【カップルゲーム】6話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 第3ゲームが「カップルを入れ替えて強制的に行為をさせる」という非道なものであることが発表されました。
- 激しく抵抗する悟は、自分と麻美が「実の兄妹」であるという衝撃の事実を告白します。
- しかしルールは覆らずゲームは開始され、運命の選択の結果、夢は颯太とペアになってしまいます。
【カップルゲーム】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する
恋人ではない相手との行為を強制されるという、あまりにも残酷な第3ゲームが始まりました。それぞれ別のパートナーと密室に閉じ込められた参加者たち。 彼らの愛と尊厳が試される、地獄の時間が始まります。今回は、対照的な二つの密室で繰り広げられる、人間の醜さと誠実さを描いた物語です。
閉ざされた部屋、引き裂かれる心
夢と颯太が閉じ込められた部屋は、完全な密室でした。 助けを呼ぶ声も外には届きません。 当然、二人は「好きな人以外とするなんて…!」と、ゲームマスターの指令を拒絶します。 しかし、夢の心は引き裂かれそうでした。悟が今頃、自分以外の誰かと肌を重ねているかもしれない…そう想像するだけで、「胸が灼けつくように痛いよ…っ」と、苦しみに胸をかきむしります。
その頃、別の部屋では、資産家の御曹司・西園寺一成が、モデルの若菜に欲望のままに迫っていました。
剥がれ落ちた仮面、金で繋がれた関係の末路
一成は若菜に「ボクのこと好きだって…」と甘い言葉を期待しますが、彼女から返ってきたのは、残酷な真実でした。
「好き好きダイスキ♡
テメェの金が」
若菜は一成のことを、家柄が良く、バッグなどを買ってくれる「チョロい」金づるとしか見ていなかったのです。 「あんたみたいなキモデブ それ以外なんの得があんのよ」と、本性を現します。
信じていた相手からのひどい言葉に、一成は泣き崩れてしまいます。 そんな彼を見て、若菜は「ヤらせてあげる」「ただし1回だけよ」と、あくまでゲームをクリアし、賞金1億円を手にすることしか考えていません。
彼女は、一成が今まで自分に貢いだ金額をスマホで見せつけ、「それっぽっちがお前の価値だ」と嘲笑います。
しかし、プライドをズタズタにされた一成は、豹変しました。 「セックスはしない」
「お前はここで一人 罰ゲームを受ければいい」
財閥の力と歪んだ支配欲
一成は、自分は西園寺財閥の跡取りであり、金でスタッフを買収して優勝することさえ可能だと豪語します。 彼は、若菜のことを自分を飾るための「アクセサリー」としか見ておらず、「役に立たない女に興味はない」と冷酷に切り捨てました。
二人の関係は、お互いを利用し合う「もっちつもたれつの関係」だったのです。 醜い本性をぶつけ合う二人ですが、力の差は明らかでした。若菜は生き残るため、屈辱に耐えながら一成に媚びるしかありません。
プライドをかけた服従、地獄の主従関係
立場が逆転した一成の支配欲はエスカレートしていきます。彼は若菜に対し、「“セックスしてください”だ」「土下座して請え」と命令しました。 さらに、「笑顔でだぞ」と、彼女の尊厳を徹底的に踏みにじります。
生き残りたい一心で、若菜はその屈辱的な命令に従います。 しかし、一成の要求は終わりませんでした。「俺の足を舐めろ」と、さらなる服従を強要します。 二人の間には、もはや愛のかけらもなく、ただ歪んだ支配関係だけが存在していました。
生きるための選択、芽生える絆
一方、夢と颯太の部屋では、全く違う空気が流れていました。何もしなければ二人とも死ぬという状況の中、颯太は「カップルが揃ってクリアしないと 麻美ちゃんと悟くんも道連れに…」と、このゲームが連帯責任である可能性を口にします。
「悟を助けるためには するしか…ないんだよね」。
颯太は、夢が初めての経験であることを察し、「でも絶対傷つけないようにするから」「優しくするから」と、必死に彼女を気遣います。 彼の誠実な態度に、夢は少しずつ恐怖心が和らいでいくのを感じました。 「麻美ちゃんが恋した理由がわかるな」「格好いいね」。 夢の言葉に、颯太は照れながらも、二人の間には不思議な絆が芽生え始めていました。
愛を裏切らないための、究極の選択
颯太は、自分が麻美に恋をした瞬間を語り始めます。泣いていた彼女を見て、「この女性を守れる男になりたい…って思ったんだ」と。 彼の純粋な想いに心を動かされた夢は、ある一つの提案をしました。
「好きな相手のことを想いながら…しよう」「お互いに」
それは、愛する人を裏切ることなく、この残酷な指令を乗り越えるための、二人なりの精一杯の抵抗でした。 「大切な人への愛が迷子にならないように――…」と心に誓い、二人は静かに唇を重ねます。 その頃、別の部屋では、悟と麻美が兄妹としてお互いを支えるように、強く抱きしめ合っていました。
【カップルゲーム】6話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、人間の醜さと気高さが非常に対照的に描かれた回でした。一成と若菜のやり取りは、金と欲望にまみれた関係の末路を見せつけられたようで、読んでいて本当に胸が苦しくなりました。お互いを道具としてしか見ていない二人が、絶望的な状況で本性をぶつけ合う様は、まさに地獄絵図です。
その一方で、夢と颯太の姿には大きな救いを感じました。最悪の状況下でも相手を気遣い、尊重しようとする颯太の誠実さは、この作品における良心のように思えます。彼の優しさが、パニックに陥っていた夢の心を解きほぐしていく過程は、とても丁寧に描かれていて感動的でした。
そして、夢が提案した「好きな相手を想いながらしよう」という選択。これは、ただ指令に従うのではなく、自分たちの愛と尊厳を守るための、あまりにも切なく、そして強い意志の表れだと感じました。これは裏切りではなく、愛する人を守るための崇高な儀式なのだと、自分たちに言い聞かせているようで涙が出そうになります。この究極の選択が、彼らの関係にどのような影響を与えていくのか、固唾をのんで見守りたいです。
【カップルゲーム】6話のネタバレまとめ
- 第3ゲームが始まり、密室に閉じ込められた夢と颯太は、指令を前に葛藤します。
- 一方、若菜とペアになった一成は、彼女から金づるとしか思われていなかったことを知り激怒。 立場を逆転させ、彼女に屈辱的な服従を強要します。
- 夢と颯太は、それぞれのパートナーを救うためには指令をこなすしかないと判断します。
- 二人は、お互いの愛する人を想いながら行為に及ぶという、苦渋の選択をしました。
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