【スティーリング二人のノア】6話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

5話では、アラン神父が6年前の火災からノア・ジョーンズを救い出した過去を明かし、ベッセル夫人にノアの包帯を外すよう要求する緊迫した場面が描かれました。一方、ベンは自宅に招いた謎の女性に対し、彼女の驚異的な再生能力を解明するための実験を本格化させていました。
【スティーリング 2 人のノア】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する
物語の第6話では、ベンと同居を始めた謎の女性「ノア」の見せる野生的な変貌と、彼女の肉体の秘密を暴こうとするベンの狂気的な決意が描かれます。
倉庫での共同生活とノアの野生化
ベンは研究に没頭するあまり、自宅の診療室がいっぱいになってしまい、保護したノアを倉庫のような部屋で過ごさせていました。ある日、ベンが部屋を訪れると、そこには暗闇の中で不気味に鼻歌を歌うノアの姿がありました。彼女は「ララッ、ラララッ……」と機嫌良さそうに歌いながら、床を這うネズミを素早い動きで捕らえます。
次の瞬間、彼女は捕まえたネズミをそのまま口に運び、生きたまま頭から食らいつきました。血飛沫が舞い、ネズミの断末魔が響く中で、ノアは平然と「あ~、もう! 逃げられちゃったじゃない」と不満を漏らします。その光景を目の当たりにしたベンは、あまりの衝撃に腰を抜かし、床に倒れ込んでしまいました。
ノアは驚くベンに対し、「先生ってば、本当に鈍いのね」と嘲笑うような言葉を投げかけます。彼女はこの劣悪な環境に不満を持っており、「掃除するなりなんなりしてよ! これじゃあ病気になっちゃう!」と、元の上流階級の令嬢のような口調でベンを責め立てました。
蠢く細胞と「人外」の証明
ベンはノアの排泄物や分泌物の掃除に追われながらも、彼女から採取した細胞の分析を続けていました。顕微鏡越しに見る彼女の筋肉や血液は、持ち主の意志とは無関係に、まるで独立した生き物のようにうごめいていました。
「何度分析しても結果は同じだ……」と、ベンは冷や汗を流しながらその異常な光景を凝視します。ノアの肉体組織は、独自の活動性を持って活動しており、通常の人間とは根本的に異なる仕組みで構成されていました。
ベンは、(ノアの体は決して普通の人間のものではない)と確信を深めます。(いったい何が彼女を特別な存在にしているんだ? 硫黄はどこから出てくるのか? 再生能力との関係は?)と、彼の頭の中には次々と疑問が湧き上がります。
究極の答えを求めた「解剖」への誘惑
膨れ上がる好奇心を抑えきれなくなったベンは、ついに禁断の思考に辿り着きます。その答えに辿り着くための研究は、ただ一つしかありませんでした。それは、『解剖』です。
しかし、ノアは以前の採血でさえ嫌がっており、生きたまま体を切り刻むような実験に協力してくれるはずもありません。そもそも、今の彼女の肉体は切ってもすぐにくっついてしまう可能性があり、通常の解剖が可能かどうかも不明でした。
ベンは手元にある麻酔薬の瓶をじっと見つめ、(とりあえずは……麻酔をして診なければ……)と、彼女の意識を奪ってでもその内部構造を確かめようと決意します。医師としての倫理観と、科学者としての狂気的な野心が激しく衝突する中で、ベンは取り返しのつかない一歩を踏み出そうとしていました。
【スティーリング 2 人のノア】6話を読んだ感想(ネタバレあり)
第6話で最も衝撃的だったのは、やはりノアがネズミを食らうシーンです。これまでの「可哀想な被害者」という印象が完全に覆され、彼女の内に潜む怪物的な野性が剥き出しになった瞬間でした。彼女が自分の姿を「美女」だと言い張り、ベンのことを「鈍い」と見下す態度は、かつての令嬢としてのプライドなのか、それとも肉体の変容に伴う人格の崩壊なのか、非常に不気味に感じられます。
また、ベンの変化も恐ろしいものがあります。最初は彼女を助けようとしていたはずの彼が、今や彼女を「分解して中を見たい」という欲望に支配されています。麻酔を使ってでも解剖しようとする姿は、まさにマッドサイエンティストそのものです。二人のノアを巡る謎が、医学の光と狂気の闇を同時に照らし出しているようで、今後の展開が非常に不安であり、同時に楽しみでもあります。
【スティーリング 2 人のノア】6話のネタバレまとめ
- ノアが倉庫で生きたネズミを捕食するという、野性的で不気味な行動を見せる
- ノアは環境の悪さに文句を言い、ベンを「鈍い」と罵るなど、傲慢な性格が顔を出す
- ベンの分析により、ノアの細胞や筋肉が独立した生き物のように活動していることが判明する
- ベンは、ノアの肉体が通常の人間とは全く異なる存在であることを確信する
- 謎を解明するため、ベンはノアを『解剖』することを真剣に考え始める
- 抵抗が予想されるため、ベンは麻酔薬を使用して強引に調査を進めようと計画する
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