【今夜、うちにおいで】12話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら】第12話をネタバレありで解説する
元妻との修羅場を乗り越え、行定部長に守られた遠野主任。第12話では、長年の呪縛から解き放たれた彼女が、ついに自分の本当の気持ちを告げる、感涙必至のクライマックスが描かれます。
「お母さんから卒業する」―過去との決別
物語は、遠野主任が母親にはっきりと決別を告げるシーンから始まります。彼女は、もう母親の金銭的な支えにはなれないと伝えます 。そして、これまで母親を助けてきたのは、自分自身が「必要とされたかった」からであり、母親に「依存してた」のだと自覚したことを告白するのです 。
「だからもう お母さんから卒業する」 。
これは、彼女が過去の共依存関係を断ち切り、一人の自立した人間として、自分の人生を歩み始めるという力強い宣言でした。長年彼女を縛り付けてきた呪いが解けた瞬間です。
不器用な優しさと、隠された本音
場面は現在に戻り、行定部長は、先ほどの修羅場で遠野主任が手を痛めたことに気づきます 。彼は、仕事を理由に後回しにしようとする彼女に、「どうせ有休を溜め込んでるんだろう?午後休にして受診してきなさい」と、有無を言わさぬ口調で命令します 。
一見、強引な上司の命令。しかし、診察を終えた彼女を待っていたのは、同じく午後休を取った行定部長でした 。彼は、母親の件で二人の貴重な時間を奪われ、ずっとイライラしていたと明かします 。そして、こう続けるのです。
「遠野さんを構い倒せるこんなチャンス 逃したくないだけ」 。
彼の強引さは、彼女を心配し、そして何より彼女といられる口実が欲しかったという、不器用で最大の愛情表現だったのです。
「私を全部持ってますから!」―勇気の告白
誤解を解きたい一心で、遠野主任は会社で流れている元妻との復縁の噂を部長に伝えます 。彼は「そんな予定は1ミリもない」と全力で否定 。その様子に安堵した彼女を見て、彼は少し意地悪く、しかし期待を込めて尋ねます。「それって少しは期待していいのかな?」と 。
その問いに、彼女はもう迷いませんでした。過去を乗り越え、自分の心に素直になった彼女は、満面の笑みで、最高の答えを返すのです。
「少しではなく 私を全部持ってますから!」 。 「行定さんが好きだと感じてます!」 。
「両想いですね」―ついに結ばれた二人の心
予想だにしなかった、あまりにもストレートな愛の告白。今度は行定部長が、驚きと喜びで言葉を失います。彼は、ただ「嬉しい…です」と絞り出すのが精一杯でした 。
そんな彼を見て、遠野主任は幸せそうに笑います。「あはは 両想いですね」 。 数々の困難とすれ違いを乗り越え、二人の心はついに、はっきりと重なり合ったのです。これからは恋人として、じっくりとお互いを深く知っていく、甘い時間が始まります 。
まとめ【今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら】︎第12話を読んだ感想
最高のハッピーエンドでした!読者がずっと見たかったものが、120%の形で描かれた、まさに集大成のような回だったと思います。
まず、遠野主任が母親に「卒業する」と宣言したシーン。彼女が自分の足でしっかりと立ち、過去の呪縛を断ち切った姿には、心から「よかったね!」と拍手を送りたくなりました。彼女の成長物語としても、一つの大きな到達点でしたね。
そして、何と言っても二人の告白シーン!行定部長の「構い倒せるチャンス」という不器用な愛情表現も、遠野主任の「私を全部持ってますから!」という満点のアンサーも、どちらも最高すぎて、読んでいてニヤニヤが止まりませんでした。
これまでたくさんの壁があったからこそ、「両想いですね」と笑い合う二人の姿が、本当に尊く、愛おしく感じられます。ここから始まる二人の恋人としての甘い日々を、いつまでも見守っていたい。そんな幸福感に満たされた、素晴らしい最終回でした。
◁前の記事はこちらから

▷次の記事はこちらから



