【ひと夏の共犯者】第18話をネタバレありでわかりやすく解説する

ずっちー
前話のおさらい
  • モナは巧巳の家を訪れ、澪の正体と、巧巳と一緒にいる理由を直接問い詰めた 。
  • 澪(眞希)は、「犯人は自分のストーカーだ」という嘘の物語を作り上げ、モナに同情を求めた 。
  • 眞希は、巧巳の名前を利用してモナを精神的に追い込み、秘密を守ることを約束させた 。
  • しかしモナは、その約束を守るつもりはなく、自らの手で巧巳を守ることを固く決意していた 。
  • 物語の最後、巧巳が変装した愛衣那と偶然すれ違っていたことが明かされた 。

【ひと夏の共犯者】第18話をネタバレありでわかりやすく解説する

巧巳の不在と澪の朝

物語は、静かな朝の場面から始まります 。澪が目を覚ますと、そこに巧巳の姿はありません

昨日の出来事が彼女の脳裏に蘇ります。巧巳は「ちょっと行くところができたから」「明日から少し留守にするね」と、澪に告げていました 。詳しいことは言えないとしながらも、「大丈夫 すぐ戻るよ」と約束を残して

一人残された澪は、静かに朝の支度を始めます。

動き出した愛衣那――警察の追跡

場面は一転し、海斗殺人事件の特別捜査本部 。塔堂刑事の元に、天瀬愛衣那が動いたとの報告が入ります 。彼女は東京駅から大阪行きの新幹線に乗車したようです 。警察は、愛衣那が片桐澪の居場所に心当たりがあり、そこへ向かっていると推測 。彼女の尾行を続けさせます

「仕事のミスは仕事で返せ」――塔堂の檄

自らの失態に落ち込む後輩刑事の三宅 。そんな彼に、塔堂は意外な言葉をかけます。

「らしくないな…」

お前の下心のおかげで天瀬が早く動きだしたんだ

彼女は、三宅のミスが結果的に捜査を進展させたと指摘し、「仕事のミスは仕事で取り返さないとな」と檄を飛ばします 。そして、警察は身内の不祥事をもみ消すことには長けている、と自らの経験を交えて語るのでした

「楽しくなってきた」――作戦開始

その直後、塔堂の携帯が鳴ります。電話の向こうからの報告を受けた彼女の口元には、不敵な笑みが浮かんでいました。

今すぐ全員呼び戻せ」 「楽しくなってきたところだから」 。

愛衣那が目的地に到着し、いよいよ作戦が最終段階に入ることを示唆していました。片桐澪確保の時は、刻一刻と迫っています。

【ひと夏の共犯者】18話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、巧巳くんと澪ちゃんの静かな日常と、水面下で激しく動く警察の捜査という、対照的な二つの場面が交互に描かれることで、嵐の前の静けさのような独特の緊張感が漂っていました。巧巳くんが一体どこへ、何をしに行ったのかが気になりますね。澪ちゃんを守るための何かであることは間違いないと思いますが…。

そして、塔堂刑事と三宅くんのやり取りが最高でした!部下のミスをただ叱責するのではなく、それを逆手にとって捜査の進展に繋げ、さらに「仕事で返せ」と発破をかける。塔堂さん、理想の上司すぎませんか?彼女の「警察は不祥事のもみ消しには長けている」というセリフには、彼女自身の過去の苦い経験が滲んでいて、キャラクターの深みを感じさせます。

ラストの「楽しくなってきた」という塔堂さんのセリフには、ゾクゾクしましたね。愛衣那が澪の元へ向かっている今、いよいよ物語の全ての役者が一つの舞台に集まろうとしています。巧巳くんが不在の中、澪ちゃんはたった一人。そこに、執念の女・愛衣那と、凄腕刑事・塔堂が迫る…。次回の展開が全く読めません!

【ひと夏の共犯者】18話のネタバレまとめ

  • 巧巳は、澪に「少し留守にする」とだけ告げ、どこかへ出かけてしまう 。
  • 一方、警察は天瀬愛衣那が大阪行きの新幹線に乗ったことを突き止め、彼女が澪の居場所に向かっていると判断し、尾行を続ける 。
  • 塔堂刑事は、失態を犯した後輩の三宅に対し、「お前の下心のおかげで捜査が進んだ」と伝え、仕事でミスを挽回するよう檄を飛ばす 。
  • 愛衣那が目的地に到着したとの連絡を受け、塔堂は「楽しくなってきた」と不敵に笑い、チームに総動員をかける 。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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