【スティーリング二人のノア】8話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

7話では、ベンが強力な麻酔薬を使ってノアを眠らせ、彼女の身体の謎を解明しようとしました。しかし、彼はその過程でノアが異形の姿で現れる奇妙な悪夢にうなされることになります。物語の最後には、深夜にもかかわらずアラン神父が診療所を訪ねてくるという、不穏な引きで幕を閉じました。

【スティーリング 2 人のノア】第8話をネタバレありでわかりやすく解説する

物語の第8話では、秘密を抱えるベンと、その闇を暴こうとするアラン神父の息詰まる心理戦が展開されます。

深夜の訪問者と地獄の物質

ベンが玄関の扉を開けると、そこには無表情なアラン神父が立っていました。アランは以前、ジョーンズ邸で会ったことを持ち出し、数日前から診療所が閉まっている理由を尋ねます。ベンは多忙を理由に追い返そうとしますが、アランは村の人々がよそ者に対して警戒心を抱いていることを告げ、簡単には引き下がりません。

アランは診療所の中に漂う異様な臭いに気づき、それが『硫黄』の臭いであることを指摘します。ベンはそれを薬用として使用していると言い逃れますが、アランは「聖書では硫黄は地獄の物質として扱われています」と静かに、しかし威圧的に語りかけました。彼は、ベンがこの村で悪魔崇拝のような禁忌に触れているのではないかと疑いの目を向けていたのです。

救済の定義を巡る科学と宗教の対立

ベンはアランの執拗な追及に対し、医師として人間の肉体的な苦痛を取り除くことが自分の使命であると主張します。対してアランは、何が本当の救いなのか、どこまでが善でどこからが悪なのかという、倫理的かつ宗教的な問いを投げかけました。

アランは、かつて神に仕える身でありながら、研究のために遺体を売買していた聖職者たちの醜い実態を語り、ベンを揺さぶります。ベンは無神論者としてアランの言葉を「くだらない話」と切り捨てますが、その内面には自分の研究を見抜かれるのではないかという激しい焦りがありました。

暴かれた三階の秘密

二人の会話が平行線をたどる中、突然上の階から激しい物音が響き渡ります。三階の方から聞こえる「ゴンゴン」という異常な音に、アランは鋭く反応しました。ベンは「じつは……森の中で怪我をした人間を見つけて、密かに手当てをしているんだ」と苦し紛れの嘘をつきます。

しかし、アランはベンの制止を振り切り、音のする方へと階段を駆け上がっていきました。ベンは最悪の事態を予感し、冷や汗を流しながらその後を追います。アランが三階の扉を開けたとき、ベンの表情は絶望に染まりました。そこには、ベンが隠し通そうとしていた禁断の研究対象、そして異形へと変貌しつつある「ノア」の存在があったのです。

以下の表は、この場面における二人の主張を整理したものです。

登場人物立場・信条主な主張
ベン科学・医学肉体的な苦痛からの解放こそが救いである
アラン宗教・倫理救いには善悪の境界があり、神の領域を侵すべきではない

【スティーリング 2 人のノア】8話を読んだ感想(ネタバレあり)

第8話は、セリフの一つひとつが重く、ページをめくる手が止まらないほどの緊張感に満ちていました。特に、アラン神父が硫黄の臭いを「地獄の物質」と表現するシーンは、彼が単なる善意の神父ではなく、深い知識と鋭い洞察力を持った危険な人物であることを予感させます。

ベンの動揺ぶりも非常にリアルで、自分の聖域である診療所に、最も相性の悪い「神の使い」が踏み込んできた絶望感がひしひしと伝わってきました。アランが見ているのは単なる「患者」なのか、それともベンの中に潜む「悪魔」なのか。三階で対峙した二人が、今後どのような決着をつけるのかが気になって仕方がありません。

【スティーリング 2 人のノア】8話のネタバレまとめ

  • アラン神父が深夜に診療所を訪れ、休業の理由と硫黄の臭いを厳しく追及する
  • アランは硫黄を「地獄の物質」と呼び、ベンの行為に悪魔崇拝の疑いをかける
  • ベンとアランの間で、医学的救済と宗教的倫理を巡る激しい論争が交わされる
  • アランは、金のために遺体を売る聖職者の例を出し、ベンの良心を揺さぶる
  • 三階から響く謎の物音により、アランがベンの制止を無視して部屋に踏み込む
  • 隠されていた「ノア」の存在がアランに知られ、物語は決定的な局面を迎える

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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