【シンママ28歳 底辺デビューしました】13話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

12話では、凛(りん)とつむぎは、弁護士の桃井(ももい)の家へ身を寄せることになりました。一方、週刊誌の記者は雄大(ゆうだい)の大学時代の友人・小林(こばやし)に接触し、雄大が過去に「童顔の小柄女子」とだけ付き合っていたことや、痴漢行為に対して「俺の中であり得ない」と異常な嫌悪感を示していたという証言を得ます。また、警察は「杉並区」のトランクルームから「150センチあるかないか」の小柄な女性の遺体を発見しました。凛はバイト先から懲戒免職を告げられ、さらに警察は「神待ち」の女子高生が通っていた「サンタ学園高校」を特定。彼女の血液型が「ABのRhプラス」と判明し、新高円寺駅のトイレに残された血液と一致しました。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第13話をネタバレありでわかりやすく解説する
第13話「鬼畜夫のさらなる大罪」の詳しい内容を、物語の展開に沿って解説します。
凛の決断:弁護士・桃井への辞任の申し出
物語は、桃井の家で凛と桃井が話をしているシーンから始まります。つむぎが寝静まったのを見計らい、凛は「凛ちゃんあのね… あの男の件なんだけど…」と切り出した桃井の言葉を遮るように、「私から先に話してもいい?」と告げます。
そして、凛は「あいつの弁護人から降りてほしいの」と、桃井に辞任を願い出ました。凛は、以前桃井が「鬼畜の弁護はごめんだって」と言っていたことを思い出し、友人である桃井をこれ以上苦しめたくないという思いから、「こっちからお願いしたのに勝手なことばっかり言ってごめん」と謝罪します。桃井は「私が弁護に入っていたほうがこの先何かと…」と凛の今後を案じますが、凛は「私はもう離婚さえできれば十分」と、固い決意を伝えました。
痴漢事件の衝撃の真相と「不起訴」の可能性
凛の申し出を受け、桃井はさらに衝撃的な事実を明かします。「…そのことなんだけどね」、「実は痴漢被害者の方から 示談の方向で話がきているの…」。
凛は「えっ」と絶句します。桃井は、雄大が初犯であるため、示談が成立すれば「不起訴処分」、つまり「何も罪に問われず釈放」される可能性が高いと説明しました。
週刊誌記者の推測:雄大の言動の「矛盾」
その頃、12話に登場した週刊誌の記者が、雄大の裏アカウント「アンネの日記」と、雄大の友人・小林の証言を照らし合わせていました。
記者は、雄大が裏アカウントで「使用済みナプキン集めの王になるッ!」と投稿するほどの粘着質な性癖を持つ一方で、小林の証言では「不特定多数の前で(痴漢を)するなんてあり得ない」と公然の場での行為に強い嫌悪感を示していたことに注目します。「言動が矛盾しまくって…」、「この裏アカはなんなんだよ」と、雄大の行動に不可解な点があることに気づき、混乱していました。
歯科医・末広の証言と遺体の身元判明
場面は変わり、ママ友・愛美の夫である末広歯科医の元に、警察から電話がかかってきます。電話を切った末広歯科医は「嘘! 本当に!?」と驚愕し、そばにいた愛美に「だってさ! 身元不明の遺体が うちの患者さんだったんだぜ?」と衝撃の事実を打ち明けます。
彼は、トランクルームから発見された遺体が、以前「八重歯が目立つ子」として虫歯治療に来ていた少女であると警察に証言したようでした。さらに、「例の痴漢被疑者と 関係あるっぽいんだよな」と、雄大との関連を口にし、「お前 被疑者の奥さんとママ友だっただろ?」と愛美に確認しました。
警察の捜査:トランクルームと指紋の一致
警察の捜査は「HIDEOUT トランクルーム」で進められていました。管理会社の証言により、問題のトランクルームの借り主が「岡崎雄大さんで間違いありません」と確定。契約は昨年の10月からで、トラブルもありませんでした。
警察は、このトランクルームが「スタッフの定期巡回なし」「防犯カメラの設置もなし」という杜撰な管理体制であり、「悪用したいヤツにとっちゃ この上ない穴場だな」と指摘します。さらに、支払いが「スマホ決済対応」であったため、通帳やカード明細に残らず、雄大が「嫁さんにもバレないと踏んだ」のではないかと推測しました。
そして、河広課長が「検出された指紋の鑑定結果は…?」と尋ねると、部下は「ホシと一致した」と報告。トランクルームから雄大の指紋が発見されたのです。
死体遺棄容疑での「再逮捕」
警察署で、河広課長が部下から「歯科医から連絡がありまして…」、「患者のカルテと遺体の歯科所見が一致した」との報告を受け、ついに遺体の身元が特定されます。
時を同じくして、週刊誌の記者も(おそらく警察関係者からのリークで)「岡崎が!?」と再逮捕の情報を掴みました。
その頃、桃井の家でニュースを見ていた凛の耳に、衝撃的な速報が飛び込みます。
「先日 痴漢容疑で現行犯逮捕された 元無事テレビ社員の岡崎雄大容疑者が…」「死体遺棄の疑いで再逮捕されました」
凛は絶句し、その後ろでつむぎも呆然とニュースを見つめていました。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第13話を読んだ感想(ネタバレあり)
第13話は、雄大の痴漢事件が予想外の展開を見せると同時に、ついに「鬼畜夫のさらなる大罪」である殺人・死体遺棄事件の全貌が明らかになり始める、非常に重要な回でした。
まず衝撃的だったのは、凛が桃井に弁護人の辞任を申し出たことです。友人である桃井をこれ以上苦しめたくないという凛の優しさと、「離婚さえできればいい」という悲痛な決意が伝わってきました。
そんな中、痴漢事件の被害者側から「示談」の申し出があり、「不起訴」になる可能性が浮上するという展開は、あまりにも理不尽で言葉を失います。
しかし、週刊誌の記者が雄大の裏アカウントと小林の証言(痴漢への嫌悪感)との「矛盾」に気づくシーンは秀逸でした。雄大の犯罪は、私たちが思うよりもさらに計算高く、悪質なのかもしれないという予感がしました。
一方で、警察の捜査パートは着実に進展しました。歯科医の証言、トランクルームの契約者名、そして決定的な指紋の一致。全ての証拠が雄大を指し示し、ついに「死体遺棄」での再逮捕に至ったシーンは、痴漢事件が不起訴になるかもしれないという苛立ちを吹き飛ばす、強烈なカタルシスがありました。
痴漢事件は、この巨大な犯罪を隠すための「トカゲの尻尾」だったのか。それとも、すべてが雄大の計算だったのか。凛とつむぎが、この最悪のニュースをどう受け止めるのか、続きが気になります。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第13話のネタバレまとめ
- 凛は、友人である桃井の心情を思いやり、雄大の弁護人を「降りてほしいの」と申し出ました。
- 桃井は、痴漢事件の被害者側から「示談」の申し出があり、雄大が「不起訴処分」になる可能性が高いことを明かしました。
- 週刊誌の記者は、雄大の裏アカウントの性癖と痴漢行為への嫌悪感という証言の「矛盾」に気づき、事件の裏に何かがあると推測します。
- ママ友・愛美の夫である末広歯科医が、警察に協力し、トランクルームの遺体が自身の患者(八重歯の少女)であると証言しました。
- 警察は、トランクルームの契約者が雄大であること、さらに現場から雄大の指紋が検出されたことを確認しました。
- 遺体の歯科所見とカルテが一致したため、雄大は「死体遺棄の疑い」で「再逮捕」されました。
- 凛とつむぎは、雄大が再逮捕されたというニュースをテレビで目の当たりにしました。
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