【前世から君だけを愛すると誓うよ】21話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 真司は詩乃に同期会へ行かないよう甘い言葉で説得し、彼女を独占しようとしました。
- 詩乃を抱きしめながら「君も、俺だけを愛していたらいい」と、前世を匂わせる意味深な言葉を囁きます。
- 豪華すぎる手作り弁当を用意し、「これからはお昼も毎日一緒」だと宣言するなど、彼の束縛はエスカレートしていきます。
- 会社でも詩乃を監視するように見つめ続ける真司に対し、詩乃は幸せを感じていました。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】第21話をネタバレありでわかりやすく解説する
断られた誘いと確信に変わる疑念
約束通り、詩乃は同期の篠原に「来週の同期会、行けなくなっちゃった」と申し訳なさそうに伝えました。楽しみにしていた篠原は、あからさまに残念そうな表情を浮かべます。しかし彼は諦めず、「そしたらこの後、二人でランチでもどう?」と次の提案をします。ですが、詩乃は「ごめん、お弁当なんだ」と、再びその誘いを断るのでした。
「じゃあ明日は?」と食い下がる篠原に、詩乃は「明日も明後日も、お弁当だと思うから…」と困ったように笑います。その笑顔を見た瞬間、篠原の脳裏には、社長室で恋人の存在を誇らしげに語っていた真司の顔がフラッシュバックしました。お揃いの名刺入れ、そしてこのお弁当。彼の疑念は、もはや確信へと変わっていました。
突然の吉報と背後に忍び寄る影
その日の会社帰り、詩乃のスマートフォンに一本の電話がかかってきます。相手は、小学校時代の同級生である「なみ」からでした。弾むような声で告げられたのは、「結婚が決まったの!」という嬉しい報告。詩乃は自分のことのように喜び、二ヶ月後に開かれる結婚式への出席を約束します。
友人の幸せな知らせに、心が温かくなった詩乃。しかし、その時でした。なんの前触れもなく、すぐ背後から真司が「楽しそうだね」と声をかけます。あまりに突然の登場に、詩乃は心臓が飛び出るほど驚いてしまうのでした。その現れ方は、まるで彼女の全てを見張っているかのようでした。
幸せの裏で交わされる束縛の約束
詩乃が嬉しそうに友人の結婚話をすると、真司は「詩乃が嬉しいと、俺も嬉しいよ」と優しく微笑み、彼女の手を握ります。その温かい言葉に、詩乃も「私も、真司さんと一緒にいられて幸せです」と素直な気持ちを伝えました。
しかし、その甘い雰囲気は、真司が囁いた一言で一変します。彼は詩乃の耳元に唇を寄せ、熱っぽく、そして抗うことのできない声でこう言いました。
「帰ったら、シたいな」
その夜、二人はベッドの上で激しく求め合います。そして、熱が冷めやらぬ中、真司は「今度は一緒に旅行に行きたいな」と新たな提案をするのでした。「楽しそうですね!」と無邪気に喜ぶ詩乃に、彼は「必ず行こうな」と固い約束を交わします。
「永遠に一緒」という呪縛
そして、真司は恍惚とした表情で、詩乃を強く抱きしめながら言いました。
「どこまでも、永遠に一緒だ」
その言葉は、愛の誓いであると同時に、彼女をどこにも行かせないという強い束縛の意志を感じさせます。友人の結婚式という、彼女が外部の世界と繋がるイベントが生まれた直後に交わされた「旅行の約束」。それは、彼の異常な独占欲の表れなのかもしれません。純粋な詩乃は、その言葉の裏に潜む闇に、まだ気づいてはいませんでした。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】21話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、真司の束縛がより巧妙かつ大胆になっていく様子が描かれ、甘いシーンのはずなのに背筋が寒くなるような感覚に陥りました。「帰ったらシたいな」という囁きは、彼の欲望のストレートさが出ていてドキドキしましたが、同時に詩乃を自分の思い通りにコントロールしようとする支配欲の表れにも見えてしまいます。
そして、なみさんの結婚式の話が出た直後の「旅行の約束」。これはもう、わざと予定を被せて、詩乃を外部から遮断しようとしているのではないかと勘ぐってしまいますよね。彼の「永遠に一緒」という言葉が、甘い愛の言葉ではなく、もはや呪いの言葉のように聞こえてきてしまいました。
詩乃が幸せを感じているからこそ、この歪んだ関係の危うさが際立ちます。彼女が真司の異常な執着に気づく日は来るのでしょうか。そして、二人の関係を知ってしまった篠原が、この状況にどう関わってくるのか。新たな火種がいくつも生まれ、今後の展開から目が離せません。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】21話のネタバレまとめ
- 詩乃は篠原からの同期会やランチの誘いを断り、篠原は彼女と真司の関係を確信しました。
- 小学校時代の旧友から結婚の報告を受け、詩乃は二ヶ月後の結婚式に招待されます。
- 真司は詩乃の友人の結婚を喜びつつも、独占欲を見せ、帰宅後に激しく彼女を求めました。
- 求め合いながら「一緒に旅行に行こう」「永遠に一緒だ」と約束し、彼の束縛がさらに強まっていることが示唆されました。
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