【サレ妻リベンジャー】3話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 弥生には、休職中の同僚・安田をはじめとする、復讐をサポートする強力な協力者たちがいました。
- 夫・永輝は不倫だけでなく、会社の情報を盗み出す「産業スパイ」という裏の顔を持っていました。
- 弥生は永輝の罪を公にすると脅し、さらに彼の精管を切断する『バイブカット』という肉体的制裁を下しました。
- 離婚後、弥生は血の繋がらない息子・睦月こそが自分を「母親」にしてくれたかけがえのない存在だと語り、二人の絆を再確認しました。
【サレ妻リベンジャー】第3話をネタバレありでわかりやすく解説する
第2話で衝撃的な復讐と、母子の深い絆が描かれました。第3話では、物語の根幹を揺るがす、さらに驚愕の事実が次々と明らかになります。物語は弥生の過去へと遡り、最初の夫・卓也との出会いから、これまで隠されてきた登場人物たちの「本当の顔」が暴かれていきます。
最初の夫・卓也との出会いと結婚生活
物語は、弥生が最初の夫となる小山卓也と出会った、数年前の出来事から始まります。
銀行強盗が繋いだ縁
二人の出会いは、なんと銀行強盗の現場でした。 犯人が刃物を振り回し「金を出せ!」と叫ぶ混乱の中、偶然居合わせたことが、全ての始まりだったのです。
突然始まった「母親」としての生活
様々な出来事を経て、弥生は卓也と結婚します。 しかし、幸せな結婚式の翌日、卓也は弥生に一人の少年を紹介しました。
「息子の睦月だよ 今日から一緒に住むから」
卓也の説明によると、睦月は前妻の連れ子であり、その前妻が最近事故で亡くなったため、自分が引き取ることになったとのことでした。 予期せずいきなり「母親」になった弥生でしたが 、目の前にいる美少年 の睦月に、すぐに愛情を感じるのでした。
血の繋がらない息子との同居生活は、驚くほど快適なものでした。 弥生が寝坊した朝には、睦月がすでに朝ごはんを作って待っているなど 、彼はとても大人びてしっかりした少年だったのです。
夫の豹変とDV夫への制裁
しかし、この穏やかな生活は、夫・卓也の豹変によって打ち砕かれます。
「奴隷にするつもりだった」夫の本性
結婚後、卓也は弥生に対して「俺がいなければ何もできない鈍くさいクズ女」などと暴言を吐き、精神的に支配しようとするDV夫へと姿を変えました。
彼は「お前を奴隷にするつもりだったのに予定が狂った」と本性をむき出しにします。 弥生が自分ではなく、睦月のことばかり気にかける様子を見て、卓也は「お前は俺に嫉妬しているだけだ」と、身勝手で歪んだ感情をぶつけるのでした。
息子に牙を剥いた夫への鉄槌
卓也の暴力的な衝動は、ついに息子の睦月へと向けられます。 しかし、彼が睦月に手を上げようとしたその瞬間、弥生の表情が一変します。
「睦月に暴力を振るおうとしたな?」
次の瞬間、弥生は圧倒的な力で卓也を制圧。彼の悪行は、ここで終わりを告げたのです。その後、卓也は勤め先であるフジガミ製薬の社屋で逆さ吊りにされ、インサイダー取引や横領といった自らの罪を白状させられるという、社会的な制裁を受けることになりました。
弥生のもう一つの顔と謎の薬
なぜ、弥生はDV夫を一人で制圧し、社会的に断罪することができたのでしょうか。ここから、彼女の隠された正体が明らかになります。
公安警察官としての弥生
場面は現在に戻ります。弥生と安田がいた場所は、なんと「警察庁公安部警察特別準備警備室」でした。 そう、彼女の正体は、公安警察の捜査官だったのです。
彼女は主婦を演じながら、卓也が勤めるフジガミ製薬を内偵していました。 卓也との結婚も、すべては危険な薬を開発している会社の闇を暴くための潜入捜査だったのです。
会社の闇と危険な新薬
安田の調査により、卓也が盗み出した薬の正体が判明します。それは単なる精力剤などではなく、投与された人間を疲れ知らずにし、「火事場のクソ力」を常時出させる状態にする、覚醒剤に近い危険な薬でした。 弥生はこの薬の情報を掴むため、卓也の社員証で内部データにアクセスしようとしますが、権限が足りず失敗に終わってしまいます。
衝撃のラスト!息子の正体と歪んだ愛情
物語の最後、読者の想像を絶する最大の謎が明かされます。それは、息子・睦月の正体です。
彼は「息子」ではなく「室長」だった
安田がある部屋を訪れ、中にいた人物に「室長」と呼びかけます。 そこにいたのは、なんと息子の睦月でした。
彼の本当の身分は「警察庁公安部 警察特別準備警備室 特別室長 藤原睦月」。
つまり、弥生の息子ではなく、弥生の上司だったのです。
「可愛い息子」を演じる理由
見た目は子供ですが、彼はれっきとした大人であり、しかも甲賀忍者の末裔だという驚きの事実も明かされます。 彼が弥生に正体を隠し、養子縁組までして「息子」を演じているのには、ある理由がありました。
もし真実を知れば、真面目な弥生は睦月のことを「息子」ではなく「上司」として接するようになり、今の心地よい「親子」の関係が失われてしまう。 睦月は、現在の彼女との距離感を何よりも大切にしていたのです。
「俺は弥生の『心』が欲しい」「そのためだったら俺はいくらでも『可愛い息子』を演じるさ」
弥生への独占欲
彼の言葉は、純粋な愛情だけではない、どこか歪んだ執着心を匂わせます。安田に「ものすごい執着心っすね」と指摘された睦月は、静かに、しかし力強く宣言するのでした。
「俺は弥生を手放すつもりはないよ」
「弥生は俺だけの『継母(ママ)』だからな」
可愛い息子だと思っていた少年が、実は自分を支配下に置く上司であり、強い独占欲を抱いていた。この衝撃の事実が明かされたところで、物語は次へと続きます。
【サレ妻リベンジャー】第3話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の第3話は、ジェットコースターのような展開で、息つく暇もありませんでした。まず、弥生自身が公安の捜査官だったという事実に驚かされました。ただの被害者ではなく、潜入捜査のために結婚していたという設定が明かされたことで、物語が一気にサスペンスフルなものに変わりました。
しかし、それすらも前フリに過ぎなかったと思えるほど、ラストの睦月くんの正体には度肝を抜かれました。可愛い息子、健気な少年だと思っていた彼が、実は弥生の上司である「室長」で、しかも見た目通りの年齢ではない大人だったなんて!予想の斜め上を行く展開に、頭が追いつかないほどです。
特にゾクッとしたのは、彼が弥生に見せる歪んだ愛情と執着心です。「可愛い息子」を演じて彼女の「心」を手に入れようとする策略や、「俺だけの『継母(ママ)』だ」という最後のセリフには、純粋さとはかけ離れた底知れない闇を感じました。これは、年下上司と部下の恋愛物語なのでしょうか、それとも巧妙に仕組まれた支配計画なのでしょうか。物語のジャンルそのものが分からなくなるような、恐ろしくも魅力的な引きに、すっかり心を掴まれてしまいました。
【サレ妻リベンジャー】第3話のネタバレまとめ
- 弥生が最初の夫・卓也と出会ったのは銀行強盗の現場で、結婚はフジガミ製薬への潜入捜査の一環でした。
- 結婚後にDV夫に豹変した卓也は、息子の睦月に暴力を振るおうとしたことで、公安警察官である弥生に制圧・断罪されました。
- 弥生の正体は「警察庁公安部」の捜査官であり、安田は彼女の部下にあたります。
- 息子の睦月の本当の正体は、子供の姿をしていますが、実は弥生の上司である「警察特別準備警備室 特別室長」でした。
- 睦月は、弥生との現在の「親子」という関係を壊したくないという理由から正体を隠し、彼女の「心」を手に入れるために「可愛い息子」を演じ続けています。
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