【前世から君だけを愛すると誓うよ】23話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 真司は詩乃に無断で、友人の結婚式に「欠席」の返信ハガキを投函していました。
- 詩乃の心を縛るように、真司は新たなプレゼントとして腕時計を贈りますが、詩乃は彼の愛を「重い」と感じ始めます。
- その腕時計には盗聴器が仕掛けられており、真司は詩乃と篠原の会話を監視し、嫉妬に燃えていました。
- 詩乃と篠原が偶然顔を近づけるアクシデントを目撃した真司は、嫉妬に狂い、詩乃に不可解な早退命令を出しました。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】第23話をネタバレありでわかりやすく解説する
謎の早退と届かない資料
「自宅で重要な資料を受け取って欲しい」―。真司からのあまりに不自然な早退命令に、詩乃は疑問を抱きながらも、業務の一環として渋々従うしかありませんでした。
その後、篠原が社長室を訪ねると、他の社員から「社長も今日はもう早退されたらしい」と告げられます。詩乃だけでなく、真司本人までが早退。この不可解な状況に、篠原もわずかな違和感を覚えるのでした。
一方、自宅で待機していた詩乃ですが、いくら待っても言われていた資料は一向に届きません。(もしかして、真司さん、日にちを間違えたのかな…?)彼女の中で、真司への不信感が静かに、しかし確実に募っていきました。
恐怖の散髪と暴かれた監視
気持ちを切り替えるように夕食の準備をしていた詩乃。そこへ、真司が帰宅します。しかし、彼の口から出たのは、労いの言葉ではなく、耳を疑うような提案でした。
「詩乃、髪を切ろう」
詩乃が返事をする間もなく、彼は有無を言わさず彼女をソファに座らせると、どこからか取り出したハサミで、その美しい髪を切り始めます。あまりの恐怖と突然の出来事に、詩乃は抵抗することすらできません。
そして、真司は髪を切りながら、ゾッとするような言葉を口にしました。
「これで、ネックレスに髪の毛が絡まる心配もないだろう?」
その一言で、詩乃は全てを理解します。なぜ、彼が篠原との会話を知っているのか。プレゼントされた腕時計に仕掛けられた盗聴器、そして彼の異常なまでの監視。恐怖が、彼女の全身を支配しました。
抵抗できない体と汚れた言葉
髪を切り終えた真司の狂気は、さらにエスカレートしていきます。彼は拒絶する詩乃に構うことなく、繰り返しキスを求め、その手は服の上から彼女の体を執拗にまさぐり始めます。
「や…っ」
抵抗しようとする詩乃。しかし、彼の巧みな愛撫に、体は正直に反応してしまいます。思わず漏れてしまう甘い声。その様子を満足げに見ていた真司は、詩乃の耳元で、おぞましい言葉を囁くのでした。
「あの男(篠原)に触られたところは、バイ菌だらけだ。俺が綺麗にしてやる」
それは、愛情とは到底呼べない、歪みきった独占欲と支配欲の塊。純粋だったはずの二人の関係が、静かに狂気の色へと染まっていく瞬間でした。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】23話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、これまでの物語の中でも特に真司の狂気が際立つ、衝撃的な回でした。勝手に人の髪を切るという行為は、もはやDVの領域であり、愛情表現とは到底言えません。彼の行動一つ一つが、詩乃を完全に自分の支配下に置こうとする強い意志の表れであり、読んでいて心底ゾッとしました。
詩乃が彼の異常性に気づきながらも、恐怖で抵抗できない姿が、とても痛々しく感じられます。彼女が完全に彼のペースに巻き込まれ、心も体も支配されつつある状況に、もどかしさと危機感を覚えずにはいられません。
そして何より、最後の真司のセリフが衝撃的すぎました。篠原を「バイ菌」呼ばわりし、詩乃を「浄化」するかのような言動は、彼の精神がかなり危険な領域に達していることを示唆しています。愛が深すぎるあまりに狂ってしまった男の物語は、一体どこへ向かうのでしょうか。詩乃の無事を祈るばかりです。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】23話のネタバレまとめ
- 真司は詩乃を早退させ、自分も早退することで、二人きりの状況を作り出しました。
- 自宅に帰宅した真司は、嫉妬心から、突然詩乃の髪をハサミで切り始めます。
- 髪を切りながら篠原との会話内容を口にし、詩乃は自分が盗聴されていたという事実に気づき、恐怖します。
- 抵抗する詩乃を無理やり抱きしめ、篠原を「バイ菌」呼ばわりするなど、彼の異常な独占欲と狂気がエスカレートしました。
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