを誘います。「ランデブー」が日本語で「逢引き」だと聞き、戸惑うトキ。傳が彼女を連れて行ったのは、トキが大好きな怪談「松風」の舞台となった清光院でした。
怪談とは、怖いだけでなく寂しいものよの。
傳の優しい言葉と心遣いに、トキの心は解きほぐされていきます。「今、最高に楽しいです」と心からの笑顔を見せるトキに、傳は「おタエがいい相手を探しているから安心して待っておきなさい」と元気づけるのでした。
家族を揺るがす、トキの純粋な疑問
その夜、家に帰ったトキは、家族に素朴な疑問を投げかけます。
我が子のように可愛がってくださるのは、どげしてだろう。
遠い親戚にすぎない自分を、なぜ傳とタエはそこまで気にかけてくれるのか。トキの純粋な問いかけに、父・司之介(岡部たかし)と母・フミ(池脇千鶴)は激しく動揺します。「あの人たちは無類の親戚好きだけん」「無類のおトキ好きでもあるけんのう」と、しどろもどろになってごまかす両親。その慌てぶりは、トキの出生に何か重大な秘密が隠されていることを、視聴者に強く印象付けました。
いざお見合い!しかし漂う暗雲
傳の言葉通り、半年後、叔母のタエ(北川景子)の尽力でトキのお見合いが決まります。相手は、松野家と同じくらいの家柄である元士族、中村守道という青年です。
しかし、お見合いの席で両家は衝撃的な形で顔を合わせることになりました。中村親子が洋装に身を包み、ざん切り頭という近代的な姿で現れたのに対し、司之介と祖父の勘右衛門(小日向文世)は、髷(まげ)を結ったまま、裃(かみしも)という古風な武士の正装で登場したのです。
あまりの時代の違いにあっけにとられる中村親子。父親が何とかお世辞で「お互い立派な髷でございますな」と取り繕うと、勘右衛門は全く空気を読まずにこう言い放ちます。
跡取りになると、このようになれるぞ。
この一言に、見合い相手の守道は完全に引いてしまいました。一方、緊張のあまり固まっているトキは、タエからの「相手を『狐と貉(むじな)』と思えばよい」という助言を真に受け、「狐と貉、狐と貉…」と呟きながら、まるでからくり人形のようにぎこちなく歩いていくのでした。前途多難を予感させる、あまりにも気まずい幕開けです。
【ばけばけ】7話を観た感想(ネタバレあり)
今回は、トキの出生の秘密という大きな謎が提示され、物語にぐっと深みが増しましたね。傳さんがトキを「ランデブー」に誘うシーンは、本当に素敵でした。ただ優しいだけでなく、彼女が本当に喜ぶことを理解して、怪談ゆかりの地に連れて行ってあげるなんて、最高の叔父さんです。だからこそ、トキの「我が子のように…」という問いかけが、より一層重く響いてきます。両親の慌てぶりを見ると、ほぼ間違いなく傳さんとタエさんが実の親なのでは?と勘ぐってしまいますが、真実が明かされる時が怖くもあり、楽しみでもあります。
そして、後半のお見合いシーンは、笑いとハラハラが止まりませんでした。洋装の中村親子と、裃姿の松野家という、絵に描いたような文明開化のすれ違い。もう登場した瞬間から「これはダメだ」と確信しました(笑)。特に勘右衛門さんの「跡取りになれば…」の一言は、もはやテロ級の破壊力でしたね。悪気がないのがまた、質が悪いです。
そんなカオスな状況に、からくり人形のように登場するトキちゃんが可愛すぎて…。彼女の緊張が痛いほど伝わってきて、応援したいような、もうやめてあげてほしいような複雑な気持ちになりました。このお見合い、どう考えてもうまくいく気がしませんが、この大失敗が、彼女を本当の運命へと導く一歩になるのかもしれませんね。
【ばけばけ】7話のネタバレまとめ
- 同僚たちが次々と結婚していくことに、トキは絶望と焦りを募らせる。
- 叔父の傳は、そんなトキを元気づけるため、怪談ゆかりの地へ「ランデぶー」に連れ出す。
- 傳たちの優しさに触れたトキが「なぜ我が子のように可愛がってくれるのか」と尋ねたことで、彼女の出生に秘密があることが示唆される。
- 半年後、ついにトキのお見合いが決まるが、相手の中村家は洋装の近代的な家族だった。
- 一方、松野家の男性陣は髷に裃という古風な出で立ちで現れ、両家の間に大きな時代のギャップが生まれてしまう。
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