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【今夜、うちにおいで】1話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

【今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら】第1話をネタバレありで解説する

物語は、都会のビル群を背景にした一人の女性のモノローグから静かに幕を開けます 。 「私の人生 必要なのは ほどほどの仕事とお金。 このセリフは、主人公が大きな野心や夢よりも、安定した穏やかな生活を求めていることを示唆しています。きらびやかな都会で、地に足のついた現実的な幸せを願う彼女の日常が、ここから始まります。

頼れる「お母さん」みたいな遠野主任

舞台は不動産会社のオフィス 。主人公の遠野(とおの)主任は、後輩の仕事の面倒を見る頼れる存在として描かれています。 明日が締め切りのプレゼン資料が終わらずに困っている後輩の染谷さんに対し、遠野主任は「私が引き継ぐから データ送って」と優しく声をかけます 。彼女は自分の予定を変更してまで、後輩のピンチを救うのです

そんな彼女の姿を見て、別の同僚は「遠野主任 お母さんみたい」と評します 。この一言は、彼女が職場でいかに慕われ、そして頼りにされているかを端的に表していると言えるでしょう。しかし、この「お母さん」的な優しさが、後々彼女自身を追い詰めることになるとは、まだ誰も知りません。

煙たがられる存在、冷徹な企画部長の噂

場面は変わり、仕事の合間の休憩シーンへ 。ここで話題に上るのが、企画部の行定(ゆきさだ)部長です 。彼は仕事に非常に厳しいことで有名で、同僚たちからは「キッツイ」「あれじゃあ嫌われて当然」と陰で言われるほど煙たがられている様子 。さらには、「だからバツイチなの」とまで言われる始末です

この会話から、行定部長が社内で孤立しがちな、近寄りがたい人物であることがうかがえます。遠野主任は、同僚たちの愚痴に同調しつつも、彼の厳しさの裏にある仕事への誠実さをどこかで感じ取っているような、複雑な表情を浮かべていました

度重なる後輩の尻拭いと、心ないあだ名

穏やかな時間は長くは続きません。オフィスに戻った遠野主任を待っていたのは、またしても後輩からのSOSでした 。後輩の黒田くんが、明日までに企画部に提出すべき案件を全く進めていなかったのです

遠野主任は内心、「どうにかなるわけないでしょ!!!!!」と叫びながらも、結局「わかった 引き継ぎます」と彼の仕事を引き受けてしまいます 。しかし、この黒田くん、「お客さんと打ち合わせ」という言い訳をしていましたが、実は女性との飲み会に行くための嘘でした 。彼は悪びれる様子もなく、「行定 苦手だし 変わってくれて助かったー」と友人に話しています

さらに衝撃的なのは、彼が遠野主任のことを「ひよこ大福」というあだ名で呼んでいること 。彼女の優しさが、残念ながら一部の後輩には軽んじられる原因となってしまっている現実が、ここで残酷なまでに浮き彫りになります。

深夜のオフィス、冷徹上司との予期せぬ遭遇

深夜、たった一人で残業する遠野主任 。引き継いだデータにミスを発見し、「明日はガツンと言ってやる」と怒りを募らせています 。その時、静かなオフィスに現れたのは、なんと噂の行定部長その人でした

レセプションパーティーから直帰したはずの行定部長の登場に、遠野主任は凍りつきます 。そして最悪なことに、行定部長はまさに黒田くんが放置した案件の担当者だったのです。「君のとこの黒田くん うちの資料どうなってる?」と冷静に尋ねる行定部長に対し、彼女は自分のミスではないにもかかわらず、「申し訳ありません!」「明日朝イチで提出させます」と平謝りするしかありませんでした

理不尽な状況に追い込まれ、ただ頭を下げる遠野主任。すると次の瞬間、行定部長が彼女の目の前にぐっと顔を寄せ、二人の距離が急接近したところで、第1話は終わりを迎えます 。この行動は、単なる叱責なのでしょうか。それとも、何か別の意味が隠されているのでしょうか。冷徹な上司の瞳の奥に揺らめく感情が、波乱の展開を予感させます。

まとめ【今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら】第1話を読んだ感想

いやもう、最初の感想は「遠野主任、お人好しすぎる!」に尽きます!後輩の仕事を次から次へと引き受けて、自分の時間を犠牲にする姿には、共感しつつも「そんなんじゃダメだよ!」と画面に向かって叫びたくなりました。特に黒田くん、君はダメだ!「ひよこ大福」なんてあだ名を付けていると知った時は、怒りで震えましたね。

一方で、厳しいと噂の行定部長。確かに冷徹な雰囲気はありますが、仕事に真摯なだけなのかもしれない、と感じました。彼が深夜に会社へ戻ってきたのも、資料を取りに来たという真面目な理由からでしたし

そして何と言っても、最後の急接近シーン!あれはずるい!「え、何?怒ってるの?それとも…?」と、心臓がドキッと高鳴りました。理不尽な残業で心身ともに疲れ切った遠野主任の前に現れた、最も会いたくないはずの上司。この最悪な出会いが、物語をどう動かしていくのか。仕事のリアルな厳しさと、予期せぬ胸キュンの予感が詰まった、最高の幕開けだったと思います。これはもう、続きを読まずにはいられません!

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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