2025.07.07

【今夜、うちにおいで】31話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

Contents

【今夜、うちにおいで～冷徹上司の理性が溶けたら】第31話をネタバレありで解説する
- 降りかかる災難、発覚した痛恨のミス
- まとめ【今夜、うちにおいで～冷徹上司の理性が溶けたら】︎第31話を読んだ感想

【今夜、うちにおいで～冷徹上司の理性が溶けたら】第31話をネタバレありで解説する

圭亮との関係を通して、少しずつ自信を取り戻し始めていた清子。しかし第31話では、仕事での一つのミスをきっかけに、彼女は再び自信を打ち砕かれ、職場で孤立無援の状況に追い込まれてしまいます。

降りかかる災難、発覚した痛恨のミス

物語は、清子がオフィスで一本の電話を取る、緊迫したシーンから始まります。取引先から告げられたのは、「

印鑑の仕様が違う？」という、信じがたい言葉でした。自分の手元にある資料と照らし合わせると、それは紛れもない自分の発注ミス。あってはならない初歩的なミスに、清子の頭は真っ白になります。

さらに追い打ちをかけるように、取引先からは「それじゃあ仕様変更してください」と無茶な要求を突きつけられます。ロット数や特殊な印刷加工の都合上、納期には到底間に合わない状況。電話口で「そんな…間に合わないって」と悲鳴を上げる清子の姿は、まさに絶体絶命でした。

追い打ちをかける、氷のような言葉の刃

清子の窮地を知った同僚の速水は、しかし、彼女に救いの手を差し伸べるどころか、その心をさらに深くえぐるような行動に出ます。速水は、他の社員を巧みに巻き込みながら、清子の仕事ぶりや価値観を執拗に批判し始めるのでした。

エレベーターホールでは、過去の出来事を蒸し返し、「ステータスにこだわることの何が悪いの？」「釣り合いって大事だもの」と、清子の考え方を否定。さらに総務の女性社員と結託し、清子の前任者であった黒田くんの悪口を言いながら、「あなた優秀だから大丈夫よ」と見え透いたお世辞で清子を持ち上げ、巧妙に彼女を孤立させていきます。

「自分の価値は自分で高めるのよ」―歪んだ正義感

速水の攻撃は、とどまることを知りません。彼女は、**「私は優秀。だってずっと努力してるもの」**と、自身のキャリア意識の高さを誇示します。仕事のスキルアップはもちろん、人脈作りや外見を磨くことにも自己投資を惜しまない、と語るその姿は、まるでそうではない清子を断罪しているかのようでした。

そして、清子に対して理不尽な仕事を押し付け、「5分あればできる返事くらいすぐにしてくれないわけ」「

要求するのストレスなんだけど」と、あからさまな嫌がらせでプレッシャーをかけていきます。彼女の言動は、清子を成長させようという教育的指導などではなく、明らかに個人的な悪意に満ちていました。

孤立無援のオフィス、静かに迫る限界

喫煙所での陰口や、わざとらしくデスクに資料を置きながらの「

昨日の今日で暇になったひとはいいご身分ね」という痛烈な嫌味。速水を中心とした執拗な攻撃により、清子は職場で完全に孤立してしまいます。

誰にも助けを求めることができず、たった一人で降りかかるプレッシャーに耐える清子。彼女の心が、音を立てて壊れてしまいそうな、危うい雰囲気が漂います。恋人である圭亮も、まだこの深刻な事態には気づいていない様子。清子の運命は、一体どうなってしまうのでしょうか。

まとめ【今夜、うちにおいで～冷徹上司の理性が溶けたら】︎第31話を読んだ感想

今回の第31話は、読んでいて本当に胸が苦しく、ページをめくる手が重くなるような回でした。清子が仕事のミスでパニックになり、追い詰められていく様子は非常にリアルで、自分のことのように胃がキリキリしましたね。

そして何より、速水さんの執拗な攻撃が、もはやいじめの領域に達していて、読んでいて強い怒りを覚えました。彼女がなぜここまで清子に執着し、攻撃するのか。その動機が全く見えないだけに、不気味さと怖さが増します。総務の女性社員のように、味方のふりをして人を陥れる人間の存在も、職場の恐ろしさを象徴しているようでした。

完全に孤立無援となってしまった清子が、可哀想でたまりません。早く圭亮にこの状況を気づいてほしい、そしてナイトのように現れて彼女を救い出してほしいと、心から願わずにはいられませんでした。清子の心が完全に壊れてしまう前に、どうか一筋の光が差し込んでほしい。そんな祈るような気持ちで次話を待ちたいと思います。

◁前の記事はこちらから