【カップルゲーム】15話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 新シーズンが始まり、主人公は林楓、その彼氏は石橋鷹斗という新たなカップルになります 。
  • 楓は、シーズン1の唯一の生存者・颯太の妹であり、2年前に行方不明になった兄を案じています 。
  • 理事長Esによって、楓や鷹斗を含む4組のカップルが強制的に「カップルゲーム」に参加させられます 。
  • 参加者は密室に閉じ込められ、爆弾付きの首輪をはめられ、ゲームを拒否したカップルが目の前で殺され、「試験に不合格=死」というデスゲームの開始が宣言されました 。

【カップルゲーム】第15話をネタバレありでわかりやすく解説する

理事長Esによって強制的に開始された、新たな「カップルゲーム」。目の前で同級生が惨殺され、生徒たちはこれが本物のデスゲームであることを悟ります 。絶望的な状況の中、彼らに課せられた最初の「愛の試験」は、あまりにも残酷なものでした。

繰り返される惨劇、絶望への序曲

教室はパニックに包まれますが、Esは平然と「教室の扉に高圧電流が流れるように細工をいたしました」と告げ、脱出が不可能であることを示します 。その非道なやり方に、吉田香澄が「アンタ頭狂ってるんじゃないの!?」とEsに掴みかかりました

しかし、Esは表情一つ変えず、「試験官に暴力を振るうなんていけませんねぇ」と呟くと、香澄の首輪を作動させます 。香澄は苦しみながらその場に崩れ落ち、絶命しました 。立て続けに二組のカップルが死亡し、生徒たちは恐怖に支配されます。

愛の教育と、最初の試験

冷静さを保っていた謎の転校生・夜崎流星が、Esにゲームの目的と解放条件を問いただします 。Esは不気味に微笑みながら、「ここは学校ですよ?」「私はあなたたちに愛の教育を施しているだけです」と答えました 。ここから解放される条件は、全ての試験をクリアし、この学園を「卒業」することだけです

恐怖に震える楓を、恋人の鷹斗が「楓がひとりで頑張る必要はない」「俺たちふたりで支え合って乗り越えていこう」と優しく励まします 。その言葉に少しだけ勇気づけられる楓。そしてEsは、最初の試験を発表します。その名は「ラブレターゲーム」

簡単で、最も残酷なルール

「ラブレターゲーム」のルールは、一見すると非常に簡単なものでした。 10分以内に、便せんに「想いを寄せる相手の名前」と「その人の好きなところ」を書き、箱に投函するだけです 。そして、自分宛てのラブレターが1通でも届けばクリアとなり、教室から出ることができます 。

しかし、その裏には残酷な罰が待ち受けていました。 もし、誰からもラブレターが届かなかった場合、それは「誰にも愛されてないということ」「この学園にふさわしくありませんので

死んでいただきます」と、Esは冷酷に告げたのです

生き残りをかけた協力と、鷹斗のリーダーシップ

残された3組のカップルは、全員で生き残るために作戦会議を始めます。鷹斗がリーダーシップを発揮し、「誰が誰に投函するか確認しておかないか?」と提案しました 。各カップルがお互いの名前を書き合うことを宣言し合えば、全員がクリアできるはずでした

さらに鷹斗は、他人のラブレターの中身を見てしまうのを防ぐため、一人ずつ順番に投函し、その間は他の者たちが机に顔を伏せるという巧妙なルールまで考案します 。楓は、頼りになる鷹斗の姿に「心強いな…」と、彼への想いを再確認するのでした

仕組まれた裏切り、崩れ落ちる信頼

結果発表が始まります。美奈と律のカップルは、お互いにラブレターを送り合い、無事にクリアしました 。楓もまた、鷹斗からの手紙が読まれ、安堵の表情を浮かべます

しかし、それは悪夢の始まりでした。鷹斗が書いたラブレターの宛名は、楓ではなかったのです。

鷹斗が書いた相手は、先ほど死んだはずの吉田香澄でした 。さらに、香澄が書いたラブレターの相手も鷹斗だったのです

明かされる本性、死の宣告

鷹斗は楓の前で豹変し、「お前バカだよなぁ 本当」と彼女を嘲笑います 。鷹斗と香澄は、楓に隠れて付き合っていたのです 。鷹斗にとって楓は、ただの遊び相手でした

結果、パートナーからラブレターが届かなかったのは、楓と、香澄に裏切られた流星の二人だけでした 。Esは、その事実を突きつけ、「そのような方はこの学園にふさわしくありませんので、死んでいただきます」と、二人に無慈悲な死の宣告を下したのでした 。

【カップルゲーム】15話を読んだ感想(ネタバレあり)

シーズン2の本格的な幕開けとなる今回は、息つく間もない絶望の連続でした。冒頭から、ゲームに抵抗した生徒が即座に殺されるシーンは、Esの非情さと、このゲームの理不尽さを改めて見せつけられました。

最初のゲームが「ラブレターゲーム」という、一見すると高校生らしいタイトルだっただけに、そのルールの残酷さには背筋が凍る思いです。腕力や知力ではなく、他者からの「好意」という、最も不確かで残酷な指標で生死が決まるという発想は、ゲームマスターの悪趣味さを物語っています。

鷹斗の裏切りは、彼の人気者という設定からある程度予想はしていましたが、その豹変ぶりと楓をあざ笑う姿には、強い憤りを感じずにはいられませんでした。楓の純粋な恋心を踏みにじり、協力体制を提案して全員を欺いた彼の行為は、まさに外道です。

最後に楓と共に死を宣告された、謎多き転校生・流星の存在が、今後の鍵を握ることは間違いありません。彼もまたパートナーに裏切られた被害者ですが、その冷静な態度の裏には何が隠されているのか。絶体絶命の状況で、この二人がどうなってしまうのか、続きが気になって仕方がありません。

【カップルゲーム】15話のネタバレまとめ

  • ゲームに抵抗した生徒が惨殺され、Esの絶対的な支配が確立されます 。
  • 最初の試験「ラブレターゲーム」が開始。ルールは、パートナーからラブレターを貰えなければ死亡するというものです 。
  • 全員で生き残るため、鷹斗の提案でカップル同士でラブレターを送り合う作戦を立てます 。
  • しかし、鷹斗は恋人の楓ではなく、裏で付き合っていた香澄とラブレターを交換していました 。
  • 結果、パートナーに裏切られた楓と、同じく裏切られた謎の転校生・流星が、死の宣告を受けます 。

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ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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