【スティーリング二人のノア】7話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

6話では、ベンが保護した女性「ノア」が倉庫でネズミを食らうという衝撃的な野性の姿を見せました。ベンは彼女の細胞が持つ異常な活動性を目の当たりにし、その謎を解明するために麻酔を用いた『解剖』を密かに計画し始めたのです。
【スティーリング 2 人のノア】第7話をネタバレありでわかりやすく解説する
物語の第7話では、保護された女性「ノア」の肉体に潜むさらなる異形と、研究者としての狂気に囚われていくベンの姿がより深く描かれます。
身体を侵食する「百足」の恐怖
ベンは、倉庫のような部屋で過ごすノアのもとを訪れ、食事を与えます。彼女は出された粗末な料理に不満を漏らし、「もっとおいしい料理が食べたいわ」と、かつての令嬢を思わせるわがままな態度を見せました。彼女は自分が料理上手であることを自慢し、ここを出たらベンに手料理を振る舞うと約束します。
しかし、穏やかな会話は突如として破られます。ノアが背中に違和感を訴え、服をまくり上げると、彼女の皮膚の下を何かが這い回るような動きを見せていました。彼女が「皮膚の中に何かいるわ!」とパニックに陥る中、ベンは冷静にその箇所をナイフで切り開きます。
切り口から飛び出してきたのは、二匹の大きな「ムカデ」のような生物でした。ベンはそれを瞬時に踏み潰しますが、ノアの体内にこのような不気味な生物が寄生していたという事実に、二人は言葉を失います。
衝突するエゴとベンの支配欲
ノアは自分の身体に起きている異変に怯え、「早くこの気味の悪いものを取り出して!」とベンに縋り付きます。しかし、彼女の態度は次第に攻撃的になり、自分の美貌や価値を盾にベンを激しく罵倒し始めました。「もっと私を大切にしてよ! もとの姿に戻れば私を欲しがる男なんていくらでもいるのよ!」と叫ぶ彼女に対し、ベンは抑えていた感情を爆発させます。
ベンはノアの頬を激しく叩き、「君を見つけたのはこの私だ!」と怒鳴りつけました。彼は、彼女を単なる患者ではなく、自分の所有物、あるいは究極の研究対象として支配したいという歪んだ欲望を剥き出しにします。ノアはベンの豹変した姿に怯え、「今すぐ出ていって! 顔も見たくないわ!」と彼を部屋から追い出しました。
禁断の麻酔と悪夢の幻覚
自室に戻ったベンは、酒を煽りながら自身の研究記録を読み返していました。彼は、ノアの特異な細胞再生能力の真実を知りたいという欲求に、抗うことができなくなっていました。(どれほど特異な体質だとしても、眠る生き物である以上、麻酔は可能なはずだ)と考え、彼は成人男性でも瞬時に意識を失うほどの強力な麻酔薬を用意します。
夜、ベンは眠っているノアの寝室に忍び込み、彼女の鼻に麻酔を染み込ませた布を押し当てました。「効け!!」と心の中で念じながら彼女を見守るベンの意識は、次第に奇妙な感覚に包まれていきます。
ベンは、これまでの医学的知識では到底想像し得ない、奇怪で官能的な「悪夢」を見ることになります。その夢の中で、ノアは複数の翼と複数の乳房を持つ、天使とも悪魔ともつかない異形にして神々しい姿で彼を誘惑していました。
目を覚ましたベンは、自分がソファーで眠っていたことに気づき、激しく動揺します。(あんな夢を……普段の私では考えられないほど気持ちが昂っていたということか……?)と、自身の精神状態に不安を覚えながら頭を抱えました。
静寂を切り裂く訪問者
診療所の中は静まり返っていましたが、ノアが大人しく眠っているのかを確認しようとしたベンの耳に、玄関の扉を叩く音が響きます。時計の針は深夜を指しており、このような時間に訪ねてくる心当たりはベンにはありませんでした。
扉を開けたベンの前に立っていたのは、教会の神父、アランでした。アランは無表情なまま、「夜分に失礼します、ハドソン先生。ノア嬢の様子はどうですか?」と問いかけます。研究の秘密とノアの存在を隠さなければならないベンは、冷や汗を流しながら、この予期せぬ訪問者にどう対処すべきか苦悩することになります。
【スティーリング 2 人のノア】7話を読んだ感想(ネタバレあり)
第7話は、人間の内面に潜む「醜さ」と「欲望」が、視覚的な恐怖とともに描かれた非常に重厚な回でした。特に、ノアの体内からムカデが出てくるシーンは、生理的な嫌悪感を煽ると同時に、彼女の肉体がすでに『人間』という器を超えてしまっていることを象徴しているようで、背筋が凍る思いがしました。
主人公ベンの変化も、見ていて痛々しいものがあります。最初は純粋な探究心だったものが、いつの間にか「自分だけが彼女の真実を知っている」という独占欲と支配欲に変質しており、彼が医師としての倫理を完全に踏み外そうとしている様子が伝わってきます。
ラストシーンでのアラン神父の登場は、絶妙なタイミングでの緊張感を生んでいます。聖職者であるアランが、科学の闇に足を踏み入れたベンの異変に気づくのか、それとも彼自身もまた別の意図を持って動いているのか。二人の「ノア」を巡る物語に、宗教という新たな要素がどう絡んでいくのか、今後の対決が非常に楽しみです。
【スティーリング 2 人のノア】7話のネタバレまとめ
- ノアの背中の皮膚の下から、巨大なムカデのような生物が二匹摘出される
- ノアは元の美貌に固執し、ベンを「自分を救うべき道具」のように扱い激しく罵る
- ベンは支配欲を爆発させ、ノアに暴力を振るって自分の優位性を誇示する
- 細胞再生の謎を解明するため、ベンは強力な麻酔薬を使ってノアの『解剖』を試みる
- ベンは麻酔の影響か、ノアが多翼・多乳の異形の姿になった官能的な悪夢を見る
- 深夜、ベンのもとにアラン神父が訪ねてきて、ノアの容態について問い正す
◁前の記事はこちらから

▷次の記事はこちらから


