【クズ夫の子供になって復讐します】4話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【クズ夫の子供になって復讐します】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する
第3話で、ママ友たちの前で自らの悪口を暴露され、窮地に立たされた朱莉。莉咲子(主人公)による復讐の第一弾は見事に成功しました。しかし、物語はここで終わりません。今回は、クズ夫婦の関係が音を立てて崩壊し、復讐がクライマックスへと向かう【クズ夫の子供になって復讐します】第4話の衝撃的な内容を、あますところなく解説していきます。
修羅場と責任転嫁
ママ友ランチ会は、莉咲子が再生した録音データによって修羅場と化します。 自分の本性が暴かれた朱莉は逆上し、「莉咲子アンタ何してんのっ!!!」と娘である莉咲子の頬を力いっぱいにつねり上げました 。
その様子を見ていた上司の妻・瞳さんは、「朱莉さんがここまで低俗な人だとは思わなかったわ」と軽蔑の眼差しを向けます 。追い詰められた朱莉がとった行動は、信じられないものでした。
「今のは莉咲子のイタズラで私が言ったわけじゃないんです!」 なんと、全ての罪を4歳の娘になすりつけようとしたのです 。
しかし、そんな見え透いた嘘が通用するはずもなく、他のママ友たちからも「最低…」と囁かれ、完全に孤立。瞳さんからは「もう二度と来ないでちょうだい」と絶縁を言い渡され、朱莉の人間関係と恒大の出世の道は、完全に断たれてしまいました 。
破綻する夫婦関係…恒大の怒りと経済的制裁
帰宅後、待っていたのは鬼の形相の恒大でした。 「高木支店長に嫌われたら出世の話はパーだ!」 全てを台無しにした朱莉に激昂し、怒りをぶつけます 。朱莉がまたも「莉咲子がやった」と責任逃れをすると、恒大は「子供のせいにするなよ!」と一喝 。
そして、出世の道具としての価値がなくなった朱莉に対し、「お前の下手な人付き合いで足を引っ張られるのは嫌だからな」と言い放ち、彼女の財布からクレジットカードを抜き取りました 。金で繋がっていた夫婦の脆い関係が、あっけなく崩壊した瞬間です。自由に使えるお金を奪われた朱莉は、ただヒステリーを起こすしかありませんでした。
不倫相手の特定と次の計画
夫婦の冷戦が続く中、莉咲子は次なる復讐の計画を進めます。それは、幼稚園のお遊戯会を利用すること。 保護者の手伝いが必要だと知った莉咲子は、夫婦を幼稚園に行かせるため、巧妙な罠を仕掛けます。
朱莉は、幼稚園に居場所がなくなり参加を渋りますが、莉咲子は恒大を焚きつけます。 「リカちゃん先生もマユちゃん先生も困ってるって言ってたよ」
先生の名前、特に若く美しいリカ先生の名前を出せば、女好きの恒大が食いついてくると読んでいたのです。案の定、恒大は「助けてあげるか!」と撮影係を自ら買って出ました 。
(浮気相手と堂々と会えるチャンスだもん 恒大が逃すわけないわ)
莉咲子の思惑通り、復讐の舞台は整いました。
巧妙な誘導と不倫相手の確定
莉咲子の策略はそれだけではありません。 「ママに元気になってほしい」と子供らしく恒大に訴えかけ、罪悪感を煽ることで、取り上げていたクレジットカードを朱莉に返させます 。
さらに、「週末は外で気分転換でもしてきたらどうだ?」と朱莉を家から追い出すことに成功 。まんまと騙された朱莉は、何も知らずに大喜びで出かけていきました。
そして週末、恒大は一人、あるアパートへと向かいます。 インターホンを鳴らし、ドアを開けて彼を迎えたのは…なんと、これまで全くのノーマークだった、地味で気弱そうなマユ先生だったのです 。
決定的証拠の入手とパスワードに隠された真実
その日の深夜、莉咲子は両親が寝静まったのを確認し、恒大の書斎へ忍び込みます。目的は、昼間に撮影されたであろう、恒大とマユ先生の不倫の証拠映像です。
パソコンにはパスワードがかかっていましたが、莉咲子は恒大が「大事な記念日」をパスワードにする癖があることを知っていました 。マユ先生の誕生日を試すも失敗。しかし、莉咲子にはもう一つ、強力な心当たりがあったのです。
次に入力したパスワードで、パソコンはあっさりとロックを解除。その事実に、莉咲子は驚きを隠せません 。
(一体、どんな記念日だったというの…?) その謎は残るものの、フォルダーを開くと、そこには案の定、恒大とマユ先生の生々しい情事の動画が保存されていました 。
お遊戯会で大公開!地獄のハメ撮り映像
そして運命のお遊戯会当日。 莉咲子は、恒大が用意した「お遊戯会の練習動画」と、先日入手した不倫動画のデータをすり替えます。
発表会のラスト、何も知らない司会者が「莉咲子ちゃんパパに撮っていただいた練習動画を上映します!」と高らかにアナウンス。恒大は、自分の株が上がると得意満面です。
しかし、会場の大スクリーンに映し出されたのは、子供たちの可愛らしい練習風景ではありませんでした。
「あっ…あっ待って恒大さん…っ も…もうイく…っ!」
「マユ…っ 朱莉より愛してる…っ!!」
会場は阿鼻叫喚の地獄絵図と化します。子供たちの泣き声、保護者たちの悲鳴。 不倫を暴露された恒大とマユ先生。そして、夫に裏切られた上に、元嫁(主人公)とも不倫していた過去まで暴露された朱莉 。
その場に居合わせた上司の高木支店長からは「君には心底失望したよ」「夫婦揃って最低の人達ね」と吐き捨てられ、二人の社会的生命は完全に絶たれました 。
全てを失い絶望する恒大と、殺意に満ちた目で彼を睨みつける朱莉。 その地獄絵図を、莉咲子は舞台の袖から、満面の笑みで見つめているのでした 。
まとめ【クズ夫の子供になって復讐します】4話を読んだ感想(ネタバレあり)
第4話は、まさに圧巻の一言でした。第3話のママ友ランチ会が序章だったとすれば、今回は本編であり、壮大な復讐のクライマックスです。 まさか不倫相手が、一番意外なマユ先生だったとは。このどんでん返しには見事に騙されました。
そして何より、莉咲子の策略の巧みさには舌を巻きます。夫婦を巧みに操り、証拠を手に入れ、それを最も効果的で、最も残酷な形で白日の下に晒す。お遊戯会という子供たちの晴れの舞台を、自分を裏切った者たちへの公開処刑場に変えるという発想は、彼女の憎しみの深さを物語っています。
社会的信用、夫婦の信頼、お金、その全てを失った恒大と朱莉。まさに因果応報、自業自得という言葉がぴったりの結末に、最高のカタルシスを感じました。 しかし、まだ謎は残されています。莉咲子が知っていた「もう一つの心当たりのある記念日」とは一体何だったのでしょうか?この復讐劇は、本当にこれで終わりなのでしょうか。最後の莉咲子の高笑いが、まだ何か続きがあることを予感させます。
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