【ひと夏の共犯者】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する

ずっちー
前話のおさらい
  • 主人公に「ここに置いてほしい」と涙ながらに懇願した澪 。
  • 主人公の戸惑いを拒絶と誤解し、澪は自らを「対価」として差し出そうとする衝撃的な行動に出る 。
  • 主人公が澪の「願い」を受け入れたことで、彼女は事務所から「行方不明」と発表され、彼は共犯者となった 。

【ひと夏の共犯者】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する

夢ではなかった、非現実的な朝

悪夢のような一夜が明け、主人公は「朝起きたらやっぱりすべて夢だったのだと あざ笑うつもりだったのに…」と、淡い期待を抱きながら目を覚まします

しかし、その期待はすぐに打ち砕かれます。縁側には、朝日を浴びて柔らかな表情を浮かべる澪の姿がありました

「おはようございます」と微笑む彼女は、あまりにも美しく、そして現実でした

乾いた自分の服に着替えてくると告げる澪を見送りながら、主人公は改めて「目が覚めても 片桐澪は まだこの家にいた」という、信じがたい事実を噛みしめるのでした

決断の夜…「対価」はいらない

ここで場面は昨夜に戻ります。 「対価」として自らを差し出そうとする澪の腕を、主人公は力強く掴み、制止します

いいですから そんなの

彼は、悲痛な表情で訴えかけます。

対価なんて いらないので… 好きなだけ いてください

彼の真摯な言葉に、澪はただ「……ありがとう ございます!」と深く頭を下げることしかできませんでした

そして、主人公が「せめて…名前だけでも教えてもらえませんか?」と尋ねると、彼女ははっきりと「澪です」と名乗ります 。

こうして、主人公は彼女の願いを受け入れ、正式に彼女を匿うことを決意したのでした。

共犯者たちの、最初のお出かけ

一夜明け、主人公は昨日の急展開にまだ頭が追いついていませんでした 。そもそも、なぜ澪がここにいるのか… 。思わずスマホで情報を検索しようとしますが、澪がスマホを避けていることを思い出し、慌てて「充電しようと思って」とごまかします

そんな彼に、澪は「買い物?」と尋ねます 。日用品が欲しかった主人公が頷くと、彼女は「じゃあ…一緒に出かけましょうか」と、意外な提案をしました

こうして、主人公――巧巳(たくみ)と澪の、初めての外出が始まります 。

夏の陽射しが降り注ぐ田舎道を歩きながら、澪は「こういう田舎暮らし 昔からちょっと憧れていました」と、少しだけ明るい表情を見せます 。しかし、この辺りにはもう若い人はほとんどおらず、コンビニすらないという巧巳の言葉に、少し寂しそうな顔をするのでした

忍び寄る不穏な影…「死の真相」とは

店に着くと、澪は「巧巳くんはここで待っててください」と言い、一人で中に入っていきます

外で待つ巧巳の耳に、店主と配達員の世間話が聞こえてきました。

いや〜 アイドルが 行方不明だなんて…

最近は物騒な話が多くて怖いですね

自分たちがまさにその渦中にいるという現実に、巧巳は生きた心地がしません。

その時、彼の目に、店内に置かれた週刊誌の表紙が飛び込んできます。 そこには、目を疑うような文字が印刷されていました。

【ミュージシャン 海斗の死の真相】

そして、その下には小さく【AMEL 片桐澪 いまだ行方不明】の文字が… 。

熱愛報道のお相手だったはずの海斗が、死んでいる…?

ただの失踪事件ではなかったのか。巧巳は、自分がとんでもない事件に巻き込まれてしまったことを悟り、愕然とするのでした。

【ひと夏の共犯者】4話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、巧巳くんの優しさと男気にグッときましたね! 「対価はいらないから好きなだけいて」なんて、なかなか言えるセリフじゃありません。彼のこの誠実さが、きっと澪ちゃんの心を少しずつ溶かしていくんだろうなと感じました。

そして、なんと言ってもラストの衝撃が凄まじかったです…。てっきり熱愛スキャンダルから逃げてきただけだと思っていたら、まさかの相手役が「死亡」!? 話のスケールが一気に変わりました。これはもう、単なるアイドルとファンの逃避行ではありません。殺人事件の重要参考人かもしれない人物を匿っている、というサスペンス展開に突入です。

澪ちゃんはなぜ、海斗が死んだことを黙っていたのか。彼女は事件に関わっているのか、それとも彼女自身も命を狙われるような危険な立場にいるのか。巧巳くんが知ってしまった「死の真相」というキーワードが、今後の物語の鍵を握ることは間違いないでしょう。平和な田舎での夏休みが、一転して命がけのサスペンスに…。もう次が気になって仕方ありません!

【ひと夏の共犯者】4話のネタバレまとめ

  • 主人公の巧巳は、澪からの「対価」の申し出をきっぱりと断り、彼女が好きなだけいていいと伝える 。
  • 二人は日用品を買うために、初めて一緒に出かけることになる 。
  • 買い物先の店で、巧巳は週刊誌の見出しを見てしまう 。
  • そこには、澪の熱愛相手と報道されたミュージシャン・海斗が死亡しているという衝撃の事実が書かれていた 。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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