【シンママ28歳 底辺デビューしました】4話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

3話では、主人公の舟橋凛(ふなはし りん)が、旧友である桃井弁護士 に夫・雄大(ゆうだい)の弁護を依頼しました 。しかしその裏で、ママ友の愛美が雄大の裏アカウント「アンネ君の日記」 を特定します。そこには、使用済みナプキンへの異常な執着 や、凛の生理 、さらには娘・つむぎの初潮を望む というおぞましい内容が記されていました。情報は瞬く間に拡散し、つむぎは保育園でいじめに遭います 。絶望する凛のもとに警察が訪れ、「児童ポルノ所持の疑い」 で家宅捜索 が始まるところで終わりました。

【シンママ28歳 底辺デビューしました】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する

第4話「筋金入りの変態だよ」 の詳しい内容を、物語の展開に沿って解説します。

警察による容赦ない家宅捜索

警察官たちは、捜索差押許可状 を手にアパートへ上がり込みます。「これより家宅捜索を行います」 。凛はつむぎをかばい、「子どもの前で… やめてください!」 と必死に抵抗します。しかし、警察官は「我々も お子さんの手前 迅速に進めたいのですよ」 と冷たく言い放ち、捜索を強行しました。

怯えるつむぎは、部屋に踏み込んできた男たちを不思議そうに見つめ、「ママ… この人たち誰?」「パパの知り合い…?」 と尋ねます。凛は「怖くないからね 大丈夫よ」 と答えますが、その言葉はまるで自分自身に言い聞かせているかのようでした

次々と見つかるおぞましい証拠

捜索は淡々と進み、警察官は雄大が仕事で使っていたはずのタブレット を手に取ります。その画面には、つむぎの写真が「お気に入り」 として大量に保存されていました

さらに、引き出しからはノートパソコン が発見されます。別の警察官は、つむぎのものと思われる幼い女の子用の下着や靴下 を見つけ、凛に「これらは お子さんのものですか?」 と尋ねます。凛は(女の子の裸!?) と、夫のタブレットに保存されていた写真の内容を思い出し、言葉を失います。

押収される「形見」と「変態の証拠」

続いて、警察官が古いフィルムカメラ を押収しようとしたため、凛は思わず「それは触らないで!」 と叫びました。それは雄大の亡き父親の形見 で、雄大がマスコミを志望するきっかけとなった 大切な品だったからです。

凛は「それは今回の件に関係ないものですから!」 と必死に訴えます。しかし、警察官は「…奥さん」「ご主人が何したか わかって言ってますか?」 と冷たく一蹴します。そして、現像前のフィルム も含め、全て押収していきました

捜索の最後、警察官がクローゼットの奥から発見したのは、おびただしい数の生理用品 でした。それを見た警察官の一人は、呆れたように「筋金入りの変態だよ」 と呟きました。

鳴り止まない電話と娘の異変

警察が引き上げた後、凛は呆然とします。部屋には、無視し続けた着信履歴 が残るスマートフォンが放置されていました。相手は実家の母親 、そして、つむぎが通う「サンタ幼稚園」 の担任 からでした。

さらに、雄大の上司からも「今後の対応を面会の上検討したく…」 と留守番電話が入っています。何も考えたくない 凛でしたが、「でも つむのことだけは 後回しにできない…」 と思い直し、幼稚園からの電話に出ました。

その後、凛はつむぎを優しく抱きしめ、「今日からしばらく ママと一緒ね」「え? 幼稚園は 行かなくていいの?」 と告げます。つむぎは事情も知らず、「やったぁ!」 と無邪気に喜びました。その姿を見た凛は、(あんなに幼稚園が 好きだったのに…) と胸を痛めます。

弁護士・桃井からの衝撃の報告

その時、弁護士の桃井 から電話がかかってきました 。凛が「ももしもし! ど…どうだった?」 と慌てて尋ねると、桃井は重い口調で「旦那さんと面会してきたわよ」 と切り出しました。

そして、桃井は怒りをにじませた声で言い放ちます。「はっきり言うけど…」「鬼畜の弁護は ごめんだわ」

夫・雄大の恐るべき本性

桃井が面会した時の雄大は、裏アカウントが発覚したと聞いても「あっ バレちゃったんですね」 とあっけらかんとしたものでした。彼は「僕は今回のことに(罪の意識は)微塵も落ちないんですよ」 と驚くべき言葉を口にします。

雄大は、「だっていろんな 趣味嗜好の人間が いたっていいと思いませんか?」 と持論を展開。「近頃は多様性やらマイノリティやら やたら押しつけるくせに」「未成年への憧れや想いは 犯罪だなんて」「僕から言わせると 理不尽極まりない」 と、社会規範の方を非難しました。

桃井が呆れていると、雄大はさらに恐ろしい告白を始めます。桃井が「あなたには 凛ちゃんっていう 可愛くて素敵な 奥さんがいるのよ!」 と言うと、雄大は「僕がなんであいつを 妻に選んだか わかりますか?」 と尋ね返しました。

そして、信じられない言葉を口にします。「合法ロリだからですよ」

雄大は、凛の小柄な体型や肌のきめ細かさ を挙げ、「体型のバランスの悪さは 第二次性徴段階の 女児と双璧をなす」 と、歪んだ視点で凛を「評価」していたことを語りました。

友からの「離婚しなさい」という助言

あまりの侮辱に、桃井は「やめなさい!」 と机を叩いて激怒し、面会は強制的に終了させられました

電話口で、凛は桃井から厳しい現実を告げられます。「あの人は 人の皮を被った 悪魔かもしれない」

桃井は、家宅捜索(ガサ) の結果、間違いなく余罪が出てくるだろう と予測します。そして、友人として「今まで凛ちゃんは あの人の外面や経歴に だまされてたのよ」 、「それ以上に 底知れぬ恐怖を感じるのよ」 と語気を強めました。

最後に、桃井は凛へ、ただ一つの助言を与えます。「離婚しなさい」

【シンママ28歳 底辺デビューしました】第4話を読んだ感想(ネタバレあり)

第4話は、あまりにも衝撃的で、胸が悪くなるような展開でした。第3話で発覚した裏アカウントの内容が、雄大の紛れもない本性であったことが、これでもかというほど証明されてしまいました。

家宅捜索のシーンは、凛の日常が公権力によって無慈悲に踏みにじられていく様が描かれており、非常に辛いものでした。特に、つむぎの下着 や写真 が「証拠」として押収されていく場面は、凛の心の傷を思うと、やりきれない気持ちになります。警察官の「筋金入りの変態だよ」 というセリフが、雄大の異常性を端的に表していました。

しかし、何よりもおぞましいのは、桃井弁護士との面会で明らかになった雄大の思考回路です。「罪の意識は微塵も落ちない」 、「理不尽極まりない」 と開き直る姿には、反省の色など全く見えません。

そして、凛を選んだ理由が「合法ロリだからですよ」 という告白。凛が信じていた夫からの愛情や、家族としての幸せな思い出が、全て雄大の歪んだ性的欲望を満たすための「設定」に過ぎなかったことが判明し、背筋が凍る思いでした。凛の容姿を「第二次性徴段階の女児と双璧」 と品定めする姿は、まさに桃井が言った通り「人の皮を被った悪魔」 です。

桃井が弁護を放棄し 、「離婚しなさい」 と友人として助言するシーンは、この物語における唯一の救いかもしれません。凛にとって、信じていた夫の全てを否定されることはこの上なく辛いことですが、このおぞましい真実から娘と自分を守るためには、それしか道はないのだと強く感じさせられました。

【シンママ28歳 底辺デビューしました】第4話のネタバレまとめ

  • 警察が凛の自宅を家宅捜索し、雄大のタブレットからつむぎの写真が、部屋から大量の生理用品が発見されました 。
  • 凛は、いじめに遭うつむぎを守るため、保育園を休ませる決断をします 。
  • 弁護士の桃井が雄大と面会しましたが、雄大は「罪の意識は微塵も落ちない」 と開き直りました。
  • 雄大は、凛を選んだ衝撃の理由を「合法ロリだからですよ」 と告白し、凛の幼い容姿を「第二次性徴段階の女児と双璧」 をなすと評しました。
  • 雄大の本性を知った桃井は、「鬼畜の弁護はごめんだわ」 と弁護を拒否し、友人として凛に「離婚しなさい」 と強く助言しました。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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