【フウフヤメマスカ】18話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 仕事でマンションを訪れた賢吾は、偶然にも元カノの沙耶と再会します。賢吾が仕事に戻ろうとすると、沙耶は彼を引き留めます。
- 一方、詩織は新人の佐久野くんの無遠慮な物言いに腹を立て、「人間関係はギブアンドテイク」だと、相手にも配慮を求めます。
- 詩織の毅然とした態度に対し、佐久野くんは素直に謝罪。そして、自分を変えたいともがくあまり空回りしていたと告白し、涙を流します。
- 賢吾は過去の女性との危険な再会を、詩織は未来を変えるかもしれない新人との強烈な出会いを果たし、夫婦の道は大きく分かれ始めます。
【フウフヤメマスカ】第18話をネタバレありでわかりやすく解説する
元カノ・沙耶との再会、そして新人・佐久野くんとの強烈な出会い。夫婦それぞれが新たな人間関係に揺れる中、第18話では、冷え切った食卓に訪れた束の間の共感が、賢吾の心に予期せぬ変化をもたらします。
新人・佐久野くんの涙のスイッチ
物語は、涙が止まらなくなってしまった佐久野くんを、詩織がなだめる場面から始まります。「社会人なんだしちゃんとしようか」と優しく声をかける詩織ですが、それが裏目に出てしまいます。
「梶さん… 俺梶さん… 今日もスイッチ入っちゃってもうスイッチ止まんないかもです」
一度入ると涙が止まらなくなるという厄介な「スイッチ」を持っている彼に、詩織もさすがに困惑。「とにかくちゃんと落ち着いてから戻ってきて下さい」と伝え、その場を離れるしかありませんでした。
夫婦の食卓、束の間の共感
その日の夜、賢吾と詩織の家の食卓は、重い沈黙に包まれていました。一日で様々なことがありすぎた詩織は、「今日は賢吾とまで揉める元気が残ってないわ…」と、ただ静かに食事を進めます。
沈黙を破ったのは賢吾でした。「今日 配属された新人見たよ」。 その一言をきっかけに、詩織は佐久野くんへの不満を吐露します。「コミュニケーションまともにとれないし ちょっと注意したら一日中オフィスで泣いちゃうし…」。
日中に詩織と佐久野くんが一緒にいるところを目撃していた賢吾は、「泣いてたのはそれでか…」と納得。 世代の違う部下を持つことの大変さについて、二人の間には久しぶりに共感の空気が流れるのでした。
隠し事の代償、夫の動揺
穏やかな雰囲気の中、詩織は「賢吾は最近順調?」と夫の仕事について尋ねます。 その瞬間、賢吾の表情が凍りつきました。元カノの沙耶と会ってしまった彼は、やましいことがあるため、妻の純粋な問いかけに動揺を隠せません。
「う…うん… 問題ないよ…」
明らかに歯切れの悪い返事をする賢吾。詩織は何かを察したように「なんかあったら相談してね」と優しく声をかけますが、彼の心は「やっぱり隠し事してるから…?」という罪悪感でいっぱいでした。
「今日シない?」賢吾の突然の提案
その夜、寝室で一人ベッドにいる詩織のもとへ、賢吾がやってきます。喧嘩をして以来、気まずい空気が流れる二人。賢吾は、罪悪感なのか、あるいは妻との間に生まれた束の間の共感からか、複雑な感情に突き動かされていました。
彼は意を決したように、ベッドに横たわる詩織に近づきます。そして、彼女の肩にそっと手を置き、こう尋ねるのでした。
「詩織…」 「この前出来なかったけど」
「今日シない?」
妊活のため、そして夫婦関係修復のための一歩となるはずの営み。しかし、その提案の裏には、元カノの影と、夫の隠し事が渦巻いていました。
【フウフヤメマスカ】18話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の物語は、夫婦関係の複雑さと脆さを見事に描き出していました。あれほど冷え切っていた二人が、仕事の愚痴という共通の話題で、ほんの少しだけ心を通わせるシーンは、一筋の光のようでした。このまま良い方向へ向かうのでは、と期待した読者も多かったのではないでしょうか。
しかし、その直後に賢吾の隠し事が影を落とします。詩織の優しい問いかけが、彼にとっては罪悪感を刺激する棘となってしまう。この皮肉な展開に、一度失われた信頼を取り戻すことの難しさを痛感させられました。
そして、衝撃のラストシーン。賢吾の「今日シない?」という提案は、様々な解釈ができる、非常に深みのあるものだと感じます。これは、妻との絆を取り戻そうとする純粋な気持ちからなのか。それとも、元カノと会ってしまった罪悪感を紛らわすための、身勝手な行動なのか。彼の真意が分からないからこそ、この一言は恐ろしくも、目が離せない展開の幕開けを告げているように思えました。
【フウフヤメマスカ】18話のネタバレまとめ
- 詩織は、一度泣き出すと止まらなくなる新人・佐久野くんの教育に苦戦しています。
- その日の夕食、詩織と賢吾は佐久野くんの話題で意気投合し、久しぶりに共感の空気が流れます。
- しかし、詩織に仕事の調子を尋ねられた賢吾は、元カノ・沙耶と会ったことを隠している罪悪感から、動揺して嘘をついてしまいます。
- その夜、罪悪感と妻への複雑な感情から、賢吾は詩織に「今日シない?」と、夫婦の営みを提案します。
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