【偽物家族に復讐します】あらすじから最終話まで全話ネタバレ解説

愛する家族のためにすべてを捧げたのに、その代償が裏切りと死だったとしたら、あなたは許せますか?
『偽物家族に復讐します』は、夫と親友に人生を奪われた主人公が、時を遡り、偽りの家族たちに鉄槌を下す痛快かつ壮絶な復讐劇です。
- 「あらすじだけサクッと確認して、スカッとしたい」
- 「ドロドロした人間関係が複雑で、誰が味方か整理したい」
- 「最新話までの展開を振り返って、今後の結末を予想したい」
このような気持ちで、ネタバレ情報を探している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、本作の第1話から最新話までのストーリーを詳細に解説しています。読むことで、物語の伏線やキャラクターの隠された思惑をクリアに理解でき、復讐劇の爽快感をより深く味わえるようになるでしょう。一方で、物語の核心に触れるネタバレを多く含んでいるため、初見のドキドキ感を大切にしたい方は、閲覧の際にご注意ください。
【偽物家族に復讐します】ってどんなあらすじ?世界観や登場人物を解説(ネタバレあり)
どんなあらすじ?世界観や設定をわかりやすく解説!
この物語は、幸せな家庭を築いていたはずの主人公・ディアーナが、残酷な真実を知るところから始まります。彼女は愛する娘の失明を治すために、秘術を使って自らの視力を差し出しました。しかし、それはすべて仕組まれた罠だったのです。
夫と親友は不倫関係にあり、ディアーナが大切に育ててきた娘さえも、赤ん坊の頃にすり替えられた赤の他人でした。用済みとなり、実の娘と共に毒殺されたディアーナですが、死の間際に強い復讐を誓ったことで、視力を失う直前の過去へと戻ります。
2度目の人生では、視力が戻っていることを隠し、「盲目の大公妃」を演じながら、裏切り者たちを破滅へと追い込んでいきます。魔法や錬金術が存在する世界観の中で、知略と魔法、そして財力を駆使した緻密な復讐劇が展開されます。
主要な登場人物を紹介
ディアーナ・エル・エレンスト(旧姓:ペレシュテ) 本作の主人公。ペレシュテ侯爵家の一人娘で、かつては「聖女」と呼ばれていました。家族を愛していましたが、裏切られ殺害されます。逆行後は、目が見えることを隠して復讐を開始します。
カリプソ・デ・エレンスト ディアーナの夫であり、エレンスト家の大公。ディアーナを愛しているふりをしていましたが、実際は彼女の実家の財産と権力が目当てでした。冷酷で計算高い性格です。
アリシア ディアーナの幼馴染であり親友だと思われていましたが、実はカリプソの愛人。ディアーナを陥れ、自分の娘をディアーナの子として育てさせました。
キャサリン(偽物) ディアーナが娘として育てていた少女。実はアリシアとカリプソの子。性格は傲慢で、盲目となったディアーナを軽蔑しています。
実の娘(金髪のメイド) ディアーナが産んだ本当の娘。屋敷内で使用人として虐げられています。ディアーナと同じ美しい金髪を持っています。
ルエリ・ダ・コンスタンティン ディアーナの父が依頼した魔法の家庭教師。次期魔塔主候補であり、ディアーナの目が実は見えていることを見抜きます。
【偽物家族に復讐します】最終回まで全話ネタバレ。あらすじ解説
1話ネタバレはこちら
物語は、ディアーナが幸せだと信じていた生活が崩壊するところから始まります。娘キャサリンの失明を治すために自分の視力を捧げたディアーナでしたが、その後、夫カリプソと親友アリシアの裏切りを知ります。二人はディアーナの目の前で浮気をし、彼女を嘲笑っていました。やがて屋敷を追い出され幽閉されたディアーナは、食事を運んでくれていたメイドこそが実の娘であり、キャサリンはすり替えられた偽物だったという衝撃の事実を告げられます。アリシアによって実の娘と共に毒殺されたディアーナは、激しい憎悪と共に過去へと逆行しました。

【感想】 1話からあまりにも救いのない展開で、胸が締め付けられました。特に、自分の子だと信じて目を捧げた相手が偽物で、本物の娘がすぐそばで虐待されていたという真実は残酷すぎます。だからこそ、最後に時間が巻き戻り、視力が戻った状態で目覚めたシーンには鳥肌が立ちました。ここからの逆転劇に期待が高まります。
2話ネタバレはこちら
視力を失う直前の過去に戻ったディアーナは、復讐のために「目が見えないふり」を続けることを決意します。早速、屋敷の使用人を確認しますが、すでに信頼できる昔のメイドたちは排除されていました。そんな中、偽物の娘キャサリンが、ディアーナの失明が本当か試すためにわざと足を引っ掛けて転ばせようとします。ディアーナはあえて転ぶことで油断させ、夫とアリシアが目の前で抱き合う姿を見ても耐え忍びました。そして、部屋で一人になった彼女は、反撃の狼煙となる手紙を書き始めます。

【感想】 目が見えているのに、わざと転んで見えないふりをするディアーナの精神力が凄まじいです。夫たちのゲスな行動を直視しなければならないのは相当なストレスでしょうが、それを怒りのエネルギーに変えているのが伝わってきます。冷静に状況を分析し、すぐに次の手を打つ姿に、ただの悲劇のヒロインではない強さを感じました。
3話ネタバレはこちら
ディアーナはかつて「聖女」と呼ばれ、魔法や錬金術の心得があることが明かされます。監視されている状況下で、彼女は自作の薬を飲むなどして対策を講じていました。ある日のお茶会で、ディアーナは「目が見えない」ことを利用して、アリシアに熱い紅茶をかけるという反撃に出ます。さらに、偽物の娘キャサリンに対し、「目を差し出した母」という立場を利用して毎朝の本読みを強制。その後、カリプソとアリシアが密会している執務室へ突然乗り込み、二人を大いに動揺させました。

【感想】 お茶会での紅茶攻撃は、見ていて非常にスカッとしました。「見えていないから仕方がない」という最強の言い訳を使って、じわじわと精神的に追い詰めていく戦法が面白いです。また、キャサリンに対しても恩着せがましく雑用を押し付けるあたり、ディアーナの容赦のなさが垣間見えて頼もしく感じました。
4話ネタバレはこちら
執務室に乗り込んだディアーナは、泣き真似をして「メイドたちに軽んじられている」と夫に訴えます。さらに実家であるペレシュテ侯爵家への連絡をちらつかせることで、カリプソを脅し、昔の忠実な使用人であるシェーンとミランを呼び戻すことに成功しました。その夜、バルコニーに魔法使いのルエリが現れます。彼はディアーナの父が手配した家庭教師でしたが、すぐにディアーナの目が実は見えていることを見抜きました。しかし彼はそれを面白がり、秘密を共有する協力者となります。

【感想】 夫の弱点である「金と権力」を的確に突いて要求を通すディアーナの交渉術が見事でした。そして、新キャラクターのルエリが登場したことで物語が一気に華やかになりました。彼がいきなり嘘を見抜いた時はヒヤッとしましたが、味方になってくれそうで安心しました。ただ、最後に流れた謎の記憶映像が何を意味するのか、非常に気になります。
5話ネタバレはこちら
呼び戻されたシェーンとミランに、ディアーナは目が見えることを打ち明け、復讐への協力を求めます。その後、新しいメイドたちに宝石を与えて買収し、アリシアの手先となっていたメイドたちを全員追放しました。屋敷の掌握を進める一方で、ディアーナは実の娘を極秘に捜索させます。そんな中、偽物の娘キャサリンはディアーナの相手をさせられることに腹を立て、癇癪を起こしていました。部屋を出ようとしたキャサリンは、入り口にいた金髪のメイドを突き飛ばし、割れた食器の上に倒れ込ませて怪我を負わせます。そのメイドこそ、ディアーナが探している実の娘の特徴と一致していました。

【感想】 お金の力でメイドたちを一瞬で味方につけるシーンは爽快でした。やはり復讐には資金力が欠かせません。しかし、ラストシーンの胸糞悪さは強烈です。自分の機嫌で物を壊し、さらに罪のない少女を突き飛ばして平然としているキャサリンの残虐性には怒りを覚えました。突き飛ばされた少女が間違いなく実の娘だと思われるため、早くディアーナが気づいて救い出してほしいと願うばかりです。


