【前世から君だけを愛すると誓うよ】24話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 真司は嫉妬心から、詩乃を早退させると、自宅で彼女の髪を無断で切り始めました。
- 髪を切りながら篠原との会話内容を口にしたことで、詩乃は自分が盗聴されていたという事実に気づき、恐怖に震えます。
- 抵抗する詩乃を無理やり抱きしめ、篠原を「バイ菌」呼ばわりするなど、彼の異常な独占欲と狂気はエスカレートしていきました。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】第24話をネタバレありでわかりやすく解説する
会議室での密かな会話と新たな約束
会議が終わり、静まり返った会議室で、篠原は詩乃と二人きりになる機会を得ます。彼は、以前よりも短くなった彼女の髪を見て、「似合ってるね」と自然に褒めました。その言葉に、詩乃は少し複雑な表情を浮かべながら答えます。
「ありがとう。切った方が、ネックレスに髪の毛が絡まる心配もないから…」
その一言に、篠原はハッとします。それは、先日休憩中に自分が彼女に言った言葉そのものでした。(あの時の会話…!?)彼は、詩乃が誰かの強い影響下にあることを察知し、困惑の色を隠せません。そして、意を決したように、詩乃に真剣な眼差しを向けました。
「春川さん、伝えたいことがあるんだ。仕事が終わったら、もう一度ここで話せないかな?何時になっても待ってるから」
彼のただならぬ様子に、詩乃は戸惑いながらも、その約束を受け入れるのでした。
勇気ある告白と残酷な真実
夜、仕事を終えた詩乃が約束通り会議室へ向かうと、そこには篠原が一人で待っていました。彼は意を決したように、まっすぐに詩乃の目を見て問いかけます。
「最近、様子が変だよ。もしかして、社長と付き合ってるの?」
そして、彼は続けます。「もし、今付き合ってる人がいないなら…俺と、交際して欲しい」。それは、彼の誠実な人柄がにじみ出る、ストレートな愛の告白でした。
突然の告白に驚きながらも、詩乃は感謝の気持ちを伝えた上で、静かに真実を打ち明けます。「ごめんなさい。私、社長とお付き合いしています」。薄々感づいてはいたものの、本人から直接告げられた事実に、篠原は静かにそれを受け入れるしかありませんでした。
鋭い指摘と見抜かれた歪み
しかし、篠原の話はまだ終わりませんでした。彼は、心配そうな表情で言葉を続けます。
「春川さんが幸せだと思える交際なら、俺は何も言わない。でも、最近の春川さん、飲み会とかランチとか、俺だけじゃなく他の同僚の誘いも全部断ってるだろ?二人の関係性が、少し歪んで見えたんだ」
その鋭い指摘に、詩乃は思わず「ビクッ!」と体をこわばらせます。図星でした。彼の言葉は、彼女が心の奥底で感じていた「重さ」や「違和感」を、的確に言い当てていたのです。
しかし、詩乃も、そしておそらく篠原も気づいてはいません。この緊迫した会話の全てが、詩乃の腕時計に仕掛けられた盗聴器を通して、社長室にいる真司の耳へと筒抜けになっている可能性が高いということに…。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】24話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、篠原くんの男らしさと誠実さが光る、切なくも目が離せない回でした。彼がただ詩乃を好きなだけでなく、彼女の幸せを心から願い、その関係性の危うさまで見抜いていたことに、彼の人間としての深さを感じます。ストレートな告白は、本当に格好良かったですね。
一方で、詩乃が彼の指摘に動揺する姿には、胸が痛みました。彼女自身も、真司との関係が正常ではないことに気づき始めている。でも、恐怖や愛情から、そこから抜け出せないでいる。その葛藤がひしひしと伝わってきました。
そして何より恐ろしいのは、この一部始終を真司が盗聴しているであろうという事実です。詩乃を心配する篠原の優しい言葉すら、彼の耳には「自分たちの関係を邪魔する雑音」としか聞こえていないのでしょう。嫉妬に狂った真司が、篠原に対して次なる行動を起こすのではないかと考えると、恐怖で鳥肌が立ちます。篠原くん、どうか無事でいてくれと願わずにはいられません。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】24話のネタバレまとめ
- 篠原は詩乃に、仕事の後に会議室で会ってほしいと、真剣な様子で約束を取り付けました。
- 会議室で二人きりになった篠原は、詩乃に真司との関係を尋ねた上で、勇気を出して愛の告白をします。
- 詩乃は告白を断り、真司と交際している事実を打ち明けますが、篠原は二人の関係が「歪んで見える」と懸念を伝えました。
- この会話の一部始終が、真司によって盗聴されている可能性が非常に高く、篠原の身に危険が迫っていることを予感させます。
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