【カップルゲーム】13話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 最終ゲームで、夢が悟と麻美の関係をすべて知った上でゲームに参加していたことが明らかになりました。
- 夢は悟と麻美の幸せを願って身を引く選択をしましたが、それはすべて演技でした。
- 全ての告白が出揃った後、勝者として悟と麻美が選ばれますが、「この中に嘘つきがいる」とゲームマスターに告げられ、扉は開きませんでした。
【カップルゲーム】第13話をネタバレありでわかりやすく解説する
すべての嘘と真実が暴かれ、物語は壮絶なクライマックスへ。愛を求め、愛に狂った少女が辿り着いた、血塗られた愛の形とは。衝撃と戦慄が待ち受ける、「カップルゲーム」感動の最終回です。
愛憎の果て、血に塗れた誓い
扉が開かない理由、それはまだ嘘つきが残っているからでした。ゲームマスターが指さした「嘘つき」、それは聖女の仮面を被った悪女、夢でした。彼女は颯太を刺し、その本性を現します。
嫉妬と憎しみに駆られた夢は、「みんなして麻美麻美麻美って…」と叫び、麻美の顔をナイフで切りつけます。そして、致命傷を負い息も絶え絶えの悟を抱きかかえると、「もう私たちのこと邪魔する人はいなくなったよ」と狂気の笑みを浮かべました。彼女は血に塗れた姿のまま、これからも悟を愛し続けると誓い、教会の奥へと進んでいきます。
狂気の愛と、最後の抵抗
血の跡を引きずりながら、夢は悟を抱えて祭壇へと向かいます。「初めてキスした日のこと…覚えてる?」と、彼女は幸せだった頃の思い出を語りかけます。彼女にとって、この血塗られた教会こそが、二人だけの永遠を誓うにふさわしい場所でした。
その狂気に満ちた愛の形を、ゲームマスターは「これがあなたの辿り着いた『愛』なのですね」と静かに見つめます。
しかし、その狂気を止めようとする者がいました。瀕死の重傷を負いながらも、颯太が最後の力を振り絞って立ち上がります。「駄目だ 夢ちゃん!」。ゲームマスターは、「この先に進むのであれば…どなたかが脱落しない限り 優勝者はなしとなります」と、最後の非情なルールを告げました。
友として、愛のために。颯太の最後の言葉
夢は、最後の障害である颯太にナイフを向けます。「邪魔しないで」。
しかし、颯太は怯みませんでした。彼は、夢が愛する麻美を殺したことに対し「許せない」とはっきりと言い放ちます。それでも、「きっといい友達になれてたのに」と、出会い方を悔やむ言葉を続けました。 「だからこそ友達として こんな終わり方は止めないといけないんだ…っ」 彼は、自らの命を懸けて、間違った道に進む友人を止めようとしたのです。
颯太のまっすぐな言葉に、夢の心は一瞬揺らぎます。しかし、彼女は「ここまで来たら私は…」と、狂気の道を選ぶことを決意し、颯太にとどめを刺しました。
血の誓いと優勝者、明かされるEsの正体
全てを排除した夢は、悟の亡骸の前で血塗れのナイフを手にし、最後の告白を完遂します。「安達夢は高橋悟を永遠に愛することを…誓います」。
その凄まじいまでの意思の強さを見たゲームマスター(Es)は、「畏敬の念を抱きます」と呟き、高らかに宣言しました。 「夢様…そして悟様 優勝おめでとうございます」
そこで夢は、ずっと感じていた違和感の正体に気づきます。「…あなた やっぱり…女性だったんだね」。仮面の下のゲームマスターは、女性だったのでした。Esは「ここは私にとっても思い出の地なのです」と、彼女自身もこの場所に何らかの因縁があることを示唆します。
エピローグ、そして続く惨劇の連鎖
Esは賞金を渡そうとしますが、夢はそれを断り、何かを「頼み」ました。場面は変わり、病院の一室で颯太が目を覚まします。彼は奇跡的に一命をとりとめていたのです。彼の枕元には、夢からの「あなたは生きてください」という短い手紙が残されていました。
一方、Esは「愛と憎しみは表裏一体ですからね」と、次なるゲームへの期待を膨らませます。
そして数年後、とある高校の入学式。新入生たちに祝辞を述べる理事長の姿は、あのゲームマスターEsでした。 「永遠の愛を求め、愛を育んでください」。彼女の言葉と共に、「カップルゲーム シーズン2」の開幕が予告され、物語は幕を閉じます。
【カップルゲーム】13話を読んだ感想(ネタバレあり)
壮絶な物語の最終回は、衝撃の連続でした。愛するがゆえに狂気に堕ち、全てを破壊して「永遠の愛」を手にしようとした夢の姿は、恐ろしくもどこか哀れで、最後まで目が離せませんでした。彼女が求めた愛は、あまりにも歪んでいましたが、その一途さだけは本物だったのかもしれません。
そんな中で、颯太の存在が唯一の救いでした。彼は最後まで人間としての尊厳を失わず、友として夢を止めようとしました。彼が生き残ったという結末は、この物語がただの絶望で終わらなかったことを示しているようで、少しだけホッとしました。
そして、最も衝撃的だったのは、ゲームマスターEsの正体と、物語が終わらないことを示唆するラストシーンです。彼女がなぜこのような残酷なゲームを続けるのか、彼女自身の「思い出の地」とは何なのか。多くの謎を残し、「カップルゲーム シーズン2」を予告するという終わり方は、悪寒が走るほど見事でした。「愛と憎しみは表裏一体」というテーマを最後まで貫き、読者に強烈な印象を残す、素晴らしい最終回だったと思います。
【カップルゲーム】13話のネタバレまとめ
- 夢は最後の抵抗を見せた麻美と颯太を殺害し、血塗れの告白を完遂して悟と共にゲームの勝者となります 。
- 悟は夢の腕の中で息絶え、夢もまた彼の後を追うように命を落としたことが示唆されます 。
- ゲームマスター(Es)の正体が女性であり、彼女自身もこの場所に思い出があることが明かされます 。
- 唯一の生存者となった颯太は病院で目を覚まし、夢からの「生きてください」という手紙を見つけます 。
- エピローグでは、Esが学園の理事長として新たなデスゲーム「カップルゲーム シイズン2」の開幕を宣言し、物語は幕を閉じます 。
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