2025.07.11

【人間関係アディクション】37話をあらすじから結末まで簡単にネタバレ解説！

ずっちー

Contents

【人間関係アディクション】第37話をネタバレありで簡単に解説する

前回、スギョンを救うため、ダナはカラーコーンを手にボミの仲間へ反撃するという、衝撃的な行動に出ました。第37話は、その直後の緊迫した状況から始まります。今回は、これまでとは別人へと変貌を遂げたダナの壮絶な反撃と、ついに王子様が地獄の現場へと到着する、物語が大きく動く転換点を徹底的に解説します。

ダナの予想外の反撃に、その場にいた誰もが驚きを隠せません。体勢を立て直したボミは、「てめえ！殺してやる！！！」「陰キャ女のくせに調子に乗りやがって！」と激昂し、ダナに襲いかかろうとします。

しかし、今のダナはもう怯えるだけの少女ではありませんでした。胸ぐらを掴まれながらも、彼女は恐怖を押し殺し、今度は言葉の刃でボミのプライドを切り刻んでいきます。

「あんたこそなんなのよ？自分こそ一人じゃ何もできないヘタレのくせに！」「私はホヨンとつきあってるけどあんたはキスまでしたくせに彼女にもなれないなんてホントかわいそうな子！」

ダナの痛烈な口撃は、ボミの逆鱗に触れ、彼女をさらなる怒りへと駆り立てるのでした。

激怒したボミと、その仲間たちに囲まれ、再び絶体絶命のピンチに陥るダナ。もはやこれまでかと思われたその時、彼女の脳裏に、かつてドンフンが語っていたケンカの極意がよみがえります。

「複数の相手と戦う場合には一人だけ決めて集中攻撃するんだ」「死んでもソイツだけは道連れにする覚悟でな…」

ドンフンのこの言葉が、ダナに覚悟を決めさせました。彼女は、恐怖を振り払い、ただ一人、ヨンヒに狙いを定めることを決意します。

覚悟を決めたダナは、捕まった腕を振りほどくと、一直線にヨンヒに飛びかかります。そして、彼女に馬乗りになると、殴り方の基本も、急所の位置も思い出せないまま、ただ無我夢中で拳を振り下ろし続けました。

仲間から後ろ髪を引かれ、蹴られようとも、ダナはヨンヒから決して離れません。この壮絶な地獄絵図を、ボミが呼び出した先輩のジェソプは「面白いことになってきやがったな」と、まるで娯楽のように、少し離れた場所から見物していました。

ジェソプが「もう少し近くで見物するか…」と、リンチの現場に近づいてきた、まさにその時でした。彼の前に、一人の人影が立ちはだかります。それは、ダナの身を案じ、必死に彼女を探していたホヨンでした。

「ここはダメだ他の道を通れ」

そう言って威圧するジェソプに対し、ホヨンは何も言わず、ただ彼を突き飛ばします。「なんなんだコイツ…！！！」と、ホヨンのただならぬ雰囲気にジェソプが驚愕する、一触即発の場面で物語は幕を閉じます。

第37話は、ダナというキャラクターの劇的な覚醒が描かれた、圧巻の回でした。これまで、いじめに怯え、スクールカーストの波にただ流されるだけだった彼女が、友を救うため、自ら修羅の道へと足を踏み入れた。その姿には、これまでの鬱憤を晴らすような爽快感と、悲壮なまでの格好良さを感じ、心を揺さぶられました。

特に、ドンフンの教えを思い出し、ボミ一人にターゲットを絞って反撃するシーンは、彼女の成長と変化を象徴する、本作屈指の名場面だと思います。殴り方も分からないまま、ただ本能で戦う彼女の姿は、見ていて涙が出そうになりました。

そして、満を持してのホヨンの登場。ジェソプとの間に漂う一触即発の空気は、これまでの女子生徒同士の争いとは次元の違う、本格的な暴力の始まりを予感させます。最強の助っ人の登場で、この絶望的な状況は一体どう変わるのか。次回の展開から、ますます目が離せません。

◁前の記事はこちらから