漫画【セコケチ義妹がすべてを失った話】2話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 主人公・令美の結婚式や出産祝いの品々を、義妹の加恵が「いらないでしょ?」と勝手に持ち去ってしまいました
  • 加恵は「お祝い」と称して、汚れた男の子用のお下がりを着払いで送りつけ、令美の育児方針にまで口を出して非難しました。
  • あまりの非常識さに耐えかねた令美は、夫・賢一に相談しますが、頼りない態度に失望します。
  • この一連の出来事をきっかけに、令美とセコくてケチな義妹との、長い戦いの火蓋が切られたのでした。

漫画【セコケチ義妹がすべてを失った話】第2話をネタバレありでわかりやすく解説する

第1話で義妹・加恵に大切な思い出の品々を奪われてしまった令美。第2話「地獄の食事会」は、その後の彼女の苦悩から始まります 。夫の賢一は「俺から弟にちゃんと話をしとくから…!」と約束してくれましたが、令美の心には「返ってくるわけないよね」という諦めの気持ちが広がっていました

返却されないお祝いの品々とのらりくらり義妹

夫が連絡してくれても、加恵は「はーい じゃあ探しておきますねーーー」と気のない返事をするばかり 。月日は流れても、品物が返ってくる気配は全くありません

しびれを切らした令美が直接連絡を取ると、加恵は信じられない言い訳を始めます。

「あー 他のいただき物と混じっちゃってぇ」

「私忙しいんです!お義姉さんだって働いていたんだからわかるでしょ!?」

お祝いの品を奪っておきながら、探す気もなく、さらには逆ギレ気味な態度。そのあまりの厚顔無恥ぶりに、令美は言葉を失います。

義父の誕生日会とプレゼントの探り合い

そんなある日、加恵から義父の誕生日会について連絡が入ります 。しかし、その用件は「プレゼント決まりましたか~?」という、プレゼント内容を探るためのものでした 。加恵からの執拗な連絡にうんざりした令美は、しばらく既読無視をしますが、ついに夫・賢一が「今年は現金を贈ることにした」とだけ返信します

図々しい「連名」という名のタダ乗り提案

すると、その返信を見た加恵から、とんでもない提案が送られてきました。

「そうなんですね!じゃあうちもそうするんで、みんなからって事で連名にして貰っていいですかぁ~?」

これは明らかに、自分たちはお金を出さずに、令美たちが用意した現金を、自分たちからのプレゼントでもあるかのように見せかけようという魂胆です。このタダ乗り提案に、さすがの賢一も「持ちつ持たれつの意味がわからん…」と呆れ果ててしまいます

地獄の食事会、開幕

賢一は弟に連絡し、プレゼントの連名はきっぱりと断ることにしました 。そして令美は、義父が好きな少し高級なコーヒー豆のセットを、自分たちからのプレゼントとして別途用意することにします

そして迎えた、義父の誕生日会当日。 義実家には豪華な料理が並びますが、食事が始まるやいなや、加恵は驚きの行動に出ます。まだ誰も手をつけていない大皿料理の数々を、持参したタッパーに詰め始めたのです 。令美が慌てて止めようとしても、「だってどうせ余りますよね?」と全く悪びれる様子がありません 。

プレゼントを巡る攻防と義妹の逆ギレ

食事が終わり、いよいよプレゼントを渡す時間。加恵は案の定、現金が入った封筒を「これ みんなからでーす♡」と言って、さも自分たちもお金を出したかのように振る舞いながら義父に渡します

しかし、令美はこの思惑を許しません。すかさず「お義父さん!これは私から…」と、用意していたコーヒーセットを差し出しました 。これにより、プレゼントが別々だったことがその場で明らかになり、加恵の計画はもろくも崩れ去ります。

すると、自分の思惑通りにならなかった加恵は、令美に対して信じられない言葉を浴びせるのです。

「足並み乱すようなことしないでくださいよ!」「私の方が空気の読めない人みたいになってるじゃない…」

自分が企んだタダ乗りが失敗したことを棚に上げ、あたかも令美が悪いかのように非難し始めたのです。

「対等なお付き合い」を求める令美の決意

地獄のような食事会を終え、帰宅した令美は夫の賢一に不満を爆発させます。「言っとくって言ったって通じてないならまったく意味ないじゃない」と詰め寄る令美に、賢一は「弟とはうまくやりたいんだよ」 、「兄弟の下ってそういうもんじゃないの?」と、どこか弟をかばうような態度

その言葉に、令美の我慢は限界に達します。

「こっちはもうお付き合いをやめたいって思ってるのよ!」

令美は、自分たちばかりがお祝いをし、一方的に奪われるだけの関係は「不公平が過ぎる」と涙ながらに訴えます 。そして、「こんなんじゃ『対等なお付き合い』とは言えないよ」と、これ以上義妹たちとの関係を続けられないと宣言するのでした

夫への失望と友人たちの異変

夫が頼りにならないと悟った令美は、自衛のために加恵からの連絡を無視し、義実家とも距離を置くことを決意します 。しかし、平穏な日々は長くは続きませんでした。しばらくすると、今まで仲良くしていたママ友たちから、遊びの誘いを次々と断られるようになってしまったのです

明らかに避けられていると感じた令美は、友人の一人であるあずさに、思い切って電話で理由を尋ねます 。あずさは気まずそうに、何かを語り始めました 。そして電話を切った後、彼女からメールで4枚の画像ファイルが送られてきます 。果たして、その衝撃的なファイルの中身とは一体何なのでしょうか。

漫画【セコケチ義妹がすべてを失った話】2話を読んだ感想(ネタバレあり)

第2話は「地獄の食事会」というタイトルに偽りなしの、息が詰まるような展開の連続でした 。義妹・加恵のセコケチぶりはますますエスカレートし、特にお金を出さずにプレゼントに便乗しようとする「連名提案」には、もはや常識という言葉が存在しないのかと愕然としました。

そして、令美の夫・賢一の煮え切らない態度には、正直なところ苛立ちを覚えてしまいます。「弟とはうまくやりたい」という気持ちは理解できなくもありませんが、妻がこれほどまでに傷つき、理不尽な目に遭っているのに、なぜもっと毅然とした態度が取れないのかと、もどかしい気持ちでいっぱいになりました

そんな中で、令美が叫んだ「対等なお付き合いとは言えないよ」という言葉は、非常に心に響きました 。これは家族や親戚付き合いに限らず、あらゆる人間関係において多くの人が抱えるであろう悩みを代弁しているように感じます。一方的に与え、奪われるだけの関係が健全でないことは明らかです。

物語の最後、友人たちから避けられ始めるという新たな問題が発生し、不穏な空気が一気に高まりました 。おそらく、加恵が裏で何か悪意のある情報を流しているのでしょう。友人関係にまで亀裂を入れようとする義妹の執念深さに、底知れぬ恐怖を感じます。送られてきた画像ファイルに何が写っているのか、次回の展開が気になって仕方がありません。

【セコケチ義妹がすべてを失った話】2話のネタバレまとめ

  • 令美が第1話で奪われた品々は、加恵の身勝手な言い訳によって一向に返却されない 。
  • 義父の誕生日プレゼントとして、加恵は自分がお金を出さずに令美たちのプレゼントに便乗する「連名」を提案する 。
  • 誕生日会当日、加恵の思惑は令美によって阻止されるが、加恵はそれを逆恨みし、令美を「空気が読めない人」だと非難する 。
  • 夫・賢一の頼りない態度に失望した令美は、義妹や義実家と距離を置くことを決意する 。
  • しかし、今度は親しかった友人たちから避けられるようになり、その原因を示唆する衝撃的な画像が友人から送られてくるところで物語は終わる 。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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