【前世から君だけを愛すると誓うよ】22話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 詩乃は篠原からの同期会やランチの誘いを断り、篠原は彼女と真司の関係を確信しました。
- 小学校時代の旧友から結婚の報告を受け、詩乃は二ヶ月後の結婚式に招待されます。
- 真司は詩乃の友人の結婚を喜びつつも、独占欲を見せ、帰宅後に激しく彼女を求めました。
- 求め合いながら「一緒に旅行に行こう」「永遠に一緒だ」と約束し、彼の束縛がさらに強まっていることが示唆されました。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】第22話をネタバレありでわかりやすく解説する
勝手に決められた未来と消えた招待状
友人の結婚式の招待状。その返信ハガキが見当たらないことに、詩乃は首を傾げます。帰宅した真司に尋ねると、彼は悪びれる様子もなく、衝撃の事実を告げました。
「ああ、そのことなら俺が欠席で出しておいたよ。その日は、俺たち二人で旅行に行くだろう?」
あまりに身勝手な行動に、詩乃は言葉を失います。大切な友人の結婚式に、自分の意思とは関係なく「行けない」という返事が送られてしまったのです。しかし、彼の有無を言わせぬ態度に、詩乃は何も言い返すことができませんでした。
腕時計に込められた重すぎる愛
話を切り替えるように、真司は「仕事帰りに君に似合いそうなものを見つけたんだ」と言って、一つの箱を取り出します。中に入っていたのは、上品なデザインの腕時計でした。彼は嬉しそうにその腕時計を詩乃の腕に着けてあげます。
いつもなら心から喜べるはずのプレゼント。しかし、詩乃はどこか無理に笑顔を作っているようでした。彼の愛情は、いつしか彼女の心を縛る重い鎖となり始めていたのです。
芽生えた違和感と監視の目
翌日の休憩中、詩乃は一人、深いため息をついていました。(真司さんの愛が、最近少し重いかもしれない…)。しかし、すぐに「私には贅沢な悩みだよね」と、自分に言い聞かせるようにその感情を打ち消します。
そこへ、同期の篠原がやって来て、何気ない会話で場が和みます。しかし、詩乃も篠原も気づいていませんでした。その楽しげな会話の一部始終が、社長室にいる真司の耳に届いていたことを。詩乃にプレゼントされた美しい腕時計には、彼の嫉妬の炎を燃え上がらせるための盗聴器が、密かに仕掛けられていたのです。
偶然のアクシデントが招く悲劇
会話の途中、詩乃の髪が胸元のネックレスに絡まってしまいます。それに気づいた篠原が「取るよ」と手を伸ばし、それをほどいてあげようとした瞬間、二人の顔が不意にキスをしてしまいそうな距離まで近づきました。
「だ、大丈夫!自分で直せるから!」
詩乃は咄嗟に身を引き、篠原も顔を真っ赤にしながら謝ります。それは、ほんの些細なアクシデントでした。しかし、その光景を、物陰から鬼のような形相で見つめる真司の姿がありました。盗聴器から聞こえる親密な会話、そして今目の前で繰り広げられた光景。彼の心の中では、もはや取り返しのつかないほどの嫉妬と怒りが渦巻いていました。
謎の早退命令とその真意
仕事に戻った詩乃が社長室に入ると、真司は平静を装い、「間違って重要な資料を自宅に送ってしまったから、早退して受け取って欲しい」と、どこか不自然な頼み事をします。
なぜ、彼が自分で取りに戻らないのか。なぜ、詩乃を一人で家に帰そうとするのか。その命令の裏に隠された真司の本当の狙いを、この時の詩乃はまだ知る由もありませんでした。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】22話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、真司の異常な束縛がついに一線を越え、読んでいるこちらも恐怖で震え上がるような回でした。友人の結婚式に勝手に欠席の返信を出すなんて、もはや愛情ではなく支配です。詩乃がようやく彼の愛を「重い」と感じ始めたことには少しホッとしましたが、それ以上に、彼女がその重圧から逃れられない状況にいることが、とても苦しく感じられました。
そして、腕時計に仕掛けられた盗聴器。彼のストーカー行為は、とどまるところを知りません。篠原との何気ない会話に嫉妬し、偶然のアクシデントを物陰から監視する姿は、もはやホラー映画のワンシーンのようでした。
最後に詩乃に出された謎の早退命令が、何より不気味でなりません。これは、篠原に対する何らかの報復の準備なのでしょうか。愛する詩乃のためなら、彼は平気で他者を傷つけ、排除しようとするでしょう。嫉妬に狂った真司が次に何をしでかすのか、恐ろしくて目が離せません。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】22話のネタバレまとめ
- 真司は詩乃に無断で、友人の結婚式に「欠席」の返信ハガキを投函していました。
- 詩乃の心を縛るように、真司は新たなプレゼントとして腕時計を贈りますが、詩乃は彼の愛を「重い」と感じ始めます。
- その腕時計には盗聴器が仕掛けられており、真司は詩乃と篠原の会話を監視し、嫉妬に燃えていました。
- 詩乃と篠原が偶然顔を近づけるアクシデントを目撃した真司は、嫉妬に狂い、詩乃に不可解な早退命令を出しました。
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