2025.07.07

【今夜、うちにおいで】43話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

Contents

【今夜、うちにおいで～冷徹上司の理性が溶けたら】第43話をネタバレありで解説する
- 「もう隠さないから」―圭亮の堂々たる恋人宣言
- まとめ【今夜、うちにおいで～冷徹上司の理性が溶けたら】︎第43話を読んだ感想

【今夜、うちにおいで～冷徹上司の理性が溶けたら】第43話をネタバレありで解説する

前話、セミナー会場で清子、速水、佳純、そして圭亮が鉢合わせるという、一触即発の状況で幕を閉じました。第43話では、清子が恋のライバルだと思い込んでいた速水との間に、驚愕の事実が発覚。壮大な勘違いが、二人の関係を新たなステージへと導きます。

「もう隠さないから」―圭亮の堂々たる恋人宣言

清子と圭亮の関係に気づき、気を遣う素振りを見せる速水。そんな彼女の前で、圭亮は動揺する清子の肩を優しく、しかし力強く抱き寄せます。そして、こう宣言するのでした。

「いいの。もう隠さないから」

誰に対しても、この恋を隠すつもりはない。その毅然とした態度は、何があっても清子を守り抜くという、彼の揺るぎない決意の表れでした。その言葉に勇気づけられた清子もまた、「行定部長と私、お付き合いしてます」と、速水に事実を告げるのでした。

勘違いが生んだ、涙の宣戦布告

しかし、清子の心は穏やかではありませんでした。彼女は、速水が圭亮に好意を抱いていると確信していたからです。恋のライバルを前に、清子は覚悟を決めて向き合います。

「でも、これだけは知っていてほしいの…私から身を引くようなことはできません。圭亮さんが好きだから」

涙ながらの、悲壮なまでの宣戦布告。愛する人を失いたくないという彼女の切実な想いが、読者の胸を強く打ちます。

まさかの急展開！「なんで私が部長を好きに…？」

ところが、清子の涙の告白に対する速水の反応は、予想の遥か斜め上をいくものでした。「はい？なんで私が部長を好きなことになってるんです？」。なんと、速水は圭亮に対して恋愛感情など微塵も抱いていなかったのです。

彼女は、清子から溢れ出る「恋するオーラ」を見て、勝手にそう思い込んでいただけでした。「恋愛脳だと皆が皆思わないでくれます！？」と一蹴し、尊敬する上司ではあるものの、年齢的にも「恋愛対象にはなり得ません」ときっぱり否定。壮大な勘違いが生んだ、まさかのコメディ展開に、場の空気は一変します。

嵐の後の、確かな決意

この一連の騒動を経て、清子の心を覆っていた分厚い雲は、すっかり晴れ渡りました。圭亮が自分のために見せてくれた愛情、そして壮大な勘違い。全てを乗り越え、彼女は「私の人生だもの。なにを言われてももう気にしない」と、仕事にも恋にも、力強く前を向いて進んでいくことを改めて誓うのでした。勘違いの嵐は、結果的に彼女をさらに強く、そして輝かせるための恵みの雨となったのです。