【ひと夏の共犯者】第7話をネタバレありでわかりやすく解説する

ずっちー
前話のおさらい
  • 澪の別人格「眞希」は、巧巳に自らの存在を明かした 。
  • 1年前の回想で、巧巳が澪を好きになったのは、コンサートで彼女が見せた一瞬の悲しい表情がきっかけだったことが判明した 。
  • 眞希が海斗を殺した犯人の名を告げようとした瞬間、近所からの通報を受けた警察が家にやって来てしまった 。

【ひと夏の共犯者】第7話をネタバレありでわかりやすく解説する

絶体絶命の危機…警察との対峙

「このままだと…ヤバい…」

警察の訪問という絶体絶命の状況に、巧巳は完全にパニックに陥ります 。 しかし、隣にいる眞希は落ち着き払っていました 。 彼女は巧巳に「大丈夫 あなたならうまくやれる」と囁き、彼を玄関へと送り出します

警官は、「この家のご主人はもう亡くなっているはずなのに、明かりがついている」という近所からの通報で来たと説明します 。 巧巳は機転を利かせ、自分はこの家の持ち主だった岩井の曾孫・岩井巧巳であり、大学の夏休みを利用して家の片付けに来ていると名乗りました

警官が「ここにいるのは君1人かな?」と核心に迫る質問をした瞬間、奥の部屋から大きな物音が響き渡ります 。 凍りつく巧巳でしたが、咄嗟に「さっき本の整理をしていたので、それが崩れたんだと思います」とごまかし、なんとかその場を乗り切ることに成功するのでした

眞希が明かす「記憶」のルールと戻ってきた「澪」

警察が帰ると、眞希は「よくできたじゃない えらいわ」と巧巳を褒めます 。 彼は、自分が眞希に試されていたのだと悟るのでした

眞希は続けて、人格が入れ替わる際の重要なルールを明かします。

澪の記憶では今お風呂に入っているところなの

そこで入れ替わらないと記憶がつながらないでしょう

澪本人に別人格の存在を気づかせないためには、彼女が意識を失った場所で、再び澪に戻らなければならないのです

翌朝、巧巳の前に現れたのは、いつもの明るく無邪気な「澪ちゃん」でした 。 彼女は「昨日買ったスイカ食べましょう!」と屈託なく笑いかけます 。 しかし巧巳の頭の中では、昨夜の眞希の言葉が渦巻いていました

(安心して 海斗を殺したのは澪じゃないわ…)

彼は、もう何を信じればいいのかわからない状態に陥っていました

幼なじみの来訪と最悪の鉢合わせ

平穏も束の間、突然「たーくみー!!」という快活な声と共に、一人の少女が家にやって来ます 。 彼女は巧巳の幼なじみ・モナでした 。 父親から連絡を受けて、巧巳に会いに来たのです

予期せぬ来訪者に、巧巳は澪をとっさに隠そうとします 。 「絶対に巻き込むわけにはいかない…」 。 しかし、その焦りは無駄に終わりました 。 モナは巧巳の背後からひょこっと顔を出し、部屋の中にいた澪の姿をはっきりと見てしまったのです

そして、モナは驚きと確信の入り混じった声で、澪に問いかけます。

あなたって アイドルの?」 。

そう、モナはニュースで見た行方不明のアイドル・片桐澪のことを知っていたのです

【ひと夏の共犯者】7話を読んだ感想(ネタバレあり)

ハラハラしっぱなしの第7話でした!警察が来た時の緊張感は本当に心臓に悪かったですね…。巧巳くんの咄嗟の嘘、見事でした。でも、それすらも眞希に試されていたと知った時は、彼女の底知れなさにゾッとしました。彼女は本当に巧巳くんを信頼しているのか、それともただの駒として見ているのか…。

そして、人格交代のルールが明かされたのも大きなポイントでした。澪にバレないようにするためには、常に完璧な状況設定が必要になるなんて、あまりにも綱渡りすぎます。巧巳くんの負担がどんどん増えていくのが見ていて辛いです。

そんな中での幼なじみ・モナちゃんの登場! 明るくて可愛い彼女が現れたことで、一瞬空気が和んだかと思いきや、まさかの最悪のタイミングで澪ちゃんを見られてしまいましたね…。秘密を知る人間が一人増えてしまったことで、物語はさらに複雑な方向へ進むこと間違いなしです。モナちゃんは敵になるのか、それとも味方(新たな共犯者)になるのか?気になりすぎます!

【ひと夏の共犯者】7話のネタバレまとめ

  • 眞希に後押しされた巧巳は、近所の通報でやってきた警察を機転を利かせた嘘で追い返すことに成功する 。
  • 眞希は、澪に気づかれないよう、彼女が意識を失った場所で人格を交代しなければならないというルールを巧巳に明かす 。
  • 翌朝、元に戻った澪と過ごす巧巳の元に、幼なじみのモナが訪ねてくる 。
  • 巧巳が隠す間もなく、モナは澪の顔を見てしまい、彼女が行方不明になっているアイドルだと気づいてしまう 。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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