【カップルゲーム】8話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 第3ゲームで、悟と麻美がかつて恋人同士だったという悲しい過去が明らかになりました 。
- 密室の中で悟は麻美の誘惑を一度は拒絶しますが、最終的に二人は過去の想いを断ち切れず結ばれてしまいます 。
- 一方、夢と颯太は愛する人を裏切れず行為を拒絶。そのため、部屋の天井から死の罠が迫り、絶体絶命のピンチに陥りました 。
【カップルゲーム】第8話をネタバレありでわかりやすく解説する
愛する人を裏切るか、死か。非情な選択を迫られた第3ゲーム。悟と麻美が過去の想いを遂げる一方で、夢と颯太には無慈悲な死の罠が迫ります。絶望的な状況の中、夢が導き出した驚くべき「第三の選択」とは。物語は、彼女の機転が死のゲームに一石を投じる、衝撃の展開を迎えます。
対照的な密室、それぞれの選択
若菜と一成の部屋では、欲望のままにお互いを求め、行為を終えていました 。ゲームマスターは、このカップルのクリアは確実だと見ています 。
しかし、夢と颯太の部屋は絶望に包まれていました。天井から迫る死の罠を前に、なすすべもありません。夢は、悟との幸せな未来だけを夢見てこのゲームに参加したことを思い出し、涙を流します 。ゲームマスターは「恋人を裏切るか 何もせず死ぬか どちらを選ぶでしょうか――?」と、二人の選択を冷ややかに見守っていました 。
不安と嫉妬、そして断ち切れない過去
颯太は、夢に「麻美ちゃんの気持ちが俺にあるか不安で」「俺からゲームに誘ったんだ」と、このゲームに参加した本当の理由を打ち明けます 。彼の不安は、夢の心にも突き刺さります。悟は今、どうしているのだろうか、と。
その頃、悟と麻美の部屋では、二人が過去の想いに溺れていました。「ゲームなんてどうでもいいよ」「もっと強く抱いて…!」と求める麻美に、悟もまた抗うことができません 。愛する人がいながら、別の相手と肌を重ねる。その罪悪感と背徳感が、二人をさらに深く結びつけていました。
罪悪感の中のゲームクリア
やがて、悟と麻美の部屋のドアが開き、チャレンジ成功が告げられます 。しかし、悟の心は晴れません。ゲームマスターから「各部屋のライブ映像チェックします?」と悪趣味な提案をされても、「俺に観る資格なんてないから…」と、罪悪感から目をそむけます 。
麻美はそんな悟に「あと少しだけこうさせて…」と寄り添い、二人は部屋の外で夢たちが現れるのを待つことにしました 。しばらくして、ゲームマスターは「おや? 2組目のチャレンジ成功者もご登場ですよ」と告げます 。
涙の再会と、一つの真実
部屋から出てきたのは、憔悴しきった夢と、彼女を支える颯太でした 。悟は、夢の相手が中学時代の同級生である颯太だったことに衝撃を受けます 。夢もまた、悟と麻美が二人でいる姿を見て、複雑な表情を浮かべました 。
そんな中、颯太が悟の前に進み出て、はっきりと告げます。
「夢ちゃんは君のために貞操を守ったんだ」「俺が保証するよ」
絶望の中の奇策「ソロセックス」
行為をしなければクリアできないはずのこのゲーム。ゲームマスターも「それだとクリアできないはず…」と困惑します 。ここで、物語は15分前の夢と颯太の部屋へと遡ります。
天井の罠が迫り、絶体絶命の状況で、夢は突如「颯太くん 今度こそ…エッチしよ」と、颯太を驚かせる言葉を口にしました 。しかし、それは二人で肌を重ねるという意味ではありません。彼女が提案したのは、
「ソロセックス」、つまり、各自が一人で快感を得ることだったのです 。
夢はゲームマスターに向かって問いかけます。 「初めては恋人にって決めてるの」
「本当の気持ちを押し殺したセックスがあなたの求める愛なの?」
彼女は、ゲームのルールを逆手に取り、愛する人を裏切ることなくクリアする方法を導き出したのです。
愛の再定義、そして掴み取った生還
夢は颯太に「私たちは恋人とは別の方法でセックスするから あなたはそこで見ていればいいよ」と宣言します 。颯太の優しい思いやりに触れ、心が満たされた夢は、「愛し合うとこんなに気持ちいいんだね」と、行為だけが愛の形ではないことを実感していました 。
二人は「本当に好きな人と結ばれるために」「私たち絶対生き残ろうね」と強く誓い合い、それぞれの方法で性的快感を得ることで、見事ゲームのクリア条件を満たしたのです 。そして、部屋の扉が開き、二人は無事に生還を果たしました。
【カップルゲーム】8話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回のエピソードは、まさに圧巻の一言でした。特に、夢が編み出した「ソロセックス」というクリア方法には、本当に驚かされました。ゲームマスターの悪意に満ちたルールに対し、力で抗うのではなく、ルールの本質を問い直し、愛の形を再定義することで乗り越えるという発想は、彼女の賢さと心の強さを象徴しているようです。
悟と麻美が過去の想いを断ち切れず一線を越えてしまった展開は、非常に切なかったです。彼らの複雑な背景を考えると、単純に「裏切り」と断罪できない苦しさがあります。罪悪感を抱える悟と、彼に寄り添う麻美、そして何も知らずに貞操を守り抜いた夢。この三人の関係が今後どうなっていくのか、目が離せません。
そして、颯太の存在が大きな救いでした。最後まで夢を尊重し、彼女の突飛な提案を受け入れた彼の優しさと誠実さには心を打たれます。再会した悟に、夢の潔白を真っ先に伝えた場面も素晴らしかったです。彼のような人物がいるからこそ、この地獄のようなゲームにも、まだ希望が見いだせるのかもしれません。
【カップルゲーム】8話のネタバレまとめ
- 悟と麻美は過去の想いを断ち切れず、一線を越えることで第3ゲームをクリアします 。
- 一方、死の罠が迫る中、夢は「行為」ではなく「性的快感を得ること」がクリア条件だと見抜きます 。
- 夢は、恋人を裏切らないために「ソロセックス」という奇策を提案し、颯太もそれを受け入れます 。
- 夢と颯太は、それぞれ自らの手で快感を得るという方法で死の罠を回避し、ゲームをクリアしました 。
- 再会した悟に対し、颯太は夢が貞操を守ったことを伝えますが、悟は自分が裏切ってしまったという罪悪感に苛まれます 。
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