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【冥王家の花嫁、偽りの愛に別れを】20話ネタバレ解説

ずっちー

19話では、アイソンがシンシアから贈られた涙型のブレスレットをきっかけに、ダフネへの疑念を深めました。シンシアはすでに冥界の王子と結婚し、アイソンの前から去っていますが、彼はその名を禁じながらも彼女のことを忘れられずにいます。そこへダフネが現れ、アイソンは「なぜシンシアのブレスレットを持っているんだ?」と問い詰めました。ダフネは顔を青ざめさせ、言葉を失います。

【冥王家の花嫁 偽りの愛に別れを】第20話をネタバレありでわかりやすく解説する

アイソンはブレスレットの正体を問い詰める

第20話は、前話から続く緊迫した場面で始まります。

薄暗く豪華な室内で、アイソンはダフネの肩に手を添えながら、険しい表情で小さなブレスレットを差し出します。

それは、涙型の宝石がついた特別なブレスレットです。

シンシアがアイソンの安全と幸せを願って贈った、愛の証でもありました。

アイソンはダフネに、そのブレスレットが誰のものなのかを問い詰めます。

これまでのアイソンなら、ダフネが涙を見せるだけで疑いを引っ込めていたかもしれません。けれど今回は違います。彼の目には、はっきりと疑念があります。

ダフネは焦りながら言い逃れようとする

ダフネは、涙を浮かべながら取り繕おうとします。

彼女は、たかがブレスレット一つでなぜそんなに焦るのかと、逆にアイソンを責めるように言います。

これは、ダフネらしい逃げ方です。

自分が問い詰められているのに、話の中心を「ブレスレット」から「アイソンの気持ち」へずらそうとしているのです。

彼女はさらに、アイソンがまだシンシアを恋しがっているのではないかと疑うような言葉を投げかけます。

ダフネは、自分の嘘を暴かれそうになると、すぐに相手の罪悪感や不安を刺激します。今回も、アイソンの中に残っているシンシアへの未練を利用し、疑いの矛先をそらそうとしているように見えます。

ダフネはブレスレットを自分のものだと言い張る

ダフネは涙を流しながら、そのブレスレットは自分のものだと訴えます。

けれど、その言葉にはどこか不自然さがあります。

アイソンが聞きたいのは、ブレスレットが今誰の手元にあるかではありません。

なぜ、シンシアの大切なブレスレットをダフネが持っていたのか。
なぜ、シンシアが贈ったはずの愛の証が、ダフネのもののように扱われているのか。

そこが問題なのです。

しかしダフネは、その核心には触れません。

「シンシアをまだ想っているの?」という揺さぶり

ダフネは、アイソンが昔シンシアを愛していたのではないかと口にします。

この言葉は、アイソンの心を強く揺さぶります。

アイソンは、シンシアとはもう何の関わりもないと自分に言い聞かせてきました。愛しているのはダフネだと思い込もうとしてきました。

けれど、シンシアのブレスレットを見た瞬間、彼の中では過去の記憶がよみがえっています。

ダフネはそこを見逃しません。

アイソンが疑っているのは自分の嘘なのに、まるでアイソンの方がシンシアへの未練を責められているような形にしていくのです。

アイソンは自分の疑念を押し殺そうとする

アイソンはブレスレットを握りしめます。

涙型のチャームは、シンシアの想いを象徴するものです。

けれどアイソンは、自分の疑いをすぐには認められません。

彼は心の中で、自分は聞き間違えたのだと思おうとします。

シンシアはダフネをいじめていた。
そんな女が命の恩人であるはずがない。

そうやって、またシンシアを悪者にしようとします。

アイソンはダフネへ誕生日の贈り物を尋ねる

疑念を振り払うように、アイソンはダフネに謝ります。

そして、あと二日でダフネの誕生日だから、何か欲しいものはあるかと尋ねます。

ここでアイソンは、ダフネを疑うことから逃げています。

本当なら、ブレスレットについてもっと深く問い詰めるべきでした。けれど彼は、ダフネを信じたい気持ちと、シンシアを思い出す怖さの間で揺れ、結局ダフネを喜ばせる方向へ話を変えてしまいます。

これは、アイソンの弱さでもあります。

真実を見れば、自分がどれほどシンシアを傷つけたかを認めなければならない。

だから彼は、まだダフネを選ぶふりを続けようとするのです。

ダフネは軍神の宮殿の支配権を求める

アイソンが望みを尋ねると、ダフネはすぐに甘えるような態度を見せます。

彼女は、これまで最高位の神具、島々、宮殿まで与えられたと語ります。

そして今年の誕生日には、軍神の宮殿の支配権が欲しいと言い出します。

これは、ただの贈り物ではありません。

宮殿の支配権とは、アイソンの領域そのものに近いものです。ダフネは、宝石や装飾品だけでは満足せず、アイソンの力や居場所まで自分のものにしようとしているのです。

アイソンは「望むならすべて君のもの」と答える

アイソンは、ダフネが望むなら宮殿はすべて君のものだと答えます。

その言葉は甘い愛の言葉のようにも聞こえますが、どこか空虚です。

彼は本当にダフネを喜ばせたいのか。
それとも、自分がダフネを愛していると証明するために、何でも与えようとしているのか。

その境目が曖昧です。

ダフネは、アイソンが神の罰まで受け、今度は宮殿までくれることに満足します。

「本当に私を愛してるね」と寄り添う彼女に、アイソンは「それだけ借りがあるから」と返します。

この返事は、以前のような熱い愛情とは少し違います。

愛しているからではなく、借りがあるから。

その言葉には、アイソンの心がすでに完全にはダフネへ向いていないことがにじんでいます。

ダフネは誕生日の宴へ向かう

その時、空間に真珠のような光を放つ貝殻の神具が現れます。

幻想的な光を受け、ダフネは「お母様が私を呼んでる」と言います。

どうやら誕生日の宴のために呼ばれているようです。

ダフネは、もう行かなければならないと告げ、その場を離れていきます。

アイソンは一人残されます。

この瞬間、彼の心の中に残っていた疑念が、再び静かに動き始めます。

アイソンはまだ真実に届かない

ダフネが去った後も、アイソンの中にはブレスレットの違和感が残っています。

なぜシンシアのブレスレットをダフネが持っていたのか。
本当にシンシアはダフネをいじめていたのか。
本当に3年前、自分を救ったのはダフネだったのか。

疑問は増えているはずです。

それでも彼は、まだ決定的な真実を受け入れきれません。

アイソンは真実の入口に立っていますが、その扉を開ける勇気がまだ足りないのです。

ダフネの本音が明かされる

場面は、大聖堂のテラスのような場所へ移ります。

そこには、金色の装飾の椅子や白い大理石のテーブルがあります。奥には、白髪の女性シンシアが金髪の男性に寄り添うように座り、優雅に微笑んでいます。

一方で、手前には腕を組み、冷たく不敵な笑みを浮かべるダフネの姿があります。

そこで、ダフネの本音が語られます。

アイソンなど、ただの自分の犬。
自分に夢中で、何でも言うことを聞く。

ダフネはアイソンを愛していない

この心の声は、ダフネの本性を決定づけるものです。

彼女はアイソンを愛しているわけではありません。

愛する相手として見ているのではなく、自分のために動く道具のように見ています。

宮殿も、神具も、島も、アイソンの権力も、すべて自分を飾るためのもの。

アイソン自身もまた、彼女にとっては支配しやすい存在でしかないのです。

これまでダフネは、涙や弱さを使ってアイソンを動かしてきました。

けれど心の中では、彼を見下していました。

この場面によって、ダフネの愛がいかに空っぽだったかがはっきりします。

シンシアは別の場所で静かに微笑む

映像の中には、白髪のシンシアの姿も映ります。

彼女は金髪の男性の隣に座り、落ち着いた微笑みを浮かべています。

その詳しい状況はまだはっきりしません。

けれど、シンシアが以前のようにアイソンのそばで泣いているわけではないことは分かります。

彼女はすでに、別の場所で新しい人生へ進み始めているように見えます。

アイソンとシンシアの距離がさらに広がる

この構図は、皮肉です。

アイソンはダフネの言葉に揺らされ、まだ真実を認めきれずにいます。

ダフネはアイソンを犬のように扱いながら、手に入れたものを当然のように享受しています。

一方、シンシアはその輪の外にいます。

もう、アイソンに何かを期待しているようには見えません。

シンシアは、自分の居場所を変えたのです。

それでもアイソンの心には、彼女の存在が残り続けています。

アイソンの前に神聖な光が現れる

終盤、アイソンはふと空を見上げます。

その瞬間、彼の目の前が真っ白な神聖な光に包まれます。

アイソンは驚き、息をのむような表情を見せます。

この光が何を意味するのかは、この話の中ではまだ明かされません。

しかし、これまでの流れを考えると、アイソンが真実へ近づくきっかけになる可能性があります。

ブレスレット。
シンシアの献身。
ダフネの本音。
そして、突然の神聖な光。

これらがつながることで、アイソンの中に封じられていた真実が、さらに大きく動き出そうとしているように見えます。

第20話は、ダフネの本心とアイソンの目覚めの前触れを描く回

第20話では、ブレスレットをめぐる疑惑が続き、ダフネの本性がさらに露わになりました。

彼女はアイソンを愛しているのではなく、自分に従う犬のように見ています。

一方でアイソンは、まだダフネを信じようとしています。

しかし、彼の言葉や表情には迷いが増えています。

「借りがあるから」
「聞き間違いのはずだ」
「シンシアはそんな女だ」

そんなふうに自分へ言い聞かせているほど、彼の心はもう安定していません。

そして最後に現れた白い光が、次回への大きな引きになります。

アイソンはついに、ダフネが作り上げた嘘から目を覚ますのか。

それとも、また真実を拒むのか。

第20話は、その分かれ道の直前で終わる回でした。

【冥王家の花嫁 偽りの愛に別れを】20話を読んだ感想(ネタバレあり)

第20話は、ダフネの本性がかなりはっきり出た回でした。

特に「アイソンなんてただの私の犬」という心の声は、かなり強烈です。

これまでダフネは、アイソンの前では弱くて可哀想な女性を演じてきました。でも本音では、彼を愛しているどころか、自分に夢中で何でも言うことを聞く存在として見下していました。

この一言で、ダフネの涙や甘えがどれほど作られたものだったのかが一気に分かります。

一方で、アイソンのもどかしさも強い回です。

ブレスレットを見て、ダフネを問い詰めるところまではよかったです。ようやく真実に近づきかけていました。

でも、ダフネに揺さぶられると、すぐに「聞き間違いだ」と自分に言い聞かせてしまいます。

ここが本当にもどかしいです。

シンシアのことを思い出せば思い出すほど、自分の罪の重さを認めなければならない。だから、まだダフネを信じる方へ逃げてしまうのだと思います。

ただ、今回のアイソンは以前とは違います。

ダフネに宮殿の支配権を求められても、完全に嬉しそうではありません。「愛しているから」ではなく「借りがあるから」と返すところに、彼の気持ちのズレが出ていました。

本当にダフネに夢中なら、もっと迷いなく喜ばせていたはずです。

それなのに、どこか冷めている。

ダフネの本音と、アイソンの違和感が同時に描かれているのが面白かったです。

そしてラストの白い光。

これは、アイソンが本当に目を覚ます前兆のようにも見えます。ブレスレットの真実、3年前の救い主、シンシアの献身、ダフネの嘘。それらが次回で一気につながっていくのではないかと期待したくなる終わり方でした。

第20話は、派手な事件よりも心理戦の回です。ダフネの嘘がどこまで続くのか、そしてアイソンがいつ本当の意味でシンシアを失ったことに向き合うのか。その緊張感が強く残りました。

【冥王家の花嫁 偽りの愛に別れを】20話のネタバレまとめ

  • アイソンは涙型のブレスレットを差し出し、ダフネに誰のものなのか問い詰める
  • ダフネは焦りながら、ブレスレット一つでなぜそんなに動揺するのかと話をそらす
  • ダフネは、アイソンがまだシンシアを恋しがっているのではないかと揺さぶる
  • アイソンはブレスレットを握りしめ、シンシアが命の恩人のはずがないと自分に言い聞かせる
  • アイソンはダフネに謝り、誕生日に欲しいものを尋ねる
  • ダフネは、軍神の宮殿の支配権が欲しいとねだる
  • アイソンは、望むなら宮殿はすべて君のものだと答える
  • アイソンは、ダフネにそれだけ借りがあるからだと語る
  • ダフネは誕生日の宴のために呼ばれ、その場を去る
  • ダフネの本音として、アイソンをただの自分の犬だと見下していることが示される
  • ダフネは、アイソンは自分に夢中で何でも言うことを聞くと考えている
  • 別の場面では、シンシアが金髪の男性の隣で静かに微笑んでいる
  • アイソンは突然、神聖な白い光に包まれ、驚きの表情を見せる
  • 第20話は、ダフネの本性とアイソンの目覚めの前兆を残して終わる

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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