【今夜、うちにおいで】7話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら】第7話をネタバレありで解説する
甘い雰囲気の中、突如として鳴り響いた母からの電話。第7話は、遠野主任のトラウマの根源である母親が登場し、二人の間に生まれたばかりの温かな関係を揺るがす、波乱の展開を迎えます。
「部長を巻き込めない」― ひとりで抱え込む決意
母からの電話に、遠野主任の心は固く閉ざされます。行定部長が「なにか手伝えることがあったら いつでも言ってくれ」と優しく声をかけても、彼女はそれを頑なに拒絶します 。
「だからこそ 部長をこんな面倒事に巻き込むわけにはいかない」。
ようやく見つけた心穏やかな居場所と、優しくしてくれる大切な人。その幸せを守るため、彼女はたった一人で母親と対峙することを決意するのでした。この決断が、皮肉にも二人の間に新たな壁を作ることになります。
嵐の到来、身勝手な母との再会
行定部長に送ってもらい、母が待つかつてのアパートへ向かう遠野主任。その道中、彼女の様子がおかしいことに部長は気づいていました 。アパートの前には、いかにも派手な母親が仁王立ちで待っており、開口一番「清子遅いっ いつまで待たせるのよ」と娘を責め立てます 。
自己中心的な母との気まずい再会。しかし、その場に予想外の人物が現れます。心配して後を追ってきた行定部長でした 。
救いの手と、心ない言葉
突然現れた、見知らぬハンサムな男性に母親の態度は一変。すかさず「あら まさかお付き合いしてるの?」と勘繰ります 。慌てる遠野主任をかばうように、行定部長が前に進み出ました。彼は、アパートの事情を説明し、「一時的に大事なお嬢さんをお預かりしています」と完璧な対応を見せます 。
ところが、その完璧な対応が、母親の残酷さを引き出します。彼女は、娘を嘲笑うかのように言い放つのです。 「こんな素朴な方と お付き合いだなんてあり得ないわよね」。 「昔から緑い 冴えない子だもの」。 愛する娘に対して、初対面の男性の前で投げかけられる、あまりにも心ない言葉。行定部長は黙って、しかし厳しい表情でその言葉を聞いているのでした。
明かされる母の魂胆と、生まれる新たな壁
母親の魂胆は、すぐに明らかになります。行定部長から連絡先として名刺を受け取ると、彼の立場や独身かどうかを値踏みし始めます 。そして、本来の用件を切り出しました。それは、法律事務所から届いた書類のトラブルを、いつものように娘に丸投げすることだったのです 。
その夜、自室で「弁護士費用」について思い悩む遠野主任。その呟きを、部屋の外にいた行定部長が聞いてしまいます 。「何かトラブルか?」と心配する彼に対し、遠野主任は「部長には関わりのない事ですから!」と、とっさに彼を突き放してしまいました 。
大切な人を守りたい一心でついた嘘が、二人の間に見えない溝を作ってしまいます。心を通わせ始めたばかりの二人は、この試練を乗り越えることができるのでしょうか。
まとめ【今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら】︎第7話を読んだ感想
今回の第7話は、読んでいて胸が苦しくなるような回でした。噂には聞いていましたが、お母さん、想像以上に強烈…!実の娘に対して「冴えない子」だなんて、よくもまあ初対面の人の前で言えるものだと、怒りで体が震えました。
そんな中、行定部長のナイトっぷりが光っていましたね!さっと現れて、完璧な説明で場を収める姿、格好良すぎます。そして、お母さんにひどいことを言われている間、黙って遠野主任のそばにいてくれた、その静かな優しさに涙が出そうになりました。
だからこそ、ラストで遠野主任が彼を突き放してしまうシーンが本当に切なかったです。「この人を巻き込みたくない」という気持ち、痛いほどわかるけれど、それが一番相手を傷つけることもあるんですよね…。ようやく見つけた温かい居場所を、自らの手で遠ざけようとしてしまう。彼女の根深いトラウマが、二人の関係に影を落とす展開に、目が離せません。どうか、部長の優しさが彼女の固い心を溶かしてくれますように、と願わずにはいられない、そんな第7話でした。
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